POWER STRUGGLE
- 日時
- 2013年11月9日(土) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 6,400人(超満員)
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第9試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級選手権試合- (第59代王者)
- (挑戦者)
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オカダ・カズチカ
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“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン
- 【CHAOS】
- 【BULLET CLUB】
※オカダが6度目の王座防衛に成功。レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
試合が始まると、アンダーソンに「帰れ」コールが飛ぶ。その後、アンダーソンが握手を要求するが、オカダが拒否。
そしてオカダがヘッドロックを極め、ショルダータックル。するとアンダーソンは、リープフロッグでフェイントをかけ、アームホイップで逆襲。
その直後、場外に落とされたオカダだったが、トップロープ越えのセントーンアトミコで報復。そこからチンロック、カウンターバックエルボーに繋げる。
場外戦となり、オカダが鉄柵攻撃をお見舞い。ところが、アンダーソンがレッドシューズ海野レフェリーの注意を引きうつけ、BULLET CLUBがオカダを襲撃。さらに、アンダーソンも場外に下り、鉄柵攻撃、DDTで追い討ち。そしてリング上では、ネックブリーカー、マウントパンチ連射、エルボースタンプ、噛みつき攻撃などで畳み掛けた。
この劣勢を覆したオカダは、ネックブリーカー、低空ランニングフロントキック、DDTでアンダーソンの動きを止める。そして、アンダーソンをコーナー最上段へ乗せ、ドロップキックで場外に落とす。
場外戦になり、オカダが鉄柵攻撃、串刺しフロントハイキック。そして、場外マット上でDDTを敢行。さらに、外道から受け取ったパイプイスでアンダーソンを殴打する。
リングへ戻り、オカダがダイビングエルボードロップからレインメーカーポーズ。そして、レインメーカーを繰り出すが、エプロンへのぼったヤングバックスに気を取られ、アンダーソンがスピニングスパインバスターで逆転。
さらにアンダーソンは、オカダのリバースネックブリーカーを回避し、ランニングパワーボム、ダイビングリバースガンスタンで追撃。そして、レインメーカーポーズで挑発してガンスタンを仕掛けるが、オカダが回避し、ショルダースルーでエプロンへ追い込む。すると、アンダーソンはブレーンバスターを仕掛けるが、オカダがエプロンへ着地。ここでファレがオカダを押さえつけ、アンダーソンがジャンピングフロントハイキックを食らわせる。
場外戦になり、アンダーソンがパワーボムでオカダをエプロンへ叩きつける。そしてリングへ戻ると、雪崩式スピニングガンスタン、バーナードライバーと猛攻。さらに、後頭部へジャンピングフロントハイキックを浴びせるが、オカダがリバースネックブリーカーで逆転。
ダブルダウンのあと、両者はエルボー合戦を展開。その後、アンダーソンが追走式ガンスタンを狙うも、オカダが回避し、続いて(正調)ガンスタンも阻止する。ここから激しい切り返しの応酬となり、オカダのレインメーカーがクリーンヒット。ところが、デヴィットがレッドシューズ海野レフェリーのカウントを妨害。
さらにヤングバックスが乱入し、オカダにダブルトラースキック。しかしオカダは、フラップジャックで2人を同時に叩きつけて排除。すると、ファレがオカダにグラネードを仕掛けるが、外道が背後からイス攻撃で妨害し、急所にキックを浴びせる。そして、オカダがドロップキックで蹴散らし、デヴィットにもドロップキックをお見舞い。
さらにオカダは、アンダーソンの後頭部にドロップキックを食らわせ、ツームストンパイルドライバーで追撃。そして、改めてレインメーカーをさく裂させ、アンダーソンを退けた。
COMMENT
オカダ「ま、今回はただのボクのストレス発散だけの試合だったんで、いいストレスが発散できましたね」
——外道さん、オカダ選手を救いにファレ選手に向かっていったときのお気持ちは?
外道「しょんべんちびりそうだったよ。あんなの目の前にしたら、しょんべんちびるだろ? 必至だったよ」
——見事な外道さんの救いの手だったと思いますが、オカダさんはいかがでした?
