DESTRUCTION in KOBE

日時: 2014年9月21日(日) 15:00開場　16:00開始
会場: 兵庫・神戸ワールド記念ホール
観衆: 8,000人（超満員）

第8試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　真壁と後藤の遺恨決着戦。5月25日横浜で行われた棚橋＆真壁vs後藤＆柴田では、後藤のミドルキックで真壁がアゴを負傷した経緯がある。
　
　ゴング直後の睨み合いから、激しいエルボー合戦が勃発。そこから後藤がショルダータックルを連発するも、真壁がことごとく受け止める。
　しかし、後藤がラリアットで真壁をなぎ倒し、場外で鉄柵攻撃。リングへ戻ると、串刺しニールキックで追い討ちをかけ、真壁のアゴに大ダメージを負わせる。
　後藤の攻勢は続き、チンロック、ヘッドシザース、ブレーンバスターなどで追い討ち。そして、ミドルキックを放つも、真壁が蹴り脚をキャッチし、ショートレンジラリアットで逆襲。
　さらに真壁は、パワースラム、串刺しラリアット2連発、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドと猛攻。それでも後藤が反撃に出ると、カウンターラリアットでなぎ倒す。そして、場外で鉄柵攻撃を2連発で敢行。
　リングへ戻り、真壁が追走式ラリアット、ローリングラリアットを相次いで阻止。しかし、後藤が牛殺しで巻き返し、串刺しニールキック、バックドロップで追撃。
　その後、ラリアットが2連続で相打ちになり、3発目のラリアットで真壁が競り勝つ。そして、キングコングパワーボム、キングコングデスバレーボムに繋ぐと、コーナー最上段へのぼる。
　ところが、後藤が立ち上がり、真壁の頭部へヘッドバットをお見舞い。そして、その体勢から牛殺しで叩きつけると、PK、裏牛殺しと大技を連発。
　次に後藤は昇天を仕掛け、抵抗した真壁の顔面にヘッドバットを食らわせる。それでも後藤は再び昇天に行くが、脱出した真壁が袈裟斬りチョップ、ダブルスレッジハンマーで逆襲。さらに、ジャーマンスープレックスホールドで3カウントを迫る。
　これを後藤が返すと、真壁が後頭部にラリアットを見舞い、スパイダージャーマンの体勢に入る。そして、抵抗する後藤の頭を鉄柱に叩きつけて沈黙させると、改めてスパイダージャーマンを敢行。そこからキングコングニードロップを投下し、後藤を葬った。

COMMENT

真壁「一丁あがりだ。恨み？　むかつき？　そんなもん、とうに超えてんだよ。あのヤロー、再三アゴ狙ってきて。当然だよな、いいんじゃないの？　勝機を見い出そうとして。だけどよ、この俺には通用しねぇ。前にも言ったよな、とうに治ってんだよ、バカヤロー。でも、あのバカヤロー、さすがに体重あるから効いてくんな。まぁ、そんなもんだよ。なんであろうと俺、あのヤローぶっ潰すことしか念頭になかったからよ。あとはよ、後藤にしたって誰にしたって、この俺を狙ってくんのが一番早いだろ？　手っ取り早いだろ？　名前上げんだったらよ。ドンと来いだ、バカヤロー。俺、やすやすとテメェらの踏み台にならねぇからよ。あと、なんかあるか？　（『G1』開幕戦の）リベンジだよな。俺、借りは返す、誰が相手だろうと、借りは返す。ほかにもいっぱいいるだろ。俺が調子悪いといいながら、俺から白星取ったヤツいるだろ。まずは第一歩だ、今日はよ。そんなの通用しねぇんだ、俺には。何度言わすんだよ。チャンピオンになりてぇとか、そんなもんじゃねぇんだ。この新日本プロレスのくだらねぇヤツはみんな淘汰していくから。それだけだ。そんなに俺のこと写真撮ったって、しょいがねぇだろ。鼻血も出るしよ、前歯折られえるし、どういうことだって！　いい男が台無しだ。しっかり写真撮っとけよ。いい男が台無しだって。そうでもないって？　まぁ、とりあえず積年の恨み、『G1』から続く、５月からか、まぁ一つ返したからよ。あとは次のヤツ。全部、引っ繰り返してやるからよ。いやぁ、後藤のヤツ、筋肉量増えてんな。筋肉量が増えてるから辺りが強ぇわ。前にも増して相手を持ち上げる力が強くなってる。だからこそ、俺にケンカ売ってくんだろうけどな。そうは問屋が卸せねぇから。おととい来やがれ。気持ちいい。何が気持ちいいかって、派閥闘争とか因縁とか関係ない。俺の一方的な逆恨み（それを返したから）」

後藤「ハァハァ、いやぁ強いよ真壁。あれだけの力、本隊にあるのによぉ。オイ、今日見てみろよ、本隊の人間誰一人として、タイトル戦線に絡んでねぇじゃねぇか。いつから新日本プロレス、外国人天国になったんだ? こんなんじゃダメだろオイ。いまこそ本隊、一致団結するときじゃねぇのかよ。俺は許さねぇぞ、今のこの状況。今に見てろテメェら」