第65代IWGPヘビー級王者のオカダが、4度目の防衛戦で『NEW JAPAN CUP 2017』優勝者の柴田と激突。両者の一騎打ちは2013年の『G1 CLIMAX 23』Aブロック公式戦以来で、そのときはオカダが勝利している。
試合開始のゴングが鳴ると、両者へ向けた大コールで場内が騒然となる。そんな中、グラウンドの攻防から柴田がクリーンブレイク。そして、自らリング中央に座ってオカダをグラウンドへ誘い、アリキックでけん制する。そこにオカダが飛び込んで行くと、柴田は腕ひしぎ逆十字固めで捕獲。オカダはたまらず場外に降りて息を整える。
その後、オカダが脚を取ると、柴田はテコの原理で切り返す。するとオカダはヘッドシザースを繰り出すが、柴田が倒立で脱出。さらに、脚を取って立ち上がると、オカダが体を横回転して遠心力で柴田を投げる。だが、柴田がその回転に逆らわず、側転で着地。
そこから柴田がヘッドロックでオカダを絞り、振り解かれてもさらにヘッドロックを極める。その後、オカダがロープ際でクリーンブレイクせずにエルボー連打を浴びせ、観客席からブーイングが飛ぶ。
その直後、柴田がフロントハイキックを食らわせ、エルボー連打から対角コーナーへ走る。すると、オカダが追走式串刺しバックエルボーを見舞い、そこからエルボー合戦が勃発。柴田が強打で押し込み、フライングメイヤーからサッカーボールキックを浴びせる。
柴田の攻勢は続き、足4の字固め、リバースインディアンデスロック、弓矢固め。さらに、串刺しフロントハイキックを放つも、オカダが受け止めてコーナー最上段へ乗せ、ドロップキックで場外に落とす。
さらにオカダは、鉄柵攻撃、串刺しフロントハイキック、鉄柵を利用したDDTで柴田に追い討ち。これで柴田は沈黙してしまい、オカダが変型スイングネックブリーカー、DID、低空ランニングフロントキックで追い討ちをかける。
続いてオカダがエルボーを連打して行くと、柴田が敢えて受け続け、強烈なエルボーで逆転。そして、追走式串刺しフロントハイキック2連発、エルボー連打、串刺し低空ドロップキックへ繋ぐ。
次に柴田は場外戦を仕掛け、オカダを鉄柵へ叩きつける。そして、低空ドロップキックで串刺しにすると、リング上ではコブラツイストを極める。
オカダが必死にロープへ逃れると、柴田はローキック、トーキック、ハンマーブローを見舞う。しかし、オカダがカウンターフロントハイキックで挽回し、串刺しジャンピングバックエルボー、DDT、低空ランニングエルボースマッシュと得意技を連発。
またもや2人へ向けた大コールで場内が騒然となる中、オカダが仕掛けたツームストンパイルドライバーから柴田が脱出。だが、オカダがフラップジャックで叩きつけ、ボディスラムからダイビングエルボードロップを投下。
次にオカダはレインメーカーを繰り出すが、柴田が武者返しに切り返す。そこから両者がエルボー合戦を展開し、オカダが押し込まれてひざまずく。しかし、エルボースマッシュ3連打で巻き返し、リバースネックブリーカーをお見舞い。
続いてオカダはトップロープ上からミサイルキックを命中させてフォールに行くが、柴田が変型脇固めで逆襲。これをオカダがロープエスケープすると、柴田は腕にローキックを連発。さらに、頭を無造作に踏みつけて挑発し、平手で後頭部を叩く。
するとオカダは、あぐらをかいて頬を指差し、柴田に張り手を要求。ここから2人が張り手合戦を繰り広げ、柴田が強打で競り勝つ。しかし、オカダが柴田をコーナーに追い込んでエルボー連打を浴びせ、串刺し低空ドロップキックをお見舞い。
その直後、オカダが柴田の頭を踏みつけるが、柴田が強引に立ち上がり、カウンタードロップキックで報復。さらに、オカダの頭部へパンチを連発し、頭を目茶苦茶に蹴りまくる。
さらに柴田は、フライングメイヤーでオカダを投げ、背中にローキックを食らわせる。そして、ロープへ走るが、オカダはカウンタードロップキックで逆転。
オカダの攻撃は続き、柴田を座らせて低空ドロップキックを2連発で見舞う。それでも柴田は起き上がり、フロントハイキックから急角度ジャーマンスープレックスホイップで叩きつける。
しかし、オカダが素早く立ち上がり、ショートレンジドロップキックで反撃。すると柴田がフロントハイキックで巻き返すが、2発目をオカダが回避してジャーマンスープレックス。そして、そのまま手首をクラッチして変型レインメーカーを狙うが、柴田がいち早く腕にフロントキックを浴びせ、顔面にもフロントキックを3連発でお見舞い。それでもオカダは変型レインメーカーを敢行するが、柴田が受け止めて仁王立ちになり、強烈なヘッドバットで逆襲。
これで柴田は頭から流血するが、オカダを卍固めで捕らえ、グラウンド卍固めへ移行。オカダはギブアップ寸前まで追い込まれるが、辛うじてロープへ逃れる。そこに柴田が強烈なローキックを食らわせ、スリーパーを極める。オカダも必死に抵抗するが、柴田はなおもスリーパーで絞め上げる。そして、スリーパースープレックスを敢行。
さらに柴田はオカダの手首を掴み、レインメーカー式で張り手を炸裂させる。そして、そのまま手首を離さず、無防備な胸板へローキックを連発。さらに、頭部にもキックを食らわせてロープへ走ろうとするが、オカダが手首を掴んで急停止させ、変型レインメーカーを敢行。
その直後、オカダがなおも手首を掴んで立ち上がると、柴田がフロントキックで逆襲。しかし、オカダは手首を離さずにフロントキックを返し、無防備な柴田のボディにトーキックを連射して行く。そして、変型レインメーカーで追撃すると、最後は(正調)レインメーカーで柴田を葬った。