KIZUNA ROAD 2014
- 日時
- 2014年6月28日(土) 16:00開場 17:00開始
- 会場
- 岐阜・岐阜産業会館
- 観衆
- 2,500人(超満員)
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第7試合 30分1本勝負
棚橋弘至デビュー15周年記念試合レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
試合開始前、棚橋に花束と記念品が贈呈された。
棚橋と真壁が互角の勝負を繰り広げたあと、内藤と本間が対峙。内藤が変型バックブリーカーで叩きつけ、小こけしを回避して自爆させる。
これで棚橋対本間となり、棚橋も小こけしを回避し、エルボードロップ、サンセットフリップ。そして、控えの真壁めがけてフライングボディアタックを繰り出すが、受け止められてしまう。
これを合図に場外乱闘となり、真壁と本間が場外ハイジャックパイルドライバーを敢行。さらに、本間が鉄柱攻撃で棚橋に追い討ちする。
これで棚橋は動きが止まってしまい、真壁がブレーンバスター、本間と真壁が逆片エビ固めなどで攻め立てる。しかし棚橋は、本間の串刺し攻撃を不発に持ち込み、フライングボディアタックで逆転。
内藤対本間の場面。内藤が真壁を踏み台にし、本間をスイングDDTで叩きつける。そして、カウンタードロップキックで真壁を蹴散らすと、本間を踏み台にしてエプロンへ飛び出し、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックをお見舞い。
次に内藤は、ランニングサンセットフリップで追撃。そして、ブレーンバスターを狙うものの、本間がこらえて反対に内藤を投げ捨てた。
真壁対内藤の場面。真壁が串刺しラリアット、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールド。しかし、内藤がジャンピングエルボーアタックで逆襲。
棚橋対真壁の場面。棚橋が串刺しジャンピングボディアタック、フライングフォーアームで先制。そして、張り手を見舞ってロープへ走ろうとするが、真壁が強引に引き戻し、カウンターでショートレンジラリアットを浴びせる。
さらに真壁は、キングコングパワーボムを繰り出すが、キックアウトした棚橋が低空ドロップキック。ここで真壁がスリングブレイド、棚橋がラリアットをお互いにかわし、直後に真壁がドラゴンスクリュー。だが、すぐに棚橋もドラゴンスクリューで対抗した。
棚橋対本間の場面。本間が串刺しジャンピングエルボー、フェースクラッシャー、小こけし。さらに、真壁とのサンドイッチラリアットに繋ぐと、ラリアットで追い討ちをかける。
次に本間は、垂直落下式ブレーンバスターで棚橋を突き刺すが、次のこけしは棚橋がかわして自爆に持ち込む。ここで真壁が乱入すると、棚橋と内藤がダブルドロップキックでなぎ倒し、内藤がプランチャで分断。
ここで棚橋がダルマ式ジャーマンスープレックスホールドで3カウントを狙うが、本間がキックアウト。さらに、スリングブレイドをかわし、ホンマクラッチで押さえ込む。
続いて本間はラリアットに行くが、棚橋がカウンタースリングブレイド。そして最後は、ハイフライフローで決着をつけた。
試合後、「棚橋」コールが起こり、棚橋がマイクアピールを開始。
棚橋「新日本プロレスが! 岐阜に! 帰って来たぜぇーーー!!(※大拍手) そして何より、新日本プロレスに入門して、15年目を迎えることができました。ホントにありがとうございます!(※大拍手) 本当に、いろいろとありすぎましたけども(笑)、今日、ホントにこんなにたくさんの人に応援いただいて、頑張ってきてよかったです。改めて、ありがとうございました!(※大拍手) これからも新日本プロレス、盛り上げていきますんで、応援よろしくお願いします! ありがとうございました!!(※大拍手) そして、そして・・・、父ちゃん、母ちゃん、ありがとう(※リングサイドで観戦していた両親に向けて)」
ここで再び「棚橋」コールが起こり、棚橋が1回目のエアギターを演奏。さらに、アンコールに応えて2回目の演奏を行なうと、リングサイドのファンから新しいギターをエアでキャッチ。そして、3回目のエアギターは、岐阜で初披露となる新曲で敢行した。
これで終わるかと思いきや、なぜか場内にギターの音色が鳴り響き、棚橋は4回目のエアギターを披露。
そして最後は、「改めまして、今日は最後までありがとうございました! じゃあ最後に! 15年分の感謝を込めて、皆さーーん!! 愛してまーーす!!」というマイクアピールで、岐阜大会を締めくくった。
記念品:安八郡 輪之内町(徳川将軍家御膳米1俵/御膳酒1斗)
COMMENT
——やはり記念試合ということもあって・・・。
棚橋「まあ、まあ、まあ、まあ。毎日が記念試合です(ニヤリ)」
——地元の声援はよろこびもひとしおなのでは?
棚橋「そうですね。もう伝えたい“感謝の気持ち”だったりとか、“プロレスに対する姿勢”は伝えられたと思うんで。1コ言い忘れたことがあって。『G1(CLIMAX)』優勝宣言を地元でね。みんなの前で誓うというのを・・・。いま言ってこようかな(※と言って入場口へ向かうフリをする)。『G1』も優勝するし、やっぱり地元にベルトを飾りたい、見せたいという思いがさらに強くなったんで」
——今回は記念試合でベルト姿を見せることができませんでしたが?
棚橋「悔しいですね。ただ、現時点では悔しさを上回るよろこびや感謝が。・・・早いなぁ〜。天山さんが驚いてましたもんね。『あれ!? タナちゃんがもう15年になったの!?』って(笑)」
——今日はご両親へ向けた感謝の言葉もありましたが?
棚橋「越権行為です(笑)。僕の思い出というよりは・・・。まあ、これからどれだけ親孝行できるかわからないですけど、気持ちは伝えられるときに伝えておこうという」
——ともかく、いい記念試合になったと?
棚橋「はい。『G1』の前に“ブースト”ができました」
※このあと、棚橋は入場ゲート前で両親と記念撮影
※内藤はノーコメント ※真壁、本間はノーコメント