WORLD TAG LEAGUE 2013
- 日時
- 2013年12月8日(日) 15:00開場 16:00開始
- 会場
- 愛知・愛知県体育館
- 観衆
- 7,500人(超満員)
すると、柴田が姿を現し、ロープを挟んで対峙。そして、お互いに一本指を立ててシングル対決の意志を確認。柴田が退場すると、後藤は再びマイクを握り、「東京ドームで会いましょう〜!」と叫び、リングをあとにした。
■バックステージでのコメント
──どんな気持ちでリングに上がった?
後藤「もう、待たせてられないでしょう。俺のアゴも完治したと自分では思ってますし。あとは東京ドームの試合を見てね、お客さんがどれだけ完全復活したのか判断してくれればいいと思ってます」
──欠場中、柴田選手が後藤選手の技を出していたが?
後藤「彼なりの俺に対するメッセージというのは、痛いほど心にきましたし、俺も彼がいないあいだ、PKという彼の技を使ってたこともあるし。彼の気持ちはよくわかるし。これ以上、待たせてられない。ドームという舞台で、ホント、ワクワクが止まらないですよ」
──高校時代に出会って、東京ドームで試合が実現しますが?
後藤「昔の夢だったかもしれない。でも、それはもう夢じゃないから。現実のものだから。あとはお互いをぶつけ合って、これでプロレスっていうのを見せたいと思います。それを見せられる相手だと俺は思ってるんで」
──ドームはいろんな試合があるなかで、自信を持っての試合ですか?
後藤「もちろんです。ただ、ケガをして復帰するだけじゃない。プラスアルフアをもってドームへ臨みたいと思います」
──リングではどんな会話を?
後藤「『待たせたな』と。『もう大丈夫なのか?』と。『大丈夫だ』と。『ドームでやるぞ』と彼も言ってましたし。『やりましょう』と」
──特別な試合?
後藤「もちろん。この先にも繋がるかもしれないし。ケガで遠回りはしたかもしれないけど、やっとここまでたどり着いた。そういう感じですね」
──ケガの状態はもう100パーセント?
後藤「100パーセントじゃなかったら、ここには来てないです」
——後藤選手から名前を呼ばれましたが、どんな気持ちで受け止めましたか?
柴田「断る理由がない(キッパリ)。俺はずっと待ってたんで。断る理由がない」
——リングで後藤選手にどういう言葉を?
柴田「『おまえ、アゴ大丈夫か!?』って。1月4日? 望むところですよ。いい舞台。あとは新日本プロレスが用意してくれて、やるだけじゃないですか?」
——後藤選手の欠場中、あえて後藤選手の技を出していたと思いますが、やはり1月4日東京ドームの試合は特別ですか?
柴田「そうですね。なんか、ひとつキッチリと。ケジメじゃないですけどね。締めたいなと思ってます」
——高校1年のときに出会って、30歳を越えて、東京ドームで闘うことになったことをどう感じていますか?
柴田「まあ、ケガとか仕方ないことで、伸びて、伸びて、で、東京ドームになった。だけなんですけど、やっぱりなるべくしてなってるんだなと。まあ、最高の舞台ですよ。そのかわり、(試合が)できるんだったら、リングに上がる以上は、容赦しないか。『中途半端に治った』とか、通用しないよ。それだけきっちり覚悟して来い」
——ダブルメインイベントを含めていろんな試合がありますが、柴田選手と後藤選手の試合はどういう試合になると思いますか?
柴田「まあ、ほかとは違う試合になるんじゃないですか? まあ、やってみないと。いまの俺は、後藤の欠場前とちょっと違うから。ま、楽しみにしてます。ぜんぜんもう。待ったな〜っていう。だいぶ待ったけど、やっとできるっていう感じですね」
——今回は柴田選手が待つ形になりましたが、いままでと感情が変わった部分はありますか?
柴田「そんな変わらないですよ。そんな軽い気持ちでやっていたわけでもないですし、いままで。きっちり勝負はつけたい」
——心なしか、少しうれしい様子ですが?
柴田「そうッスね(笑)。まあ、ちょっとうれしいですよ。『やっと続きができるな』みたいな」
——どういう部分が変わったんですか?
柴田「試合の幅が、単純に広がってると思います。それはやってみて、後藤がいちばん感じることだと思いますし。ただいて、ただ試合をこなしてただけじゃないし。今年は俺のほうが後藤より(試合が)多いんじゃないですか?そんなことないか(笑)。なんにせよ、やっと戻って来たなって。あとはやるだけ。それだけですよ。特にないですよ。あとは試合だけ。試合だけです。試合がすべてだ」