1本目
◯ロブ・コンウェイ
(5分41秒 エゴトリップ→片エビ固め)
☓小島聡
※ロブ・コンウェイ&ジャックス・ダン組がNWAタッグ王者となる。
2本目
◯ランス・アーチャー
(3分00秒 キラーボム→片エビ固め)
☓天山広吉
※K.E.Sが第63代IWGPタッグ王者となる。
IWGPタッグ王座とNWA世界タッグ王座が同時に懸けられた変則3WAYマッチ。最初に勝利をあげたチームがNWAタッグ、次に勝利したチームがIWGPタッグを獲得する。
コンウェイ&ダンのセコンドとして、NWAのブルース・サープ社長が登場。自ら2人をコールした。
アーチャー組とコンウェイ組が天山組に襲い掛かり、試合がスタート。そして、アーチャーとスミスが天山にダブルショルダータックル、ジャンピングボディプレス&ギロチンドロップの合体攻撃をお見舞い。
しかし天山と小島は、ダンにダブルショルダータックルを食らわせ、モンゴリアンチョップ&エルボーを交互に連射。そして、ヘッドドロップ&エルボードロップの合体攻撃に繋ぐ。
その後、コンウェイが天山にエゴトリップを仕掛けるが、小島がカットし、逆水平チョップ連射。そして、スミスのエルボーをコンウェイに誤爆させると、スミスにも逆水平チョップを連射する。
次に小島は、串刺しジャンピングエルボーでスミスに追撃し、「いっちゃうぞバカヤロー!」からダイビングエルボードロップを発射。しかし、アーチャーがチョークで受け止める。
その直後、ダンがアーチャーをスパインバスターで叩きつけるが、天山と小島がダンを合体ブレーンバスターで投げる。そして、コンウェイにはテンコジカッターをお見舞い。
ここで小島が右肘のサポーターを投げ捨てるが、エプロンにのぼったサープ社長に気を取られ、ダンのスピアーを被弾。そして、コンウェイがエゴトリップで小島を倒し、1本目を奪取。NWAタッグ王座を獲得した。
2本目に入った直後、アーチャーとスミスがコンウェイにキラーボム。しかし、フォールは天山がカット。
ここでダンがスピアーを放つも、天山が回避し、スミスに命中。そして、天山がダンにニールキック、アーチャーにマウンテンボムをお見舞い。続いて、コーナー最上段からダイビングヘッドバットを敢行するが、アーチャーにかわされて自爆。
ここでアーチャー組が天山にキラーボムを仕掛けるも、小島がカットに入り、スミスにエルボー、アーチャーにDDT。そして、コンウェイにラリアットを浴びせてフォールに行くが、スミスが妨害。
その後、スミスがパワーボムから小島をフォールするが、カウントは2。そして、小島はスミスの腕にラリアットを浴びせるが、スミスとアーチャーがキラーボムで逆転。
ここで天山がリングへ入り、アーチャーとスミスにモンゴリアンチョップ。しかし、アーチャー組が天山を捕らえ、キラーボムで轟沈。IWGPタッグ王座を獲得した。
サープ社長「NWAが世界の歴史的にもベストな団体であり、チャンピオンだ」
コンウェイ「俺がNWA世界チャンピオンであり、タッグのチャンピオンでもある」
サープ社長「NWAが世界でいちばんの団体だ」
コンウェイ「我々がベストだ。NWAが最強だ」
サープ社長「NWA、イチバーン! アメリカジーン、イチバーン!」
コンウェイ「偉大なるNWA、我々がナンバーワンだ、ハハハ…」
スミス「俺たちがベストのタッグチームだ。IWGPタッグのタイトルがK.E.Sに返ってきたぞ。スズキグンの元に返ってきたぞ。フクオカのリベンジを果たした。キラーボムが決まればテンザン&コジマなど的ではない。次はロブ・コンウェイ&ジャックス・ダンをやってやる。NWAのベルトも俺たちのものだ。キラーボムでワンツースリーだ!」
アーチャー「出ていけ!」
天山「クッソ〜! どういうことや! コジ、悪かった…。もうわけわからんぞ! せっかく大事なコジの復帰戦をね。ベルトも獲られて、試合にも2人とも大負けして。こんなモン、なんのアレにもならん。ホンマ、最悪ですよ。今日勝って、二冠というものも考えてたけど、大ハズレ。最悪や。コジ、どうする…?」
小島「どうしますか? テンコジ、最大の危機だ。またやってきた。これ、何回目だ? 何回目かわからねぇ!」
天山「このまま、これで終わりなんか? それとももう一回、あのベルトを狙うべきなんか? よくわからんよ。でも、この次、タッグリーグもあるしな。でも、わからんよ…。アイツら、ホンマ、グルやな? コジ、すまんかったな?」
小島「いえ、こっちこそ、すみませんでした。…………でも、なんか俺は、俺は、今日の結果が、やっぱりいまのテンコジの現実かなって。冷静に受け止めてます。2人とも病み上がりだからさ。ただ、逆に、強がりじゃねーけどさ、こんなテンコジらしい再スタートないかなって。丸腰になってスゲーカッコ悪い姿見せて、でも、それも20年以上、テンコジが見せてきたドラマだから。何も悲観なんかしてねーよ。過去、これよりもひどい状態から、這い上がったことなんて、何度でもあるんだ。2人とも一回づつ負けちゃったけど、俺は、いまこうやってコメントできている現実にスゲーありがたいと思ってる。天山も本調子じゃないけど、いま試合のことを悔しいと振り返ることができる! それだけで、俺が生きている意味はあると思います」
天山「コジ…! まだまだ、まだまだやな? あきらめない」
小島「せっかく復帰したんだからさ? ね?」
※先に小島は控室へ
天山「いま、コジがテンコジにとって一番大切なことを言ってくれた。いっままでもドン底に落とされて這い上がってきた。一回、二回、負けた…それがなんやって? まだまだ俺らが生きている以上は、俺たちがガッチリ、テンコジとして組む意味があるんちゃうかなって。あらためて、気づきましたよ。こうなったら、とことんテンコジで次のタッグリーグをビシッと優勝。そこを狙っていきますよ。最後まであきらめへんから見ていてください」