Road to DESTRUCTION

日時: 2014年9月5日(金) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 2,015人（超満員札止め）

第5試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ〜飯伏幸太・新日本プロレス復帰戦〜

本間朋晃
飯伏幸太

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　後半戦のTV解説として、永田が放送席に登場。そこから始まった第5試合は、7月5日後楽園の試合中に負った脳震とうの影響で欠場していた飯伏が、新日本プロレスへ復帰。また、この一戦は、9月21日神戸で行われる真壁vs後藤の前哨戦でもある。
　
　因縁のある真壁と後藤が先発し、真壁がブレイクを無視して不意打ち。さらに、ショルダータックルで吹き飛ばす。しかし後藤は、アームホイップで巻き返し、ショルダータックルをお返しした。
　本間対飯伏の場面。本間の小こけしを飯伏が回避し、ローキックをお見舞い。そして、その場飛びムーンサルトプレスを繰り出すも、本間が両膝を立ててブロック。
　すかさず真壁が飯伏を捕らえ、本間と共に場外ハイジャックパイルドライバーを食らわせる。これで飯伏は完全に動きが止まってしまい、真壁がボディスラム、本間がネックブリーカー、逆片エビ固め、真壁がブレーンバスターなどで一方的に攻め立てる。
　苦しくなった飯伏は、カウンタードロップキックで真壁に逆襲。ようやく出番となった後藤が、エルボー連打、串刺しニールキック、バックドロップで真壁に追い討ちする。
　その後、真壁と後藤はエルボー合戦を繰り広げ、ラリアット合戦に発展。これを制した真壁が、串刺しラリアット、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドで巻き返す。だが、後藤はカウンター牛殺しで逆襲した。
　本間対飯伏の場面。飯伏が打撃ラッシュで本間を倒し、その場飛びシューティングスタープレス。そこからブレーンバスターを仕掛けるが、本間が反対に投げ飛ばす。
　続いて本間は、逆水平チョップ連射、串刺しジャンピングエルボー、フェースクラッシャー、小こけしとラッシュ。そして、真壁とのサンドイッチラリアットからロープへ走るも、飯伏がフランケンシュタイナーで逆襲。
　しかし本間は、追走式バックエルボー、ラリアットで逆転。そして、コーナー最上段からこけしを繰り出すも、飯伏にかわされて自爆してしまう。
　それでも本間は、こけしアタックで飯伏を吹き飛ばすが、直後に後藤が顔面にヘッドバットを見舞い、飯伏がジャーマンスープレックスホールドで3カウントを狙う。
　これを本間が跳ね返し、ホンマクラッチで逆襲。しかし、キックアウトした飯伏が、側頭部にハイキックを浴びせる。これで本間がダウンすると、フェニックススプラッシュで勝負を決めた。
　
　試合後、真壁と後藤はなおも激しい場外乱闘を展開。ゴングが激しく乱打された。

COMMENT

後藤「まだ足りねぇな。まだ足りねぇ。『G1』でキッチリ見せただろ。オイ。何度やっても同じだ。負ける気はしない」

飯伏「復帰戦、新日本プロレスでの復帰戦。まぁ自分が獲れてホントよかったです。嬉しいっす。まぁ頭の方も全然ダメージ残ってないし、まぁほぼ、いや“ほぼ”じゃないっすね。もう、完治。完治しました。動きを見ても分かると思うんですけど、完治。完治しました。まぁ、そうですね。できるだけこれからは『ヘビー級』。ヘビー級で闘えればいいかと思ってます」

——ここ(後楽園ホール)でケガをされましたが、怖さはなかったですか？

飯伏「正直、まったく覚えてないんで。全く覚えてないっすね。まぁ、ここで言うのも何ですけど、1回やっぱり“DDT”の方で復帰してるんで。リングでの怖さとかは全く。全くなかったですね」

——今日は試合を終えていかがですか？

飯伏「やっぱり気持ちよかったですね。でもやっぱり久々というか。まぁヘビー級やっぱり…重いなと」

——前より体が大きくなった気がするのですが

飯伏「そうですね。6kgぐらい増えたので。体重は確実に増えていると思いますね」

——ではこれからは“ヘビー級”を考えてると言う事ですか

飯伏「そうですね。ヘビーで出来れば嬉しいかなと。まぁそんな甘い感じじゃないと思うんですけど。でも一旦ジュニアはひと区切りというか。ヘビーでやります」

——G1で代わりとなった本間戦だったんですが、そのことについては？

飯伏「いやもう、流石としか言いようが無いですね。やっぱ皆を乗せる事がウマいんで。そのへんやっぱり、自分もまだまだ。まだまだですね。少しずつヘビー級の闘い方を覚えてきたいです。本間さんは素晴らしかったです」

——『G1』中はジェラシーを感じなかったですか？

飯伏「まぁ結局、皆にジェラシーだったので、見なかったです映像とかは。ほんのチョット見たんですけど…なんか、見れなかったです」

——もっと体重を増やそうと思っていますか？

飯伏「まぁ最終的に何キロにするとか、ヘビー超えに体重を絶対にするとか、まだちゃんとしたものは決まって無いです。でも、今の体重でも、その、ヘビー級当り負けしないって言ったらアレですけど、まぁ、なんとかなりそうな気がするんです。その、スピードとミックスすれば。自分のベストな体重でやりたいです。ヘビーでやらせてくれるなら。是非、是非やりたい。ありがとうございました」

本間「ハァハァ、代打は……代打は……本物に……ゴールデンスターに勝てねぇっつうのか。そんなことはねぇ、こけしは、みんなのこけしは一回負けたくらいじゃ絶対終わらねぇ。次だ次、俺の目は来年の『G1』に向かってるから」
真壁「後藤、俺なんべんも言ってるだろお前。勝ち逃げは許さねぇんだバカヤロー。それが俺の真骨頂だからよぉ。オイいいか、『G1』で勝った? オイ、俺様は根に持ってるからよぉ。テメェのよぉ、テメェとの直接対決終わるまで許さねぇぞコノヤロー。心がよぉ安らぐ? 冗談じゃねぇぞテメェ。オイ、テメェ必ず地獄に落っことしてやるコノヤロー。覚悟しとけコノヤロー。オイ、正規軍は正規軍? オイ、冗談じゃねぇ。この俺様がよぉ、いつから正規軍に入った? 入っちゃいねぇんだバカヤロー。オイ、テメェとことんやってやっからよぉ、覚悟しとけコノヤロー。オイ、『G1』で獲った? いいじゃねぇかオイ。その代償カッチリだ、しっかりよぉ獲らしてもらう、それだけだ」