9月21日神戸で行われる真壁vs後藤、IWGP Jr.戦KUSHIDAvs田口のダブル前哨戦。
　
　KUSHIDA対田口の場面。素早いロープワークから田口がドロップキックでKUSHIDAを場外に落とし、腰振りトペフェイントで場内を盛り上げる。
　本間対キャプテンの場面。キャプテンがカウンターショルダータックルを浴びせるも、ジャンピングショルダータックルは簡単にかわされてしまう。すかさず本間が小こけしを繰り出すが、今度はキャプテンが回避。
　ここから本間が孤立する展開となり、内藤がトップロープ越しの串刺し低空ドロップキック。さらに、田口がボディスラムで投げ捨て、変型小こけし、ギロチンドロップをお見舞い。
　一方、真壁と後藤が場外で番外戦を繰り広げ、後藤が鉄柵攻撃。リング上では、キャプテンが地獄突き、内藤がランニングサンセットフリップで本間に追撃する。
　その後、内藤がコーナーを駆け上がってスイングDDTを狙うが、本間が踏ん張り、その体勢からブレーンバスターで逆襲。
　タッチを受けた棚橋は、内藤に対してフライングフォーアーム、ダイビングサンセットフリップ。さらに、スリングブレイドを狙うも、回避した内藤が低空ドロップキックで反撃。
　棚橋対田口となり、棚橋がカウンターバックエルボー、フライングボディアタックの連続攻撃。これでKUSHIDAが登場し、低空ドロップキック、バックブリーカー、ムーンサルトプレスとラッシュ。そして、ホバーボードロックを繰り出すも、田口がラ・マヒストラルに切り返す。
　次に田口はどどんの体勢に入るが、KUSHIDAが前方回転エビ固めに切り返す。これを田口が返し、さらに回転してアンクルホールドを極める。だが、KUSHIDAが立ち上がり、延髄斬りで逆襲。
　真壁対後藤の場面。ラリアットが2連続で相打ちになり、3発目のラリアットで真壁が打ち勝つ。そして、串刺しラリアット、頭部へのパンチ連射で追撃すると、後藤の追走式ラリアットとローリングラリアットをブロック。しかし後藤は、カウンター牛殺しで逆転に成功。
　真壁対キャプテンの場面。キャプテンがヒラボトムで叩きつけ、コーナー最上段からダイビングヘッドバットを繰り出す。しかし、真壁がかわして自爆させ、ラリアットで反撃。
　その後、田口が真壁にミサイルキック、KUSHIDAが田口にハンドスプリングエルボー。さらに、棚橋が内藤、KUSHIDAが田口へ同時にプランチャを見舞う。そして、後藤が真壁にカウンターラリアットを浴びせるも、真壁が両腕ラリアットでキャプテンもろともなぎ倒す。
　さらに、本間がこけしでキャプテンに追撃し、最後は真壁がキングコングニードロップで決着をつけた。
　
　試合後、真壁と後藤がロープを挟み、激しく言い争った。

真壁「オイ後藤、あんま調子乗ってんじゃねぇぞバカヤロー、コノヤロー。テメェはよぉ、なに言ってるかわからねぇけど、いいか、横浜アリーナでこの俺様の顎やられたのは否定できねぇ。そして、開幕戦、テメェのヘッドバットでやられたのも言い訳つかねぇ。だからこそだろバカヤローが、だからこそこのシリーズ、完璧なリベンジをテメェにお見舞いしてやる。いいか? なんべんも言ってやる。試合の勝った負けた? そんなことはどうだっていいんだ。レスラーとしてのよぉ、価値をよぉ、テメェのねぇ価値をよぉ、さらに引き下げてやるから覚悟しとけコノヤロー。いいか、オメェが歩んできたくだらねぇ、やんわりとした道。オイ、この俺様のいばら道と比べてみろテメェ。比較になりゃしねぇんだよバカヤロー。オイ、テメェを地獄に送ってやる、覚悟しとけそれだけだ」
本間「やっぱさぁ、強ぇヤツと組んでると俺自身負けねぇなと思った。やっぱ今日ほど、俺自身が強くなんなきゃならねぇと思ったときはねぇなほんとに。やっぱ心強いし、強い人と組むと。やっぱでもねぇ、最終的にはこけしが出ればすべてオッケー。こけし イズ ハッピーだ」
KUSHIDA「田口隆祐、スタンスは理解できるよ。けど、それで伝わんのか? 俺がこんだけ言って言って、伝わんないものもあるんだよ。言わないで伝わるわけねぇだろ。俺はいつまでも、昔の新日ジュニアと比べられたくない。そんなのイヤだから」
棚橋「やっと、やっと15日に柴田と。まぁ日々シリーズ全力でやってるけど、悔しいけど、言いたくねぇけど、俺のモチベーションは100%は今、柴田でできてる。そんぐらいかけてっから。15日叩き潰すし、そして神戸でも叩き潰す」
 
後藤「真壁、かまってほしいんだろ? かまってやるって言ってんだろ。オイ、ただし今回限定でな。俺の目はもう東京ドームに向いてんだよ。お前にかまってられる時間はない。ないんだよ」
田口「クッシー、神戸まで残り時間わずか。それまでチャンピオンベルトを磨いて、待ってくれ。ピッカピカなベルトを神戸でもらって、ジュニアはクッシーに引っ張ってってもらいます。今日はね、本間さんがちょうどいいとこいたんで『電動こけし』披露させてもらいました。ちょっと初めて使ったんで、初めてのおもちゃ使ったんでね、使い方、要領がうまくいかなかったですけど、次はしっかりいかせてみせます」
内藤「このシリーズ、俺テーマないかもしれない。でも俺の中で、優勝者はオカダであったり、IWGPチャンピオンAJスタイルズ、そのへんを俺はしっかり見据えてるんで。オカダはアンダーソンとやんか。 AJは誰とやるんだ? AJに勝ってるオカダ、棚橋、内藤。棚橋がいきそうな雰囲気? オイ、ふざけんな。俺を忘れんな。このシリーズ前半ずっと棚橋と反対コーナーにいて、今度後半も反対コーナーで試合するし。そして岡山では棚橋と組んで、AJスタイルズと直接あたれるんでね、そこでしっかり俺の存在感を出して、俺はAJスタイルズのIWGPに狙いを定めたいと思います」
※キャプテンはノーコメント