THE NEW BEGINNING in OSAKA
- 日時
- 2014年2月11日(火) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 6,400人(超満員札止め)
-
第8試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- (第67代王者)
- (挑戦者)
※飯伏が初防衛に成功。レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
序盤、飯伏がデスペラードの蹴り脚をキャッチして引き倒す。だが、デスペラードは開脚してバランスを取り、ローキックを回避。そして、ヘッドシザースホイップで飯伏を場外へ落とすと、ロープの間をすり抜けるトペコンヒーロをお見舞い。
リングへ戻り、デスペラードがキャメルクラッチ、足4の字固めなどで追撃。しかし、飯伏がフランケンシュタイナーで逆襲し、スワンダイブミサイルキックを後頭部へ見舞う。これでデスペラードが場外へ落ちると、飯伏はコーナー最上段からムーンサルトアタック。
リングへ戻った飯伏は、ミドルキック、ムーンサルトプレスなどで追撃。そして、ファイヤーバードスプラッシュを繰り出すが、回避したデスペラードがスピアーで反撃。さらに、串刺しスピアー、キャノンボール、コーナー2段目からのダイビングセントーンに繋ぐ。
次にデスペラードはコーナー最上段からもダイビングセントーンを繰り出すが、飯伏がかわしてカウンターローリングソバット。そして、パワーボムの体勢に入るが、デスペラードがウラカン・ラナで切り返し、飯伏をコーナーに激突させる。
ここでデスペラードがコーナーへのぼるが、飯伏が追いかける。それをデスペラードがエプロンへ転落させたものの、飯伏がトップロープへ飛び乗り、雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。
次に飯伏はラストライドを狙うが、デスペラードが脱出し、スクールボーイ。これを返されると、すぐにラ・マヒストラルで3カウントを迫る。さらにデスペラードは、跳びつき前方回転エビ固めの要領で飯伏に跳びつき、両脚をクロスさせて押さえ込む。そして、そこから変型膝固めに移行。
ここでデスペラードはパワーボムを繰り出すが、飯伏がキックアウト。次にデスペラードはギターラ・デ・アンヘルを仕掛けるも、飯伏が抵抗。すると、ギターラ・デ・ラ・ムエルタに切り替え、飯伏をマットへ突き刺す。
それでも飯伏が粘ると、デスペラードはラリアットを発射。しかし、飯伏が回避し、反対にラリアットをお見舞い。さらに、今度こそシットダウン式ラストライドをさく裂させると、フェニックススプラッシュからの片エビ固めで3カウントを奪取した。
試合後、デスペラードが握手を求め、それに応じた飯伏がデスペラードの手をあげる。すると、デスペラードが飯伏の腰にチャンピオンベルトを巻き、再び飯伏と握手をかわした。
COMMENT
※ここで、ニック・ジャクソン(ヤングバックス)が登場。
ニック「ひさしぶりだな、イブシ! アメリカの試合以来か? ヘイ、俺はここジャパンでもおまえとレッスルしたいんだ。俺は、おまえよりも上だ。それを証明するため、俺は、おまえのベルトにチャレンジする…!! おまえに言いたいことは、たった二つの言葉だ。『スーパー、キック!!』」
——いまの英語は理解できた?
飯伏「20分の1は。やりたいってことですよね? 自分は、いつでもオッケーです。誰でもいつでも挑戦受けるんで。いや〜…やりたかったっすからね、ヤングバックス、彼とは。いや、タッグも一応狙っていきたいんで。今日は、リングでデスペラードと少し話したんですけど、『ぜひ、組もう!』と。自分は、タッグのほうもいつでもいいんで、ハイ。ま、こっちが挑戦するほうですけど。タッグもべつに、やる資格あると思うんで。いつでもやらせてもらいます」
——リングで声をかけたと。
飯伏「『ぜひ、一緒にやりたい』というようなことを言われたんで、自分も『こっちのほうからお願いします』と。今日はホントにギリギリだったんで……」
——初防衛を飾って、試合前とデスペラードの印象は?
飯伏「全然違いましたね? もっとルチャっぽい選手だと思ったんですけど、全然パワーもあって。よくわかんない技もあって。すっごいヤバかったですね」
——これからの防衛ロードは?
飯伏「いや自分はもう、負けはもう許されないというか。負ける要素がないというか。気持ち的には、もうこのベルトはずっと持っていたいんで。次も誰でもいいんですけど、必ず勝ちます、ハイ。そうすね。やったことのない選手とやるのが一番。新しい防衛戦、新しい時代になると思うんで」
——ニック選手と闘ったことは?
飯伏「ありますね。アメリカで。チカラプロレスじゃないですか。シングル? いや4WAYですね。4〜5年前です。たぶんキャリアも同じぐらいだと思います」
——ジュニア二冠を目指す?
飯伏「そうすね。二冠がベストですね。ま、DDTのベルトも一つ持ってるんで、三冠ですね。……いいすか? いいすか!(笑)」