第5試合終了後、飯塚はお構いなしで地獄突きの発射体勢に入る。
ところが、そこへプロレスリング・ノアのシェイン・ヘイスト、マイキー・ニコルス、そして丸藤正道が現われて矢野を救出! 丸藤がトラースキックでTAKA、不知火でタイチを蹴散らした。
場内が騒然とする中、矢野は彼ら3人が1・4ドームで自分と組むXであると告白。「1月4日、楽しみにしとけよ、バカヤロー!」と勝ち誇った。
ここで丸藤がマイクを掴み、「新日本プロレスファンの皆さん、お久しぶりです。矢野通のパートナー“X”として、俺と、シェイン、マイキー、東京ドーム参戦させていただきます。よろしくー!」とファンに挨拶。
してやったりの矢野は、YTRアピールをファンと大合唱した。
——まさかの参戦、登場という事ですが
丸藤「まぁそうですね。NOAHのリングでは散々な事をやられた部分はあるんですけど、まぁそこはオレらも大人なんで。楽しそうな所があったら、いちレスラーとしてそこに参戦させていただく。まぁオレ新日本プロレスに上がらせてもらった事はあるけど、『TMDK』“シェイン”“マイキー”堂々とNOAHからこの東京ドームに参戦して、ある意味主役を奪ってやろうと思ってます。別に試合の順番うんぬんは関係無いから。とにかく俺達が一番目立つ。俺達NOAHが目立ちます」
——その自身は…?
丸藤「あるから来たんです。まぁ彼らの実力をオレは見て欲しい」
——矢野選手から誘いがあったと考えていいですか?
丸藤「そうだね。ハッキリ言って悩む所あったけど…まぁでも。プロレス界、そしてファンが喜ぶならば。まぁある意味色んなカタチで色んなカタチで刺激を受けていきたいなと。GHCのヘビー級王者がこういう動きに出ていいのかと言われたらそれは分からないけど。いいんじゃないの?楽しくなれば。そういうことです」
シェイン「すごく素晴らしい闘いになると思いますし、今日ここに来れて嬉しいです。考えると凄くワクワクする」
マイキー「矢野選手とは闘う立場にあったんだけど、こうして横に居る状態って言うのは凄く楽しみだ」
——新日本プロレスはどのように見てましたか?
マイキー「素晴らしい団体だと思うよ。こうやってプロレスリング・ノアを代表して出れるのを光栄に思うよ」
シェイン「自分たちが普段闘っている選手とは全く違う選手がいるから、そこで新しいことが出来るのが楽しみだな」