鈴木軍のタイチとLOS INGOBERNABLES de JAPONのヒロムが、『SUPER Jr.』Aブロック公式戦で対決。前日(5月22日)の後楽園大会では、タイチがバックステージでヒロムを挑発。黒のショートタイツで新人時代を思い出させ、精神的に大きく揺さぶった。
まずはタイチがTAKAを伴って入場。続いてヒロムが登場し、阿部誠リングアナウンサーのコールを受けて青コーナーへのぼる。ところが、背後からタイチが急襲し、大混乱で試合がスタート。
そのまま2人は場外へ雪崩れ込み、タイチが黒のショートタイツを持ってヒロムを追い回す。そして、本部席のテーブルへ叩きつけ、スタンドマイクで殴打。
ここでTAKAがレッドシューズ海野レフェリーの注意を引きつけ、タイチが木づち攻撃をお見舞い。さらに、串刺しアックスボンバーで追い討ちをかける。
苦しくなったヒロムは、タイチをヘッドシザースホイップで投げて場外へ追い込み、エプロンからミサイルキックを食らわせる。
リングへ戻り、タイチがまたもやショートタイツを持ち出す。それをヒロムが受け取ってしばらく見つめ、体をガクガクと揺らしながら足を通そうとする。しかし、寸前で思いとどまり、タイチにトーキックを連射。
ところが、直後にヒロムはロングタイツの上からショートタイツを穿(は)き、ショートレンジドロップキックでタイチを射抜く。そして、ミサイルキックからフィッシャーマンズスープレックスホールドへ繋ぐ。
ここでヒロムはショートタイツを脱ぎ捨て、「つきあってやってたんだよ、バーカ!!」などと絶叫。そして、ショートタイツをタイチへ押しつけると、頬を何度も軽く叩いて挑発して行く。
しかし、タイチが強烈な張り手で報復し、ボディスラムから背中へ強烈なローキックを食らわせる。そして、場外で鉄柱攻撃を見舞い、パイプイスで滅多打ちにして行く。
リングへ戻ったタイチは、ヒロムの側頭部にミドルキックを浴びせる。そして、パワーボムからフォールに行くも、カウントは2。
するとタイチはタイチ式ラストライドを仕掛けるが、ヒロムが高角度ウラカン・ラナに切り返す。それでもタイチはラストライドに行くが、ヒロムが体勢を入れ替え、変型ブラックメフィストで突き刺す。
続いてヒロムはエルボーを浴びせるが、タイチが強烈なミドルキックで対抗。その後、ヒロムがトラースキックを見舞うと、タイチはジャンピングハイキックで報復。それでもヒロムはトラースキックを浴びせるが、タイチはすぐにカウンターハイキックを食らわせる。
ここでタイチは天翔十字鳳を炸裂させるが、ヒロムがフォールを跳ね返す。するとタイチはミドルキックを放つが、ヒロムがブロックし、エルボーでお返し。だが、タイチがミドルキックと強烈なエルボーで巻き返し、左右のエルボー連打から延髄斬り。
続いてタイチは天翔十字鳳に行くが、ヒロムがカウンタートラースキックをお見舞い。さらに、2連発で頭部を蹴ってタイチをダウンさせると、次はラリアットで吹き飛ばす。
ここでタイチはダイナマイトプランジャーでタイチを叩きつけ、デスバレーボムでニュートラルコーナーへ激突させる。そして最後は、TIME BOMBで決着をつけた。
試合後、TAKAがタイチを介抱し、至近距離でヒロムと睨み合った。