ROH&新日本プロレス「GLOBAL WARS」
- 日時
- 2014年5月10日(土) 17:30開場 19:30開始
- 会場
- カナダ・トロント Ted Reeve Arena
- 観衆
- 1,500人(満員)
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時間無制限1本勝負 タッグマッチ
レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
棚橋と中邑が先発。「ニュー・ジャパン!」コールが鳴り響く中でロックアップ。動きの速い展開に。棚橋が振り向きざまのボディーアタックを決めてアームドラッグで中邑を宙に舞わせば、中邑は棚橋をコーナーに押し込んで相手の胸に額をつけ、両腕をぶらぶらさせる。
邪道は逆水平で棚橋を攻め立てるも、棚橋の強烈な張り手に顔面からマットに倒れる受け身を披露して観客席を沸かせる。
ライガーはリングインしただけで大歓声。それを後押しにした上に、棚橋のアシストを得て、リング下の邪道、中邑の順位スライディングキックを決める。しかしその後、中邑組に長時間つかまる展開に。中邑のヒザ蹴りをボディーに浴び、邪道に四股を踏みつけられる。しかし中邑にカウンターの風車式バックブリーカーを決めて棚橋とようやくタッチ。
そして棚橋vs中邑の顔合わせに。棚橋がロープワークを空間を駆使した攻撃で中邑を追い込んでいくも、中邑も効果的にキックを放って、棚橋の勢いをストップさせる。
邪道は棚橋のエルボーをかわしてクロスフェースロックに持ち込む。何とかロープに逃れた棚橋だが、邪道は岩石落とし、相手の両足をセカンドロープに引っかけてからのDDTと攻撃の手を緩めず。
棚橋はリングに飛び込んできた中邑をドロップキックでリング下に落とすと、ライガーがエプロンを走ってのボディープレスで分断。ここで棚橋が邪道にスリングブレイドからハイフライフローを放って勝負を決めた。
COMMENT
棚橋「イントロデュースする時間はなかったですけど、YouTubeなりUSTREAMなりを見てくれてるファンが多いなと感じましたね。試合前にサイン会があったんですけど、ライガーさんは用意されてた写真が200枚、あっという間になくなりましたし、僕もいいところまでいったんですけど、ライガーさんまではいかなかった。悔しかったですけど、カナダのファンから『You are the best wrestler in the world』と声をかけられましたし、今後、さらに盛り上げるように頑張ります」
——新日本が世界に広まりつつあるのを実感した?
棚橋「しましたね。ほんとに実りの多いカナダでした」
——あとは海外でもライガー選手の人気に勝てるように。
棚橋「打倒ライガーですね。海外で新たな目標が見つかりました」
——今日は新日本の現在進行形の闘いをカナダのファンにお披露目した形になりましたが…。
中邑 そうですね。でも、いつもと変わらない感じでしたけど。周りが熱いんで。ただ、世界の獣神はヤバイなと…。
——どのあたりが?
中邑 まぁ、ジュニアのエポックメーキングですからね。いまの30代をオーバーしたバリバリやってるレスラーにとってヒーローですからね。ファンより、レスラーからの人気が高いのにはビックリしました。
——それだけ人気が高い選手が相手で、やりづらかった点は?
中邑「それは特になかったですけど。ただ、リングがバウンドするんですよね。それが(ROHでは)危ない技が多い原因になってるんでしょうね」
——5.17ニューヨークでは、一転してROHの選手と一騎打ちです(この日のメインの結果で、中邑vsケビン・スティーンに決定した)。
中邑「新日本の選手がROHに来て試合するっていうのは、今までなかったこと。(お客さんに)十分、受け入れられてるなぁって。よく知ってるなと思いますね。ネットで動画なんか見てるんでしょうね。(スティーンと)どんなものができるか楽しみですね。っていうか、せっかくなんで楽しんじゃうっていうか。何か仕掛けてみるのもいいかも」