『鉄拳7 Presents BEST OF THE SUPER Jr.24』第11戦の後楽園ホール大会。いよいよ終盤に差し掛かったBブロック公式戦の第6戦と、Aブロックの前哨戦、さらには6月11日(日)大阪城ホールの前哨対決が組まれた。
オープニングマッチは、Jr.戦士とヤングライオンによるタッグマッチ。リー、TAKA、タイチは『SUPER Jr.』Aブロックに出場しており、リーとTAKAが次回の5月31日(水)大阪で当たる。
赤コーナーから海野が先発するも、青コーナーのタイチとTAKAはいずれもリングへ入らない。すると海野が怒って襲い掛かり、TAKAを場外に落とす。
これでタイチが仕方なくリングに入り、海野のエルボーを表情ひとつ変えずに受け切る。そして、カウンターローリングソバットを食らわせると、ボディスラムから強烈なローキックを3連発でお見舞い。
ここから海野はタイチ&TAKAの集中攻撃を浴び続けるが、タイチのアックスボンバーを回避し、ショートレンジドロップキックで逆襲。さらに、カウンタードロップキックで追撃し、ようやくリーとタッチする。
そのリーは、エルボー連打、串刺し低空ドロップキックでタイチに追い討ちし、乱入したTAKAにはキチンシンク、低空ランニングフロントキックを食らわせる。これでTAKAが場外に落ちると、リーはヘッドシザースホイップでタイチも場外へ追いやり、ノータッチトペコンヒーロでまとめて押し潰した。
リングへ戻ったリーは串刺し攻撃を狙うが、タイチが回避し、ジャンピングハイキックで報復。その直後、ショートタイツ姿に変身して放ったミドルキックはかわされるが、リーのマスクを掴んで青コーナーへ連行した。
これでリー対TAKAとなり、リーがTAKAをロープへ叩きつけ、その反動を利用してジャーマンスープレックスホイップ。これで海野の出番となり、コーナーでTAKAにエルボー連打。さらに、串刺しバックエルボー2連発、カウンターエルボーで追い討ちをかける。
続いて海野はTAKAを丸め込むが、形が崩れてしまう。それでも海野はすぐに逆エビ固めを極めるが、タイチがカット。
そのタイチをリーが分断する中、海野はスクールボーイ、首固めを矢継ぎ早に繰り出す。しかし、いずれもTAKAが跳ね返し、海野のハンマースルーを切り返してジャストフェースロック。これで一気にギブアップを奪った。
試合後、リーとTAKAは至近距離で激しく睨み合った。
タイチ「クソにもならねぇ試合はどうでもいいんだよ! 何でヅライガーは今日いねぇんだよ! アイツが休んで俺は休めねぇのか? 休ませろ、コノヤロー。なにハンデつけようとしてんだよ。何でヅライガーいねぇんだよ。何で俺らは試合組まれて、アイツはいねぇんだよ! 」
TAKA「年なんだよ。年だから休んでんだよ」
タイチ「ハンデつけようとしてんのか? そうまでして勝たせたいのか? 無理だよ! 何が正々堂々来いだ? 何が一人のレスラーとして来いだ? じゃあよぉ、俺はよぉ、反則負けでもしたのか、一回でもよぉ」
TAKA「文句あるならレフェリーに言ってくれ! 俺たちは俺たちの正攻法でやってんだから」
タイチ「誰だよ、ワンツースリー叩いてんのは? 俺か? 俺じゃねぇだろ? 試合は成立してんだ、(※手を叩きながら)ワンツースリーで。何が悪いんだよ、ちゃんと3つ獲ってんだよ、俺らは。それを正々堂々と? 一人のレスラーとして来いだ?」
TAKA「ハハハハハ!」
タイチ「だったらいいよ! だったらテメェは、“ライガー100%”で来いよ!」
TAKA「ハハハハハ!」
タイチ「好きなんだろ?(笑)」
TAKA「それで来たら正々堂々、鈴木軍の100%で行ってやるよ!」
タイチ「おぉそうだ、俺ららしく100%で行ってやるからよぉ、“ヅライガー100%”で来い! あの方がお前は強そうだったぞ」
TAKA「あと誰だ、俺の相手はよぉ? 今日やったヤツだよな? 俺はハッキリ何度でも言っとくけどよ、ルチャリブレ大嫌いなんだよ! メキシカン大嫌いなんだよ! マスク見ると破きたくなるんだよ!」
タイチ「アレは弱ぇから大丈夫だよ。アイツは弱かったよ。あんなのに負けるヤツの気が知れねぇよ」
TAKA「あと、小僧! オマエ、デビュー戦の方がよかったんじゃねぇのか?」
タイチ「おいライガー、何べんでもいいぞ。オマエに有終の美も何にもない。卒業? 引退だ! 引退試合は俺がやってやるよ。安心して眠れ。待ってるぞ、大阪。引退式、やってやる」
リー「これがルチャリブレだ。ウミノは俺のアミーゴだ。俺たち2人は、とても若い。そして、コラソン、気持ちも同じだ。お客さんには伝わったと思う。彼は次世代のルチャドールなんだ。だから心配するな、アミーゴ。とてもよかったよ(※海野の方を叩いた)」
海野 「あきらかに力が足りない。そんなの毎日やってて分かるけど、すごく悔しい。目標はヤングライオンを倒すことじゃない。これから先、どの先輩も倒して、必ずテッペン獲ります。もっと練習して出直して来ます。ありがとうございました」