KING OF PRO-WRESTLING
- 日時
- 2014年10月13日(月) 14:30開場 16:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 9,100人(超満員札止め)
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第5試合 60分1本勝負
IWGPジュニアタッグ選手権試合3WAYマッチ- (第38代チャンピオンチーム)
- (チャレンジャーチーム)
※TIME SPLITTERSが3度目の防衛に成功レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
序盤はKUSHIDA組のペースとなり、ロメロ組、マット組を圧倒する。ところが、シェリーのロープワークをコズロフが妨害し、一気に形勢逆転。シェリーの動きが完全に止まってしまい、ロメロとコズロフが集中攻撃を浴びせる。
その後、ロメロとコズロフが連携の乱れを巡って大モメになるが、すぐに仲直り。なおもコズロフがシェリーを痛めつけ、得意のコサックダンスキックを敢行する。
ところが、マット組が割って入り、ロメロとコズロフをリング上から排除。そのまま連携攻撃でシェリーを追い込んで行く。
その後も苦しい時間の続いたシェリーだったが、コズロフとロメロの頭をまとめて突き刺す。そして、マットをブレーンバスターで投げ捨て、ダウンしたままのコズロフを押し潰すと、ニックのニーアタックをマットへ誤爆させた。
これでようやくKUSHIDAの登場となり、マットにハンドスプリングエルボー。さらに、トップロープを支点にしたバク転キックでニックを場外へ追い込むと、シェリーがエプロンからジャンピングニーアタックをお見舞い。
さらにKUSHIDAは、低空ドロップキックでマットをダウンさせ、コーナー最上段へのぼる。ところが、そこから場外へダイブし、場外のニック、ロメロ、コズロフにプランチャを食らわせる。
リングへ戻ったKUSHIDAは、ホバーボードロックを仕掛けるも、マットが抵抗。そこにシェリーが入り、KUSHIDAとI-94を狙う。だが、コズロフが妨害。
ここでロメロ組がマットを捕まえ、連続串刺し攻撃を敢行。さらに、コズロフがマットをロープ上へ固定し、ロメロがスワンダイブミサイルキックを見舞う。そして、コズロフがスタナーでニックを排除すると、マットを捕らえてロメロとの合体技スワンダイブ式ダブルインパクトで叩きつける。
その後、KUSHIDAがハンドスプリングエルボーを繰り出すも、ロメロがカウンタージャンピングニーアタックで迎撃。しかし、KUSHIDAとシェリーは連携攻撃でロメロを黙らせる。
ここでKUSHIDAとシェリーが同時にプランチャを放つも、ロメロとコズロフが回避。その直後、ニックがロープに留まるマットを飛び越え、ノータッチトペコンヒーロを敢行。すると、ロメロが低空ドロップキックでマットを場外に落とし、コズロフがセカンドロープで踏み切ってノータッチトペコンヒーロを狙う。ところが、足を踏み外して転倒し、脚がロープへ絡まってしまう。コズロフがなんとか脱出したのち、マットがコーナー2段目からロメロたちへ向けてムーンサルトアタックを繰り出した。
コズロフ対マットの場面。マットがコズロフの串刺し攻撃をかわすと、ロメロが連続串刺しラリアット、カウンターラリアットを食らわせる。そこからコズロフがマットを担いでロメロを呼び込むが、ニックがロメロにトラースキック。
続いてマットがスピアーでコズロフを吹き飛ばし、ニックがカウンターでハイキックを見舞う。さらに、ニックの低空ランニングニーアタックから、マットがコズロフをフォール。
マット組の攻撃は続き、マットがコズロフをパワーボムホイップで投げ捨て、ニックが背後からキックを合わせる。そして、得意の合体スワンダイブパイルドライバーからフォールに行くが、ロメロ、KUSHIDA、シェリーが同時にカット。
ここでロメロがトップロープとセカンドロープのあいだで急停止するも、マットとニックがダブルトラースキックで転落させる。そして、コズロフにモア・バンク・フォー・ユア・バックを仕掛けるものの、KUSHIDAが妨害に入り、ニックをコーナーで釘づけにする。その直後、シェリーがフロントスープレックスでマットを投げ飛ばし、ニックを串刺しにする。
さらに、KUSHIDAがニックを場外へ追いやると、シェリーがトペスイシーダで分断。そしてKUSHIDAが、ジャパニーズレッグロールクラッチでコズロフから3カウントを奪取した。
COMMENT
KUSHIDA「ハァ、もう勝因はこんな小さな。なにがほかのチームと違うか? これね、レスリングですよ。たしかにフーリガンズ、ヤングバックス、素晴らしいチーム。ちょっと同じ時代に、あのタッグチームがあることが、ちょっと誇らしいっていうか。だけど、根本的にあるのは、俺たちは飛んだり跳ねたりするだけのチームじゃない。レスリングが根底に流れてる。飛んだり跳ねたり軽いジュニアと同じにしないでもらいたいですね。次はこんだけジュニアの素晴らしいタッグチームがいるのなら、例年通りだったらトーナメント、リーグ戦。ただ、リーグ戦に冠がついてないっすね。これまたどういうことか、また今年2年ぶりに優勝して、開催されるのであれば、タッグリーグ、タッグトーナメントを盛り上げたいっすね」
シェリー「今日、俺たちの相手は2チームだったが、次のシリーズはもっとたくさんのチームと闘う。タッグチームチャンピオンとして、もっと多くのチームがかかってこい。トーナメントをやろうじゃないか。メキシコ、カナダ、アメリカ、どこの世界からでもかかってこい。オマエラハ、モウ、シンデイル」
ニック「今日はまったくもって悪い日だ。運が悪かったとしか言いようがない。それに加えて時差ボケも激しいんだよ…だから体調は万全じゃなかったんだ。ベルトを持つのに相応しいのは俺たちヤングバックスだ!」
コズロフ「俺たちは今日の試合で負けた訳ではない。だから、失望なんてしてない」
ロメロ「俺たちこそ新日本でNo.1のタッグチームだ!そして世界でも、No.1だ。あっちで喜んでるチャンピオンチーム、今の喜びは束の間のぬか喜びになるだろう。次は俺たちがリベンジしてやるよ。そして、本当に強いチームが『フォーエバー・フーリガンズ』だって所を見せつけてやるよフォーエバー!フォーエバー!!フォーエバー!!!」