Road to レスリングどんたく 2014

日時: 2014年4月19日(土) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 2,015人（超満員札止め）

第4試合 20分1本勝負

境界線

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

　NEVER無差別級王者の石井が、初防衛戦の相手・内藤、2度目の防衛戦の相手KUSHIDAと対戦。
　
　KUSHIDA対高橋で試合が始まり、KUSHIDAが倒立式ニールキックで石井とYOSHI-HASHIを場外へ転落させる。そして、トップロープを支点にしたバク転キックを高橋に見舞うと、エプロンから場外へ空中胴締め落としを敢行。
　内藤対高橋となり、内藤のアシストで本間が小こけし。さらに、YOSHI-HASHIにも小こけしを見舞う。しかし、高橋がKUSHIDAにフィッシャーマンバスターを見舞うと、場外乱闘が勃発。
　大ダメージを負ってしまったKUSHIDAに対し、石井が強烈な逆水平チョップ、YOSHI-HASHIが低空ドロップキックなどで追い討ちをかける。
　しかしKUSHIDAは、スイングDDTでYOSHI-HASHIに逆襲。スイッチした内藤が、高橋にドロップキックを見舞い、YOSHI-HASHIにはアームホイップ、低空ドロップキック、ランニングサンセットフリップで追撃。
　だが、YOSHI-HASHIがヘッドハンターで巻き返し、ランニング逆水平チョップ、ネックバスター、カウンターラリアットと猛攻。これで内藤対石井となり、石井がエルボー＆逆水平チョップ連射。それでも内藤は、ロープを利用したスイングDDTで逆襲。
　本間対石井の場面。本間が串刺しジャンピングエルボー、フェースクラッシャー、逆水平チョップ連射。これに対して石井は、ヘッドバット、パワースラムで逆襲。
　石井組のトレイン攻撃となり、高橋のフロントハイキック、YOSHI-HASHIのジャンピングバックエルボー、石井のラリアットがすべて串刺しで決まる。そして石井が、雪崩式ブレーンバスター、ラストライドで本間を追い詰める。
　しかし本間は、次のブレーンバスターから脱出。すると、KUSHIDAがエプロンからの延髄斬り、内藤がミサイルキックで本間をアシスト。さらに、2人同時にプランチャを繰り出し、YOSHI-HASHI、高橋を分断する。
　このチャンスに、本間がラリアットで石井に追撃。そして、コーナー最上段からこけしを敢行するも、石井にかわされて自爆してしまう。
　その直後、両者のラリアットが2連続で相打ちとなり、本間が3発目のラリアットで石井を吹き飛ばす。そして、新技のこけし落とし（変型みちのくドライバー）で金星を収め、場内が大歓声に包まれた。

COMMENT

KUSHIDA「俺だって、あきらめてねーぞNEVER!! 石井、もう一回やらせろ!!」
本間「これが、これが答えだ…!! 俺は、何年だ。97年デビュー？　とにかく初めて石井智宏に勝った。凄くうれしい!! 勝ったからって、言うわけじゃねーけど、あのNEVERのベルト、たしかに、石井が輝かせたかもしんねー。でも、内藤も言うように、初期のNEVERのあるべき姿に、俺が戻す!! 俺もずっとずっとNEVERに出てたから。俺は勝ちに飢えてるから。今日は凄く、幸せな気分!! お客さんもこけしは決まらなかったけど、俺が勝ってみんな喜んでくれた。これから、みんなと一緒に絶対歩いていきたいから、そのためにもNEVERのベルトが必要なんだ。去年の6月に田中将斗に負けて以来、ひさびさにNEVERのベルトが凄く欲しくなりました。それで、俺が輝かせたいと思います」
——最後の技は「ファイヤーサンダー」でいいんですよね？
本間「……？」
——えっ、違うんですか？
本間「こけし系でお願いします」
——えっ？　こけしK?
本間「系！　こけし系で……!! 」
——あ、こけし系ですか。
本間「ハイ。……やっぱり、“こけし落とし”でお願いします!!」
——えっ？　こけし系じゃなく？（笑）。
本間「“こけし落とし”で（笑）。こうやって、みなさんと作り上げていく感じで」
※内藤はノーコメント

※裕二郎、YOSHI-HASHIはノーコメント

※石井は痛めた肩を押さえて医務室へ直行。