POWER STRUGGLE

日時: 2014年11月8日(土) 15:30開場　17:00開始
会場: 大阪・大阪府立体育会館
観衆: 7,500人（超満員札止め）

第8試合 60分1本勝負
NEVER無差別級選手権試合

(第5代チャンピオン)
(チャレンジャー)

境界線

17分15秒　垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

※石井智宏が初防衛に成功

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　10月25日後楽園ホールのタッグマッチに端を発した石井vs後藤のNEVER王座戦。
　
　序盤から激しいショルダータックル合戦、エルボー合戦が繰り広げられ、後藤が競り勝つ。そこから今度はチョップ合戦になり、石井が強烈なチョップをお見舞い。後藤が足元から崩れると、エルボー＆逆水平チョップ連射、ヘッドバットで追撃する。
　だが、後藤が強烈なキックを見舞い、串刺しニールキック、バックドロップ。さらに胸板へローキックを連射するが、石井が立ち上がる。すると、後藤がエルボーを連打していくが、石井がかまわず前に出て逆襲。
　石井の攻勢は続き、雪崩式ブレーンバスターで追撃。さらに、パワーボムの体勢に入るも、後藤がバックスープレックスで投げ捨て、ラリアット、地獄車。その後、両者がお互いにラリアットをブロックし、石井の延髄斬りを後藤がブロック。続いて石井がラリアットを2連続で受け止め、ラリアットをお返し。その後、両者が交互にラリアットを打ち合う展開となり、後藤が石井を倒す。しかし、石井がすぐに立ち上がってラリアットで反撃。そして、直後のラリアットが相打ちになり、ダブルダウンとなる。
　その後、両者が追走式ラリアットを狙って交錯し、そこから石井がなんと牛殺し。次のパワーボムは形が崩れたが、強引に押さえこむ。さらに石井は、コーナー最上段から雪崩式ブレーンバスターを敢行。しかし、フォールは後藤が跳ね返す。
　ここで石井がブレーンバスターの体勢に入るも、後藤がこらえ、“本家”牛殺しをお見舞い。ここからエルボー合戦になり、石井が左右の連打。すると、後藤が顔面にヘッドバットを浴びせるも、石井が延髄斬りで逆襲。
　その直後、ラリアットが4回連続で相打ちになり、後藤が5発目のラリアットで倒す。しかし、フォールは石井がカウント1で跳ね除ける。すると後藤は、裏牛殺し、牛殺しの連続攻撃で追い討ち。さらに、特攻ラリアットで石井をなぎ倒し、昇天の体勢に入る。
　だが、石井が後藤の背後へ着地し、ヘッドバットにエルボーを合わせる。そして、ヘッドバットで大きく吹き飛ばすと、カウンターラリアットからフォール。しかし、後藤がカウント1でキックアウト。
　すると石井は、スライディングラリアットを後藤へ叩き込み、垂直落下式ブレーンバスターで引導を渡した。
　
　試合後、真壁がリングへのぼり、石井と視殺戦を繰り広げた。

COMMENT

石井「ハァハァ、すべて2年前のアイツとのインターコンチから、俺のリベンジは始まってんだよ。どうせ覚えてねぇだろ? だからアイツによぉ、絶対負けるわけにはいけねぇんだよ。ここで負けたらよぉ、また振出しに戻るんだよ。だから負ける気は一切なかったよ。んで見ただろ、試合後。真壁だよ。驚いたか? お前らの思ってるNEVERはよぉ、俺がひっくり返す。俺が違うモノにするって言ったろ。昔あったNEVER、そんなもん今は姿がねぇんだ。俺が持ってるチャンピオンベルトこそ、NEVERなんだよ。だから真壁、IWGPも獲った、『G1』も獲った。俺にとっては絶好の相手だよ。あの真壁が二つ返事OKしたよ。やっぱアイツも俺の試合見て、あぁいう試合がやりてぇんだろ。今までアイツがいろいろ遺恨つくってよぉ、いろんなヤツとやってたけど、俺にはなんの印象もねぇ。俺にはなんにも印象がねぇ。だから真壁、俺が最高の相手になってやるよ。テメェがいっつも言ってる“本物のプロレス”、俺がテメェにみしてやるよ」

※後藤はノーコメントのまま田中に肩を担がれたまま控え室へ

真壁「（記者に呼び止められて）ン、なんだよ？　（NEVER王座に）挑戦？　あの野郎、チャンピオンだろ？　選択権はあの野郎にあんだろ？　まぁ、引けねぇよな、あんだけ言ったら。これがホンモノのプロレス？　謳ってくれんじゃなねぇか、この俺様の目の前でよ。上等だよ、この野郎。チャンピオンシップ組め。新日本（のオフィス）に言ってやるよ。チャンピオンが言ったんだ、いいだろ？　ぶちのめしてやる。それだけだ」