夏に開催された『G1 CLIMAX 24』を制し、1月4日東京ドームでIWGPヘビー級王座に挑戦する権利証を獲得したオカダが登場。『G1』公式戦で自分を破った内藤と対決。
　
　序盤、内藤がクリーンブレイクせずに張り手で不意打ち。その直後、同じような場面でオカダがクリーンブレイクすると、内藤がトーキックで奇襲。しかし、オカダがランニング低空フロントキックを食らわせ、レインメーカーポーズで挑発。
　これでオカダがペースを掴むと思われたが、内藤の張り手がクリーンヒット。これでオカダは足から崩れ、まともに動けなくなってしまう。
　オカダが場外に逃げると、内藤が強引にリングへ戻し、ランニングサンセットフリップで追撃。そして、オカダが動けないことをいいことに、トーキック連射、踏みつけ攻撃でいたぶる。
　内藤の攻勢は続き、ロープを利用したネックブリーカー、チンロックなどで追い討ち。しかし、ようやく意識がハッキリしたオカダが、フラップジャックで逆襲。
　次にオカダは、エルボー、フロントハイキック、串刺しバックエルボーで追撃。そして、内藤をコーナー最上段へ乗せ、ドロップキックで場外へ落とす。これで場外戦になり、オカダが鉄柵攻撃、串刺しフロントハイキック。さらに、鉄柵を悪用し、DDTで場外マットへ突き刺す。
　リングへ戻り、内藤がロープを利用したスイングDDTで逆襲。そして、ミサイルキックでオカダをコーナーへ追い込むと、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックで追撃。さらに、オカダのドロップキックをかわすと、反対に低空ドロップキックを浴びせる。
　次に内藤は串刺し攻撃に行くが、オカダが脱出し、リバースネックブリーカーで逆転。そこから正面飛びドロップキック、ヘビーレインに繋ぐ。それでも内藤はツームストンパイルドライバーを回避するが、オカダはすぐにDDT、ダイビングエルボードロップへ繋ぐ。
　ここでオカダはレインメーカーを仕掛け、抵抗した内藤をエルボースマッシュ3連打で黙らせる。だが、内藤がカウンタージャンピングエルボーアタックで逆襲し、雪崩式フランケンシュタイナー、ジャーマンスープレックスホールドと大技を連発。
　次に内藤はドラゴンスープレックスに行くが、オカダに阻止されたため、延髄斬りへ切り替える。しかしオカダは、次のジャンピングエルボーアタックを受け止め、レインメーカーを発射。これを内藤が回避してタックルでオカダを倒し、延髄斬り、裏投げ、グロリアとラッシュ。そして、コーナー最上段からスターダストプレスを繰り出すも、かわされて自爆してしまう。
　ここでオカダは再びツームストンパイルドライバーを仕掛けるが、内藤が激しく抵抗。そして、浴びせ蹴りで逆襲すると、ドラゴンスープレックスホールドで3カウントを迫る。
　しかし、次のグロリアからオカダが脱出し、背後からショートレンジドロップキックをお見舞い。そして、今度こそツームストンパイルドライバーで突き刺す。
　ここでオカダはレインメーカーの体勢に入るが、内藤が回避し、飛びつき前方回転エビ固めに行く。これをオカダが阻止してまたもレインメーカーを仕掛けるが、内藤が肩に飛び乗って高角度前方回転エビ固めを狙う。しかし、オカダが踏ん張ってこらえたため、内藤がトップロープへしがみつく。ところが、オカダがそこからクラッチを組み換え、高角度ジャーマンスープレックスホールド。そして最後は、レインメーカーで内藤を仕留めた。

オカダ「まぁなにもなければ、別にないで、失礼させてもらおうかな。次の試合、ほんのすこーしだけ、興味があるんだ。それはどっちが勝つかじゃねぇ。俺の対戦相手にふさわしい人がいるかどうか、ちょっとだけ見させてもらう。なにもないんだったらなぁ、さよなら」
——『G1』で負けた2人に勝って、オカダ選手の『G1』も終わりましたか?
オカダ「そうっすね。今年の『G1』はもう思い残すことなく、終わりました。ということで次は、東京ドームいかせてもらいます」

内藤「新日本プロレス、そして新日本プロレスファンの皆様。(新日本が)潰れなくてよかったね。オカダが勝ってよかったじゃん。これで新日本プロレスは安泰だ。…でもね、でも。こんだけ、潰れてもいいと。内藤を応援したいんだと、いう声すごい届いたんでね。すごい嬉しかった。でも、こんなんじゃ満足してらんないんでね。やっぱ俺は、このリングの主役に立ちたいし、皆に応援してもらった分、一つずつ一つずつ返していきたいんでね。今年の(ドームのメインを争う)闘いは終わりか？ドームはもうこれで終わりか？知ったこっちゃねぇよ。いいか。俺が居るんだ。俺は新日本プロレスのリングの上で勝ち続けるんでね。俺をどんどん応援してくださいよ。応援した分、2倍、3倍、10倍でお返ししますから」