DESTRUCTION in KOBE
- 日時
- 2014年9月21日(日) 15:00開場 16:00開始
- 会場
- 兵庫・神戸ワールド記念ホール
- 観衆
- 8,000人(超満員)
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第5試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- (第68代王者)
- (挑戦者)
※KUSHIDAが初防衛に失敗、田口隆祐が第69代IWGPジュニア王者となる。レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
グラウンドの攻防のあと、田口がリープフロッグ&後転。しかし、KUSHIDAが側転で軌道を変え、低空ドロップキックを発射。これを田口がかわしてアンクルホールドに行くが、KUSHIDAが下からのキックで抵抗。そして、ホバーボードロックを狙うが、回避した田口がいきなりどどんをさく裂させる。
場外戦になり、田口がKUSHIDAの膝を鉄柱へ叩きつける。そして、リング上では低空ドロップキックから足4の字固めを極める。
苦しくなったKUSHIDAは、オーバーヘッドキックで逆転に成功。そこからトップロープを支点にしたバク転キック、エプロンからの延髄斬りに繋ぐ。そして、スワンダイブ攻撃を繰り出して足から着地するも、踏ん張りがきかずにダウンしてしまう。
それでもKUSHIDAは、田口の左腕に低空ドロップキックを見舞い、腕ひしぎ逆十字固めで追撃。そして、ハンドスプリングエルボーからホバーボードロックを狙うが、田口がいち早く脱出し、延髄斬りで逆襲。
次に田口はどどんを仕掛けるが、KUSHIDAが前方回転エビ固めに切り返す。これを田口がさらに回転し、アンクルホールドで捕獲。それでもKUSHIDAが下から丸め込むと、田口は反対に回ってKUSHIDAを押さえ込もうとする。だが、KUSHIDAがさらに前方へ回り、回転羽折り固め。さらに、横に反回転して3カウントを狙う。
これをクリアした田口は、どどんの体勢に入るが、KUSHIDAが反転して正面から組みつき、フロントネックロックで反撃。それでも田口は、その体勢からブレーンバスターで投げ、スリーアミーゴを開始。すると、KUSHIDAが3回目のブレーンバスターから脱出し、延髄斬りをお見舞い。
その後、KUSHIDAがコーナー最上段からムーンサルトプレスを敢行するも、田口が両膝を立ててブロック。そこからエルボー合戦を挟み、KUSHIDAが田口の腕にミドルキック連射。すると田口は、KUSHIDAの膝にストンピングを連射。それでもKUSHIDAは、ショルダーアームブリーカーで巻き返し、ホバーボードロックを極める。
田口がもがいてロープへ近づくと、KUSHIDAが回転して中央に引き戻す。ところが、田口がアンクルホールドに切り返し、ニークラッシャーからなおもアンクルホールド。
それでもKUSHIDAが抵抗すると、田口はどどんスズスロウンをお見舞い。そして、改めてアンクルホールドを極めてグラウンドに持ち込み、KUSHIDAを屈服させた。
試合後、田口が握手を求めるも、KUSHIDAが拒否して張り手。しかし、田口が再び握手を求めると、KUSHIDAがその手を握った。
ところが、突如としてTAKA、タイチ、デスペラードがリングへ乱入し、田口とKUSHIDAを襲撃。そこにシェリーが現われるも、返り討ちにされてしまう。
大ブーイングの中、タイチたちはお構いなしで田口に暴行。場内は「帰れ」コールに包まれた・・・。
COMMENT
TAKA「ぬるいんだよ、お前ら。(デスペラードをイスに座らせて)オイ、次期2冠王だ! あさって岡山でだな、ジュニアタッグ獲って、その次、シングルもいただくからよ。次期2冠王だ! なぜこいつが鈴木軍に来たか、教えてやれよ」
デスペラード「ビックリしたよ。またあんなつまんねぇ試合してんだな。全然、強さのかけらもねぇよ。怖さも感じねぇ。終わってみてよ、結局、地面に突っ伏してるのは誰だった? 新しいチャンピオンも古いチャンピオンも寝てんじゃねぇか。誰がやった? 俺たちだよ、鈴木軍だよ。俺たちが勝つんだよ」
TAKA「次期2冠王だ。今のうち写真撮っとけよ」
デスペラード「ベルトがないのは今だけだ。次、よく覚えとけよ」
タイチ「最初からホセ(デスペラード)がやるって言ってたのに、誰だ、先に田口やらせてよ。いいかホセ、こいつが(ベルト)獲る。獲ったら、次、俺だ」
TAKA「じゃあ、その次、俺いくぞ」
KUSHIDA「(床に倒れこむ)ハァハァ、ガソリンぶちまけて、そこに火つけて、ギスギスして、新日本プロレスジュニア今までと同じじゃなにも変わんないっしょ。負けたけど、泣き言ってらんねぇよ。デスペラードだな、覚悟しろよ。岡山、肩もげるぞオイ」
——田口選手は変わっていましたか?
KUSHIDA「それは見る人の判断だから、どうこう俺は言うつもりはないっすよ。ただ、勢いつけた俺に勝ったんだから、今までの田口隆祐じゃ、なんも変わんねぇんだから」