THE NEW BEGINNING in OSAKA
- 日時
- 2014年2月11日(火) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 6,400人(超満員札止め)
-
第9試合 60分1本勝負
NEVER無差別級選手権試合- (第2代王者)
- (挑戦者)
※石井が第3代NEVER王者となる。レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
その後、内藤がエルボーとハンマーブローを連射すると、石井がヘッドバットで逆襲。そして、ボディスラムで内藤を叩きつけ、頭部を何度も蹴って挑発。
石井の攻勢は続き、エルボー&逆水平チョップ連射。さらに、ニードロップ、エルボー連打で追い討ちをかけると、「どうしたチャンピオン、オラ!!」と凄む。怒った内藤がポジションを入れ替えてエルボーとストンピングを連射すると、ファンが大ブーイング。その後、石井がヘッドバットを連射し、内藤も負けずにヘッドバット連射。
さらに内藤が、アームホイップ、低空ドロップキック、ランニングサンセットフリップと畳み掛けるが、またもや激しいブーイングが飛ぶ。それでも内藤は、石井の両脚をセカンドロープにかけ、ネックブリーカーをお見舞い。
すると、石井がパワースラムで反撃するも、内藤がドラゴンスリーパーからバックブリーカー。だが、石井が串刺しラリアットで巻き返し、雪崩式ブレーンバスターの大技を決める。
ここから石井がエルボーを連打すると、内藤が敢えて前に出て、エルボー連打をお返し。しかし、石井も前進して応戦し、激しいエルボー合戦が勃発。これを制した石井が、パワーボムからフォールに行く。
次に石井がラリアットを放つも、内藤が両腕でブロックし、スイングDDTを狙う。これを石井がこらえてブレーンバスターを繰り出すが、内藤が着地し、ジャーマンスープレックス。これで石井は肩を痛めてしまう。
その後、石井がエプロン上の内藤にラリアットを放つが、回避した内藤が水面蹴り。石井の顔面をコーナーに激突させ、トップロープ越しの串刺し低空ドロップキックを浴びせる。
内藤の攻勢は続き、ロープを利用したスイングDDTから、高角度ジャーマンスープレックスホールド。続いてドラゴンスープレックスを狙うものの、石井が脱出してカウンターラリアット。
またもやエルボー合戦になり、石井が左右のエルボー連打。さらに、ヘッドバット2連発に繋げるが、内藤が張り手で報復。そして、石井の背後からミサイルキックを食らわせる。
すると石井は、ヘッドバット3連発で逆襲。そして、ジャンピングエルボーアタックを回避して延髄斬りを放つも、内藤がブロック。ここで内藤は再びジャンピングエルボーアタックを繰り出すが、石井が回避し、パワーボムで叩きつける。
次のラリアットは内藤がかわしたものの、石井はすぐさま後頭部へラリアットを浴びせる。そして、間髪入れずに正面からもラリアットをお見舞い。そこからフォールすると、内藤は3カウントギリギリで肩を上げる。
ここで石井がブレーンバスターに行くが、内藤が阻止して低空延髄斬りを発射。これを石井が回避してスライディングラリアットを放つも、内藤がかわし、今度こそ低空延髄斬りをヒットさせる。
エルボー合戦を挟み、石井がロープへ走るが、内藤がカウンターの裏投げで叩きつける。さらに、今度こそジャンピングエルボーアタックを命中させると、グロリアで追撃し、コーナー最上段からスターダストプレス。ところが、石井が回避して自爆を誘発。
20分が経過し、石井がコーナー最上段から雪崩式ブレーンバスターを敢行。だが、フォールを跳ね返した内藤が、ラリアットを受け止め、エルボー、浴びせ蹴り。そして、ドラゴンスープレックスホールドを繰り出すも、石井がキックアウト。
ここから両者はノーガードで張り手とヘッドバットを打ち合い、内藤が競り勝つ。さらに、グロリアの体勢に入るが、石井が脱出し、内藤の後頭部へヘッドバット。そして、すぐさま延髄斬りを叩き込むと、垂直落下式ブレーンバスターがさく裂。これで内藤を沈め、NEVER無差別級ベルトを獲得した。
COMMENT
石井「フゥ…! べつにないから。ないよ? もういい?」
——今日の大声援は?
石井「なんとも思わない。言ってるだろ。応援されようがされまいが、俺には関係ねぇ。いつからか、俺は信用できるのは、テメーしかいないと思ってるから。周りにどうこう言われようが関係ねぇ。相変わらずな質問しないでくれ」
——この新日本で獲ったNEVERというベルトは?
石井「新日本でベルト……ハッキリ言って長かったよな? 新日本に来て8年……、対新日本を掲げて16年だよ。長い! 長かった、正直。……だけどよ、テメーの信じる道を突き進んだら、たどり着いたっていう、それだけだよ。なんら、驚くことはない。何年時間がかかろうが、俺はその都度、目標にしてきたことは必ずたどり着いてるから。テメー自身が、テメー自身を信じてるから」
——次はどこへ向かっていく?
石井「いや、これ(ベルト)を高めるだけだよ。あんな口だけのヤツと一緒にしないでくれよ。俺は身体で示すから。1年前、田中(将斗)さんが、俺との試合のあとで言ったこと。俺はそのまま使わせてもらう。『また、このNEVER、敷居が高くなったな?』。それだけだ! ……あと、内藤に言っておいてやる。これでよ、本命のIWGPに集中できて、よかったんじゃねーか?」
※立ち上がって
石井「真ちゃん、ありがとう」
※中邑がベルトを受け取って、腰にベルトを巻く。
石井「ま、真ちゃんのおかげもあるな」
中邑「いや、なんにもないっす」
石井「ありがとう、真ちゃん。……あ〜、しょっぺぇ試合だったよ!」
※内藤はノーコメント