POWER STRUGGLE
- 日時
- 2013年11月9日(土) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 6,400人(超満員)
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第3試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチレフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
試合開始前、飯塚がテレビ朝日の放送席を襲撃。野上慎平アナウンサーを上半身裸にすると、青と白のスプレー、さらに黒のマジックを使い分け、顔をドラ○もんのようにしてしまう。そして、体にも白のスプレーを吹きかけると、なんと黄色い鈴がついた赤い首輪を無理やり装着した。
続いて永田組の入場になるが、花道で矢野と飯塚が襲撃。場外乱闘で試合の幕が開く。そして、矢野がバンテージで永田を鉄柵にくくりつけると、飯塚が桜庭にイス攻撃。
リングに戻った桜庭は、矢野と飯塚によって金具がむき出しになったコーナーへ叩きつけられる。そして飯塚が、マイクコードで桜庭の首を絞めるが、ようやく自由になった永田が救出。それでも桜庭の劣勢は続き、飯塚が執拗なチョーク攻撃で痛めつける。
その後、ようやくタッチを受けた永田が、矢野にミドルキック連射、串刺しフロントハイキック2連発、エクスプロイダー。だが、矢野が延髄斬りを回避し、飯塚とタッチ。
それでも永田は、トレイン攻撃から脱出し、矢野へフェイント式延髄斬りをお見舞い。これで桜庭対飯塚となり、桜庭と永田がダブルミドルキックで矢野と飯塚をなぎ倒す。
続いて桜庭は、飯塚の顔面とボディにパンチを乱れ打ち。さらに、スリーパーホールドで捕獲するも、矢野が背後からイス攻撃。そして、矢野がマーティー浅見レフェリーを引きつける中、飯塚がパイプイスで桜庭を殴打。
続いて飯塚はアイアン・フィンガー・フロム・ヘルを装備するが、なんと桜庭が毒霧を噴射し、飛行機投げからサクラバロック。その直後、永田は矢野の顔面に毒霧を吹き、腕固めで捕獲。これで永田&桜庭の勝利となった。
試合後、永田&桜庭が野上アナウンサーをリングへ招き、3人で敬礼を決めた。
COMMENT
永田「どうもありがとう。以心伝心…以心伝心ですよ! 俺がこのシリーズ中、さんざんあの2人に凶器でやられていたのを、見てくれたみたいで。いや、心強いっすよ」
——桜庭さんはいかがでした組んでみて?
桜庭「いや、組んでというか。それよりもイスが痛くて、あと鉄柱じゃないや…マットのところの鉄柵? フックのヤツが…」
永田「ま、これも総合格闘技にはない痛みなんでね。これを克服したら、さらに強い桜庭和志が出てくるでしょう…!」
桜庭「いやいや……がんばります(笑)」
永田「それを克服したら、もう怖いもんなしでしょう! あとはありとあらゆる場面で極められる。俺にはそういう武器はないけども。打たれ強さみたいなものは21年間やってきて、備えてるんで」
桜庭「あと、マイクのヤツで落ちそうになりましたよ…!」
永田「いや、俺も伸びそうになった」
——ブルーミストにはビックリしたんですけど。
永田「神が下りてきた…!」
桜庭「(さえぎって)また、がんばります!」
※2人で握手して
——なんか、奥深い、今後も期待できそうな2人ですが?
永田「順応性ありますからね? 総合格闘技時代から。ところどころプロレスファンの心をくすぐるような攻撃してますから。俺も毒霧にはビックリした。そしたら、俺も自然と…このへんから湧き上がってきた」
——怒りが湧き上がっていた?
永田「いや〜、スッキリしましたよ。最後はダブルのサブミッションも決めてね。神は、明らかに俺の頭上に下りてきた。今日だけじゃなく、明日もね! 俺の頭上に下りてきてくれることを願ってますよ」
——野上アナが飯塚選手にドラえもんのようなかたちで襲撃されましたが、最後はリングに挙げて頂いて。
永田「いや! あれだけやられてもひるまずに、実況してくれたんで。野上、おまえも勝利者だ、と。それを俺と桜庭と一緒に感じてもらいたかった」
——桜庭さんと組むということに関しては?
永田「傍らにいるのは、今日が初めてだったんですけど、感慨深いとかそうおいうことを感じるまでもない試合だったんで。でも終わってみれば心強いし。ファンが凄い期待してくれてんな、と思ったんで。まだ未熟な部分はあると思いますけど、そこを克服していいチームにできたらな、と思います」
——1月4日、東京ドームは対グレイシーが見えてきましたが?
永田「いや、どんな敵かわからないで闘うのは、これまでもさんざんしてきましたんで。それにグレイシーのことは桜庭がさんざん知ってると思いますんで。パートナーが知ってれば心強い。ま、新日本プロレスは闘いから逃げない、そういう姿勢をこの歳になっても見せないといけないんで。ま、下の世代にも。俺より、若い世代でそういうの出来るヤツ、そんなにいないじゃん? だから俺が見せなきゃなって。…ゼア!(敬礼)。よし! あとは明日だな! 」
※矢野&飯塚はノーコメント