DESTRUCTION in KOBE

日時: 2014年9月21日(日) 15:00開場　16:00開始
会場: 兵庫・神戸ワールド記念ホール
観衆: 8,000人（超満員）

第6試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ

飯伏幸太
タマ・トンガ

内藤哲也
AJスタイルズ

境界線

12分57秒　フェニックススプラッシュ→片エビ固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　IWGPヘビー級王者AJが登場。元IWGP Jr.ヘビー級王者の飯伏とタッグ対決。夏に開催された『G1 CLIMAX 24』の公式戦では、内藤がAJに勝利している。
　
　飯伏とAJの先発で試合が始まり、激しいエルボー合戦を展開。そこから飯伏が打撃ラッシュを打ち込み、ロープへダッシュ。すると、控えのトンガがトップロープをずらして飯伏を場外へ落とす。
　しかし、内藤が飯伏を救出し、飯伏がAJにローリングソバット。さらに、内藤が低空ドロップキックで続くと、飯伏がその場飛びシューティングスタープレスで押し潰した。
　飯伏対トンガの場面。飯伏がトンガを場外に追いやり、AJにフロントハイキック。そして、ロープに走るも、トンガが場外から足を引っ張って妨害。ここからAJ組が飯伏を逃がさず、トンガがチョーク攻撃、パンチ攻撃、AJがジャンピングフィストドロップなどでいたぶり続ける。
　その後もAJとトンガの合体ブレーンバスタースラム、トンガの串刺しジャンピングボディアタックなどで苦しんだ飯伏だったが、ドロップキックでトンガに逆襲。
　タッチを受けた内藤が、カウンタードロップキック、ミサイルキックでAJに追撃。さらに、AJを踏み台にしてエプロンへ飛び出すと、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックを浴びせる。
　すると、AJが打撃ラッシュを繰り出すが、内藤が延髄斬りをお見舞い。しかし、直後にAJがオーバーヘッドキックで巻き返した。
　飯伏対AJの場面。飯伏がミドルキックでAJを倒し、その場飛びムーンサルトプレスを繰り出す。しかし、AJが両膝を立てて迎撃。
　飯伏対トンガとなり、飯伏がジャーマンスープレックスホールドで先制。それでもトンガが変型ヘラクレスカッターカッターで反撃するが、内藤がジャンピングエルボーアタックで黙らせる。その直後、AJが内藤へスワンダイブフライングフォーアームを見舞うが、飯伏がスワンダイブミサイルキックでAJを蹴散らす。
　さらに飯伏は、ラリアットでトンガを吹き飛ばし、トンガをコーナー最上段へ乗せる。これをAJが妨害するも、飯伏が強烈なミドルキックで排除。そして、内藤がロープ際のラリアットでAJを場外に落とす。
　その後、トンガがフライングボディアタックで飯伏に逆襲。しかし、飯伏が強烈なハイキックを食らわせ、フェニックススプラッシュで勝利を収めた。

COMMENT

内藤「このタッグは勝率10割だから。今日は俺自身も飯伏とAJの絡みが見たかったんですね、しっかり見させてもらいました。その上でやっぱり俺は、今年ドームのメインイベントにいけなかったんで、来年の東京ドームは、俺は必ずメインイベントに立ちたい。そのためにはAJの持つIWGPなのか、オカダの持つ挑戦権利書なのか、どっちもいけるけど、でも明日もまたAJとの闘いが組まれてるんでね。ここはきっちりAJに狙いを絞って明日しっかり結果を出したいと思います。横にゴールデン・スターはいるけどね。俺が東京ドームのメインイベントに立ってみせます。なぜなら、新日本プロレスの主役は俺なんで」
飯伏「疲れましたね」
——AJの印象はいかがですか?
飯伏「まぁ正直絡む部分ではあまりなかなかなかったというか、自分からもっとガツガツいけば良かったですけど。そのヘビーの闘い方とか、まだ自分のなかでやっぱりまだ慣れてないというか、つかめないところがたくさんあるんで。去年『G1』も出たし、それからもヘビー級とは何人も闘ってきましたけど。まだやっぱり本当の自分のMAXを出せる絡みまでいってないんで、やっぱり自分を全部出せるようにこれから頑張っていきたいと思います。もっともっとAJとかと絡みたいっすね。絡ましてもらいたい。もっと強くなりたいです。まだまだ伸びしろはあるんじゃないっすか」
——AJ選手はヘビー級の中では、体格が小さいほうですが、実際に上がってみると違いましか?
飯伏「エルボーにしても全然重さが違いますね。たぶん見てもわかったと思うんすけど、自分のエルボーとはやっぱり重さが違う感じが自分でしたんで。単純にファンに言われるのは、やっぱりラストライドとかはそんなに指摘されないっすよ。やっぱり打撃がまだ軽いのか、まだその部分が納得させられてないというか、自分でも納得してないし。もっともっとガンガンいきたいっすね」
——それはヘビー級と体で体感していくしかないですか?
飯伏「もうほんと実践だけです。あとは試合をやればやるほど上がっていけると思うんで。それぐらいですかね。ドンドン試合したいです」

※タマに肩を貸して引き揚げてきたAJは、そのままコメントを出すことなく、控え室に続く扉の向こうに消えていった