WRESTLING WORLD 2014 in 台湾
- 日時
- 2014年4月12日(土) 18:00開場 19:00開始
- 会場
- 台湾大学総合体育館
- 観衆
- 2,000人
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第2試合 20分1本勝負
レフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
ライガーとロメロが先発し、ライガーがショルダータックルで先制。これでロメロを場外に落とすと、倒立式トペフェイントで大歓声を受ける。一方、戦意喪失してタッチしたロメロには、大ブーイングが浴びせられた。
デスペラード対邪道の場面。邪道が逆水平チョップで押し込むが、デスペラードがロープを利用したフェイントで翻ろう。そして、延髄斬りを叩き込むと、邪道は前のめりでバッタリとダウンしてしまった。
タイガー対コズロフの場面。控えのロメロがちょっかいを出し、またもや激しいブーイングを浴びる。その後、コズロフがタイガーの手をあげてから不意打ちに出るが、それを読んでいたタイガーが脚を払って転倒させる。思わずコズロフが自軍コーナーへ逃げ帰ると、替わってロメロが登場。だが、タイガーのドロップキックを被弾し、あっという間に退散してしまった。
BUSHI対外道の場面。BUSHIがヘッドシザースホイップ、ウニベルサルで先制し、トペスイシーダを狙う。ところが、控えのコズロフがキックで妨害。
これでロメロ組がBUSHIを捕まえ、邪道がロープを悪用した目潰し攻撃、ロメロとコズロフが低空ドロップキック、コズロフがブレーンバスター、コサックダンスキックなどで攻め立てる。
しかしBUSHIは、邪道と外道のトレイン攻撃から脱出し、邪道にトップロープを利用したバク転キック、邪道と外道に開脚式ミサイルキックをお見舞い。
ようやくスイッチしたライガーが、掌底と風車式バックブリーカーでロメロ、コズロフ、外道を蹴散らし、邪道には串刺し掌底、雪崩式フランケンシュタイナーで追撃。さらに、DDTで邪道と外道を同時に突き刺す。
デスペラード対邪道の場面。邪道がカウンタートーキック、パントキック、ラリアット。ここからデスペラード対コズロフとなり、コズロフがロシアンストライクを予告。だが、デスペラードが回避し、ヘッドシザースホイップで逆襲。
さらにデスペラードは、串刺しラリアット、キャノンボールで追い討ち。そして、ギターラ・デ・アンヘルを仕掛けるも、回避したコズロフが遠心力を利用した延髄斬りで反撃。しかしデスペラードは、ロメロとコズロフのヘルズブルドーザーをドロップキックで妨害した。
タイガー対ロメロの場面。タイガーが、フライングボディアタック、ローキック2連発、ローリングソバット、タイガードライバーとラッシュ。続いてコーナーへのぼるが、コズロフがカットに入る。
タイガー対外道の場面。外道と邪道がトレイン攻撃を敢行し、邪道が河津落とし、外道がトラースキック、チンクラッシャーで追い討ち。しかし、タイガーがトラースキックをかわし、飛びつき回転十字架固めで3カウントを奪った。
試合後、乱闘が勃発し、ロメロがタイガーのマスクを完全に剥ぎ取ってしまう。そして、大声でライガーとタイガーを挑発し、「俺たちがIWGP Jr.タッグチャンピオンだ!! フォ〜エバ〜〜!!」などと絶叫した。
激怒したタイガーは、「俺とライガーさんが必ずIWGP Jr.タッグのベルトを巻きます!」と、台湾のファンに約束。さらにライガーが、「台湾の皆さん! 必ず明日、俺とタイガーがロメロとコズロフをブチのめします! 応援よろしく!」と宣言した。
COMMENT
タイガー「久々にIWGP Jr.タッグのベルトに王手をかけてる前哨戦の試合でね、こういうやり方しかアイツらはできないっていうのは、焦ってるとしか思えないね。この台湾でライガーさんの人気がどれだけだと思ってんだ。アイツらなんてハナクソ以下だぞ。とにかく明日このチャンスは必ずモノにする。油断しなければ間違いなく勝てる。ただマスクだけだ、問題は。それは考えないといけないな」
ライガー「やっとタッグのベルトに挑戦するチャンスが回ってきた。焦らずきっちりやれば勝てるし、今日の試合だって俺たちはなんの危ないところもないんだ。タイガーも言ったようにマスクだ。俺も場外でコズロフにマスク取られて、ヒモがこんな感じになってる。あいつら常にマスク狙ってくるんだ。それがどういう作戦か知らん。ただ俺たちは勝たなければダメなんだ。勝たなければベルト挑戦もないんだ。俺とタイガーで必ず勝ちます」
【写真提供:週刊プロレス】