5月の北米遠征でROH TV王者となったKUSHIDAが、3年ぶりの出場を果たすエル・デスペラードと激突。

　デスペラードはゴング前にKUSHIDAにスピアー。そのままストンピングを連発。しかし、続くロープワークを使った攻防では、KUSHIDAが顔面低空ドロップキック。そして、ラリアットでデスペラードを場外に落とし、トップロープに登る。しかし、デスペラードはすばやくリングイン。そして、戻ってきたKUSHIDAをうまく場外に落とすと、トップロープとセカンドロープのあいだを抜けてトペ・コンヒーロ。
　そこからデスペラードはKUSHIDAをイスに投げつけると、続いて鉄柱攻撃。そして、デスペラードは実況席のペンを足にしのばせると、さらにイスをリングに持ち込み、コーナーにセット。リングに戻ったKUSHIDAを、そのイスに叩きつけていく。
　続いてレフェリーの死角をついて、ペンをKUSHIDAの額に突き立てていく。KUSHIDAもエルボー、逆水平チョップで応戦するが、デスペラードはエルボーカット。そして、KUSHIDAのTシャツを脱がすと、それを用いて首を絞めていく。
　デスペラードはKUSHIDAの左ヒザをロープに固定すると、そこ目掛けてドロップキック。さらにKUSHIDAの左ヒザをグラウンドで攻め立てていく。
　しかし、KUSHIDAは前蹴りでデスペラードの動きと止め、側頭部にジャンピングキックを見舞い、さらにスワンダイブ式のドロップキック。そして、右ミドルを連発し、ハンドスプリングエルボー。さらに飛びつきDDTから、新必殺技のスモールパッケージドライバーを狙うが、デスペラードはディフェンス。そして、KUSHIDAの顔面をかきむしっていく。
　ここでデスペラードが蹴りを繰り出すが、KUSHIDAはそれをキャッチ。すると、デスペラードは開脚し、間を取ってからロープに走るが、待っていたのはKUSHIDAのローリングエルボー。だが、デスペラードもカウンターのスパインバスターで応戦。さらにKUSHIDAの左ヒザをマフラーホールドで痛めつけていく。
　続いてデスペラードはトップコーナーに登るが、KUSHIDAがハンドスプリングの要領でカカトをヒット。ここから両者はコーナー上でエルボー合戦。これを制したKUSHIDAはデスペラードの左腕にアームブリーカー。さらに雪崩式飛びつき腕ひしぎを決めるも、デスペラードはロープエスケープ。
　KUSHIDAは左腕にドロッキックを見舞うと、一気にホバーボードロックを仕掛けるが、デスペラードはグラウンドに持ち込ませず耐える。そして、その体勢のままKUSHIDAを振り回すと、レフェリーが突き飛ばされてしまう。
　そのまま、KUSHIDAはホバーボードロックを決め、デスペラードはタップアウトするが、ダウン状態のレフェリーは気づかず。KUSHIDAは自ら技をといて、レフェリーを抱き起こす。このスキにデスペラードはKUSHIDAのベルトを手にし、それで攻撃を狙うが、交わしたKUSHIDAはオーバーヘッドキック。そしてロープに走るが、デスペラードは捕獲し、ベルトの上にピンチェ・ロコ（リバースタイガードライバー）。　KUSHIDAはなんとかカウント2でキックアウト。だが、最後はデスペラードはギターラ・デ・アンヘルを炸裂させ、勝ち点2をゲットした。