BEST OF THE SUPER Jr.XXI

日時: 2014年6月4日(水) 17:30開場　18:30開始
会場: 埼玉・春日部ふれあいキューブ
観衆: 850人（満員）

第2試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr. XXI」Bブロック公式戦

タイガーマスク
ケニー・オメガ

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　2勝2敗同士の対決となったタイガーとオメガのBブロック公式戦。
　
　タイガーがリープフロッグからモンキーフリップを繰り出し、ドロップキックでオメガを場外へ落とす。そして、ロープへ走るも、オメガがいち早く逃走。
　リングへ戻り、オメガが2段階式ブレーンバスターで逆襲。そこから強烈な逆水平チョップ、串刺しジャンピングバックエルボー、スリーパーホールドで追い打ちをかける。
　するとタイガーは、カウンターローリングソバットで流れを引き戻し、ミドルキック連射、逆水平チョップ。さらに、縦回転してオメガを飛び越え、ローリングソバットを見舞い、ハイキック、ボディスラム、ダイビングヘッドバットに繋ぐ。
続いてタイガーはタイガードライバーの体勢に入るが、オメガがバックスープレックスに切り返す。そこからチョップとエルボーの打ち合いを挟み、オメガが低空ドロップキック、コタローフェースクラッシャー。
　次にオメガはドラゴンスープレックスを狙うが、タイガーが抵抗。それでもオメガがドラゴンスープレックスを狙うと、タイガーが下から回転エビ固めに切り返す。
　さらにタイガーは、逆さ押さえ込みでオメガを押さえ込み、タイガードライバーで追撃。そして、オメガの反撃を跳ね除け、雪崩式ダブルアームスープレックスの大技を敢行。そこからすぐに腕ひしぎ逆十字固めを極める。
　ところが、オメガが腕を極められたままタイガーを持ち上げ、ニュートラルコーナーへ叩きつける。そして、波動拳からクロイツ・ラスをさく裂させ、3勝目をあげた。

COMMENT

オメガ「まぁ何て言えばいいすかわからないですけど、体がドンドン疲れて、今日は力がいつもの通り入らなかったけど、まぁ勝ったんですよね。マスクさん、去年お前に負けたけど、今年と去年は全然違いますね。私の体は違うし、テクニカルも違うし、そして頭全然違うし。お前が『日本のプロレススタイルのほうがいい』と言ったけど、『この新日本のプロレスのスタイルが全部ストロングスタイルに戻ったほうが良い』と言ったけど、私のオリジナル、ケニーさんの使ってるスタイルが一番強いと思います。タイガーさん頑張ったけど、すいません。お前が負けた」

タイガー「あぁ、まぁ今日のケニー・オメガ、ボクの中では山ですよね。この試合が。ほんとにケニーは素晴らしい選手だと思いますよ。力あり、いろんな技を持ってるし、何でも対応できる素晴らしい選手ですし。今日ケニーに負けて、なんかすごく充実感というかね、全然キャリアのない後輩なのかもしれないけど、見習うところはものすごいあるし。あぁいうジュニアいるんだなと逆に思いますよね。彼は何でもできるし。今日は完敗。その言葉しかないですね。素直に完敗と言います。また明日、田口。去年はね、田口とボクがやって、田口が怪我をしてしまった。本当に相手に怪我をさせてしまうということはプロとして失格だと思ってるし。怪我をしない、やはりそういう中でのプロレスは競技だから、アクシデントはいえね、やはり田口戦、明日はボクの中ではキッチリと、何も譲るつもりもないし、彼もそのつもりでくるだろうし、ボクはとにかくアイツを潰す、それしかないです」