POWER STRUGGLE

日時: 2014年11月8日(土) 15:30開場　17:00開始
会場: 大阪・大阪府立体育会館
観衆: 7,500人（超満員札止め）

第7試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ

ヨシ・タツ
AJスタイルズ

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　10月13日両国国技館で電撃的に姿を現した元WWEのヨシタツこと山本尚史が、約6年9ヵ月ぶりに新日本プロレスへ参戦。両国大会で遺恨が勃発したAJと一騎打ち。
　AJのセコンドにはGFW社長のジェフ・ジャレットと、副社長のスコット・ダモールがついた。

　序盤、ヨシタツがAJの手を取ってロープを歩き、トップロープに座った反動を利用してアームホイップ。さらに、ヘッドシザースホイップ、フライングニールキックで追撃する。これでAJが場外に落ちると、ヨシタツはエプロンへ飛び出す。しかし、下からAJが逆襲。
　それでもヨシタツは鉄柵攻撃で巻き返すが、JJが追撃を妨害。リングへ戻ったAJが、バックブリーカー、スパインバスター、ボディスラム、ジャンピングニードロップ、キャメルクラッチなどで一方的に攻め続ける。
　劣性のヨシタツは、串刺し攻撃をかわして突破口を開き、延髄斬りで逆転。それでもAJは打撃ラッシュを繰り出すが、回避したヨシタツがミドルキック、ローキック、フラッシングエルボー。
　次にヨシタツは雪崩式ブレーンバスターに行くが、AJがすり抜け、スワンダイブフライングフォーアームで逆襲。だが、次のスタイルズクラッシュはヨシタツが回避し、変型パワーボムで叩きつける。
　ここでヨシタツはコーナー最上段へのぼり、妨害に入ったJJを蹴散らす。そして、リング内のAJへダイビングニールキックをお見舞い。そこからロープへ走るも、JJが場外から足を引っ張り、AJがブラディサンデーで逆転に成功。そこからスタイルズクラッシュをさく裂させ、ヨシタツを沈めた。

COMMENT

AJ「チャンピオンシップじゃないからって、何をしてもいいのか？　俺が彼を知っているって、誰が思ってるんだ？　とにかくこの夏の借りは返した。最後に立っていたのは俺だ」

ダモア（GFW副社長）「お前ら見ただろ？　アイツをやっつけたところを。あいつの実力では、俺たちのクラスには程遠い」

ジャレット「BULLET CLUBは止められない。闘いは始まっている」

ダモア「このオーサカでアイツをやっつけたんだ。ハッキリ１、２、３と数えられただろ？　俺たち自身でハッキリとカタをつけたんだ」

AJ「ケニー・オメガをニューメンバーとして迎え入れて喜びに浸っているところをぶち壊しやがって！　BULLET CLUBがさらにベストなチームになったところをぶち壊しやがって！　さらに大きな成功をつかむステップになったところをぶち壊しやがって！」

ジャレット「お前らは何をしたいんだ？　BULLET CLUBが一番であることに変わりないんだ」

ダモア「できることなら俺たちを止めてみろ！」

※ヨシタツはノーコメント
内藤「『G1 CLIMAX』で俺は、AJスタイルズに正々堂々と、真正面から勝ってるんですね。なのに両国、俺じゃなくて棚橋を選んだ。なんでだ、なんでだよ。理由はなんなんだよ。えっ、俺と闘うのが恐いのか? 俺にまた負けんのが恐いのか、AJ。ベルトは落としたかもしれない。でも前チャンピオンで、お客さんのハート掴んでて、いい選手だっていうのは、俺もすっげぇ知ってるんでね。AJ、もう1回シングルやろうぜ。俺も現状満足できないんでね。これを覆すのに、AJ、お前倒せば俺もう1回、上にいけるんじゃねぇかなって。俺はどうしてもIWGPを巻きたいんでね。AJ、どうだ? この程度の相手に負けっぱなしでいいのか? 負けたままでいいのか? AJ、シングルやろうぜ。いい返事待ってるよ、天才」