Road to DESTRUCTION
- 日時
- 2014年9月19日(金) 17:00開場 18:00開始
- 会場
- 三重・桑名市体育館
- 観衆
- 1,800人(満員)
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第4試合 30分1本勝負
レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
両者の先発で試合が始まり、素早いロープワークから田口がドロップダウン。しかし、KUSHIDAが冷静に低空ドロップキックを浴びせた。
棚橋対キャプテンの場面。キャプテンがショルダータックルでなぎ倒し、頭部にパンチを連射。だが、棚橋がカウンターバックエルボー&フライングボディアタックの連続攻撃で巻き返した。
それでもキャプテンはジャンピング攻撃を繰り出すが、KUSHIDAと棚橋にあっさりかわされてしまう。これでキャプテンの動きは完全にストップし、KUSHIDAが側転からの低空ドロップキック、首4の字固め、棚橋が串刺しフライングボディアタック、ダイビングサンセットフリップなどで攻め立てる。
追い込まれたキャプテンは、ジャンピングショルダータックルでKUSHIDAと棚橋をまとめて吹き飛ばし、ようやく自軍コーナーへ帰還。スイッチした田口も、セカンドロープからのバックエルボーでKUSHIDAと棚橋を同時になぎ倒す。
その後、田口が三角飛びミサイルキックを狙うも、KUSHIDAが回避し、ミドルキック3連発、ハンドスプリングエルボーで逆襲。そして、ホバーボードロックを繰り出すが、田口が脱出して延髄斬り。すかさずアンクルホールドに行くも、KUSHIDAが下からのキックで抵抗し、オーバーヘッドキックで黙らせた。
それでも田口は、替わった棚橋に三角飛びミサイルキックをお見舞い。これでキャプテンの出番となり、串刺しバックエルボー、アトミックドロップで棚橋に追撃。さらに、スリングブレイドをかわしてヒラボトムで叩きつけると、ダイビングヘッドバットを命中させる。
次にキャプテンはカリビアンデスグリップを繰り出し、カットに入ったKUSHIDAに地獄突きを見舞う。そして、棚橋にも地獄突きを食らわせると、再びカリビアンデスグリップを狙う。ところが、回避した棚橋がスリングブレイドで逆転。
ここでKUSHIDAがプランチャで田口を分断すると、棚橋がハイフライフローでキャプテンにとどめを刺した。
試合後、棚橋は1度だけエアギターをかき鳴らし、ファンの大声援を受けつつ退場した。
COMMENT
KUSHIDA「あと前哨戦あって、タイトルマッチふたつ。俺は新日本プロレスのJr.を上にあげる動きを止めてられないからね。田口隆祐に何を言われようが、俺の志は 誰に何を言われようが、止まらないから。必ず新日本プロレスのジュニアを、結果とともに内容を残して、上に押し上げたいですね」
——新日本Jr.の歴史においてもシングル&ジュニアの二冠王者はほとんど見当たりません。ある意味、新しい歴史を紡いでいる最中ですが・・・。
KUSHIDA「そうですね。でも、ベルトを獲っただけじゃ、何も歴史は生まれてないから。(ベルトを)獲ってから何をするか。田口隆祐に新日本プロレスのファンが思いを乗せる気持ちはわかります。だけど、その思いを乗せる気持ちっていう刺激がなければ、いつまでたっても(新日本Jr.は)今のままだから。これ以上、前進するためには、神戸、そして岡山も重要な闘いだと思ってます。とにかく新日本プロレスのJr.を押し上げます よ。(ヘビー級に)負けてられませんよ」
田口「あと2日。コンディションはいいんで。毎試合、ちょっとずつ腕を極められて、ちょっとダメージは残ってきたかなって。でも、向こうにはアンクルホールドを同じように決めてるんで。同じような感じかな。腕と足で、どっちが先に悲鳴を上げるのか。ちょっと、最近のJr.のタイトルマッチとは、また違った内容になるんじゃないかな。テクニックで勝負する見ごたえある試合になると思います」
——王者としてのKUSHIDA選手は、田口選手の目にどう映ってます?
田口「チャンピオンになってからも、進化し続けるっていうか、発言するだけじゃなく、それに見合った力をつけてきている。(今シリーズも)開幕戦と今とではさらに成長してる感じもするし。僕はさらにコンディションを上げていきます」
※キャプテンはノーコメント