バディファイトPresents G1 CLIMAX 24
- 日時
- 2014年8月1日(金) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2,015人(超満員札止め)
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第9試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 24」Aブロック公式戦レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
序盤、柴田が永田の頭を何度も叩いて挑発。怒った永田が膝蹴り連射で報復し、場外へ放り投げる。そして、鉄柵攻撃、串刺しフロントハイキックで追い討ちするが、柴田もすぐにお返し。そこから両者が激しくエルボーを打ち合い、カウント19で同時にリングへ飛び込む。
そして柴田が、フライングメイヤーからローキック。さらに、正面からもローキックを浴びせ、スリーパーホールド、首4の字固めで追撃する。
続いて柴田は、張り手を連発して永田を挑発。さらに、エルボー連打でコーナーへ追い込み、串刺し低空ドロップキックを狙って距離を取る。だが、永田が追走式フロントハイキックで迎撃。
それでも柴田は再び距離を取るが、永田がカウンターキチンシンクで蹴散らす。そして、ローキック3連射で追い討ちするも、柴田がエルボー合戦へ持ち込む。その後、永田がフロントハイキックで攻めると、柴田がカウンターキチンシンクでお返し。
さらに柴田は、今度こそ串刺し低空ドロップキックを見舞うと、フロントネックチャンスリーからスリーパーホールド。これを脱出した永田がランニングローキックをかわし、エクスプロイダーで投げ捨てる。しかし、柴田もすぐにバックドロップで対抗。
次のGo2sleepは永田が回避するも、柴田が張り手を見舞い、再びスリーパーホールド。だが、永田が力で引きはがし、そこからショルダーアームブリーカー。そして、腕固めを極めると、白目をむいて絞り上げる。
それでも柴田がバックドロップで反撃すると、永田が大☆中西ジャーマン(第1段階)で報復。しかし、次のフロントハイキックを柴田がかわし、ジャーマンスープレックスホイップで投げ捨てる。
エルボー合戦を挟み、柴田が左右の張り手を連打。だが、直後のバックブローを永田がかわし、張り手でダウンさせる。これで張り手合戦が勃発し、両者がノーガードで打ち合う。
その後、柴田がロープへ走ると、永田がカウンターの張り手で迎撃。そして、すぐさまバックドロップホールドを決め、3カウントを奪った。
試合後、会心の勝利を収めた永田は、敬礼でファンと喜びをわかちあった。
COMMENT
永田「だって観客の反応がすべてですから。この試合は10年振りの試合だし。俺にとっては『G1』の公式戦とかそういうことじゃない、なんか貴重な試合だったなと」
——刃で切りつけあうようなもの凄い試合になりましたが。
永田「俺が全力いってめいいっぱい叩きつければ、相手は倍返しくるのはわかってる相手なので、それを覚悟して臨んで俺は勝ち抜いたなと、そういう意味での俺にとっては凄い大きい試合ですね」
——星も五分に戻しましたし、この内容で柴田選手に勝ったのは永田選手にとって大きいものだと思いますが。
永田「なんかが近づいてくんだよね。なにかが近づいてくる。それを強引に俺が叩き返したとこだ。いや、今日はある意味俺にとってはほんとにさっきも言ったけど、『G1』以上の価値のあるというかね、試合だったし、その勝利っていうのはこのレスラー人生の上で非常に大きなものだと思うよ。それぐらい痛いとか、エグイのお互いやってやられての試合だったので、一気に気持ちがパーッと明るくなったと気持ち良かった」
——なにかが俺に近づいてきてるっていうところを振り払うことができたっていうのは、そういう手ごたえがありましたか?
永田「近づいてくるのがなんなのか、俺自身がそういうものを引き寄せているのか、それともまわりが俺に近づけようとしてるのか、それはわかんない。俺はでもまだまだやるぜ。俺の闘志に火をつけた柴田、感謝。それ以外のなにものでもないですよ」
——『G1』すべての試合の中で一番殺気立った試合に感じましたが。
永田「他の試合よりも? 山下さん(記者)の目から見てそう言えるっていうのは本物だったってことですね」
——お客さんが最後立ち上がって歓声を送ってましたし、その結果がすべてだとおっしゃってましたが、手ごたえ感じましたか?
永田「そうですね。じゃなきゃ自らの手で振り払えるってことが証明できた試合だったかなと。以上。ゼァ!」