オカダ「ホント、外道さんには……とくにありません」
外道「(小声で)……なんか言ってくれよ。しょんべんちびりそうだって言ってるだろ」
オカダ「大丈夫っすか? ちびったんすか?」
外道「ちびりそうだったって言ってるだろ?」
オカダ「年齢的なことすか?」
外道「違うよ」
オカダ「大丈夫すか」
——すべてを蹴散らしての防衛ですが、いつもとは違った?
オカダ「いや、気持ちはいつもと一緒です」
——試合後、ついに登場した次期挑戦者・内藤哲也選手について、どのようにとらえてますか?
オカダ「ま、いまの、先ほどのお客さんの反応がすべてなんじゃないですか。僕としたら何も印象がないので。ま、ブーイングされるような、がんばれと言われるような、そういう存在なんじゃないすか」
——やはり、今日の勝利、東京ドームへ進んだことは、当然の結果ですか?
外道「何、レインメーカーが? 東京ドームに進むのはレインメーカーしかいねぇだろ! あのハゲでどうすんだ? 今日はよかったよ、ミラクルが起きなくてな?」
オカダ「そうすね」
外道「内藤もなんかグチャグチャ言ってたな? 夢がどうしたとかな? そんなの知ったこっちゃねーんだコノヤロ〜。ちょうどいいよな。東京ドームのメインイベントだろ? アイツの夢に幕を引くにはちょうどいいんじゃねーか?」
——内藤選手は、夢と言ったIWGP、オカダ選手にとってはなんですか?
オカダ「まぁ、ボクのコスチュームの一部です。べつに誰の人のものでなく、ボクのコスチュームの一部です」
——もう一点、中邑選手が勝利を収めたあと、棚橋選手がリング上に行きました。おそらく中邑vs棚橋が決まるかと思います。その中で、東京ドーム、オカダvs内藤でメインを締めるというのは、大きな意味があると思いますが?
オカダ「いや、まぁ、中邑vs棚橋だろうが、オカダvs内藤だろうが、そんなのどうでもいい。俺がドームのメインで試合をする、それだけです」
外道「もちろんだ」
——世代間闘争という部分を期待するファンもいると思いますが?
オカダ「ま、そんな世代間がどうのよりも、東京ドームではボクだけを見に来てくれればいいんじゃないかなと思います」
——では、最後に外道さんに締めくくってもらええば?
外道「なんで俺なんだよ? 普通、チャンピオンからだろ?」
オカダ「いや、外道さんお願いします」
外道「ま、このベルトはレインメーカーから離れる姿が想像つかないよ。自信持ってる。内藤あたりじゃよ、無理だよ絶対な。次はよ、もっと強い相手を募集してるよ」
——ありがとうございます。
外道「恒例のカンパイ行くか?」
オカダ「今日は、なんすか?」
外道「BULLET CLUB解散するんだっけ?」
オカダ「…するんすか?」
外道「知らない」
オカダ「じゃあ、卒業っすね。外道さんからの…」
外道「いや、ウチ、そういうシステムないから。じゃあ、東京ドームの防衛、前祝いだ」
外道&オカダ「カンパーイ!」
オカダ「今回は、防衛はいいんすか?(笑)」
外道「今回はあたりまえだ。カンパイする価値もない」
内藤「リング上で言った通り、あきらめなければね、可能性はゼロじゃないんだ。まあ、ブーイングもチラホラ聞こえたかもしれない。だからなんだ? だからなんだ? 夢、あ きらめろって言うのか。夢、夢ってさ、なかなか叶わないから追いかけたくなるんでしょ。新日本プロレスの主役、もう俺が主役だったらそんなこと口にしない よ。山は高いからこそ登りたくなるんだ。新日本プロレスの主役、そしてIWGPヘビー級チャンピオン、必ず掴んでみせます」
アンダーソン「いったいなにが起こったんだ!? いったいなにが起こったんだ!? デヴィット、オレがチャンピオンか?」
デヴィット「ノー…」
アンダーソン「ノー!? レインメーカーは、クソ野郎だ!(近くにいたマスコミに日本語で)なに見てんだよ、このヘンタイ野郎! ファッ○! ファッ○!(今度は東京スポーツの記者に向かって)なに見てんだよ、このヘンタイ野郎!(と言って胸倉を掴み、突き飛ばす) ファッ○!」