DESTRUCTION
- 日時
- 2013年9月29日(日) 15:00開場 16:00開始
- 会場
- 兵庫・神戸ワールド記念ホール
- 観衆
- 8,000人(超満員)
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第7試合 60分1本勝負
東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦&NEVER無差別級選手権試合- (権利証保持者/「G1 CLIMAX 23」優勝者)
- (初代NEVER王者)
※内藤が東京ドームIWGPヘビー級王座挑戦権を獲得。並びに第2代NEVER王者となる。レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
そこからエルボー合戦を挟み、内藤がアームホイップから低空ドロップキック。だが、田中が内藤を場外へ落とし、鉄柵攻撃、竹刀攻撃で逆襲。
リングへ戻り、チョップ合戦を制した田中が、串刺しジャンピングエルボーで追撃。さらに、張り手を見舞うと、内藤も返して張り手の打ち合いになる。これは内藤が打ち勝ったものの、田中はカウンターバックエルボーで巻き返した。
続いて田中は、ジャンピングエルボーで追い討ち。しかし、内藤がロープの反動を利用したスイングDDTで逆転。そして、田中を踏み台にしてエプロンへ飛び出し、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックに繋ぐ。
内藤の攻撃は続き、バックブリーカーから低空ドロップキック。そこから両者は、コーナー上でヘッドバット合戦を展開。
その後、田中がラリアットで内藤を場外へ落とす。そして、テーブル上に内藤を寝かせると、コーナー最上段からダイビングボディプレスを敢行。内藤を押し潰し、テーブルを真っ二つにヘシ折った。
リングへ戻り、田中が串刺しラリアット2連発、カウンターラリアット、雪崩式ブレーンバスター、垂直落下式ブレーンバスターと猛攻。苦しくなった内藤は、次のスライディングラリアットをかわし、スクールボーイ、低空延髄斬り、ミサイルキックで逆襲。
さらに内藤は、田中をコーナー最上段に固定し、ヘッドバットを連射。そこから雪崩式フランケンシュタイナーの大技を敢行する。
しかし、田中がカウンターラリアットで逆襲し、左右のエルボー連打、ローリングエルボー、バックブロー、垂直落下式ブレーンバスターで反撃。そして、スライディングラリアットからフォールに行くも、カウントは2。
すると田中は、2発目のスライディングラリアットを放つが、回避した内藤がプルマブランカで捕獲。これはガッチリと極まっていたが、田中が辛うじてエスケープ。
その後、両者は激しいヘッドバット合戦を繰り広げ、内藤が延髄斬り。続いてロープへ走るものの、田中が追走式ラリアットをお見舞い。しかし、すぐに内藤がジャンピングエルボーアタックで逆襲し、ジャーマンスープレックスホールド、ドラゴンスープレックスホールドで追撃。
これでも勝負が決まらないと、内藤はグロリアで田中を叩きつけ、スターダストプレスでとどめを刺した。
試合後、内藤と田中はお互いの額を突きつけ、一触即発で睨み合う。
そして、田中が退場したあと、高橋が登場し、二冠王となった内藤に挑戦表明。これを内藤も受けて立ち、10月14日両国国技館大会での対決が濃厚となった。
高橋「イェーイ! 皆さん! ここにいる内藤ちゃんが、新日本プロレスの主役にならないためにも! 俺がトコトン! 内藤ちゃんの足を引っ張ります!(※大拍手) 10月14日、両国国技館。去年の『G1』の両国と同じように、その脚をブッ壊して、俺がその『NEVER.』のベルトと、IWGPの挑戦権利証をいただく(※大拍手)。まずは・・・、まずは・・・、まーずーは! 今夜、神戸のキレイなオネーチャンだ! これマジ!(※大拍手)」
内藤「裕二郎・・・裕二郎! よく聞けよ! そして、会場のお客さんもよーく聞いて下さい。誰に! 何言われても、俺の夢は変わらないんだ。そして! 必ず、掴んでみせるから。新日本プロレスの!! 主役は!! 俺だ」
COMMENT
——身体のキレもスライディングD対策もあった。田中将斗に照準を絞ってきた?
内藤「なんか相手を認めるようでくやしいけど、俺、7月の秋田の敗戦がスゲー、俺のためになったっていうか。ま、田中の言葉そのままかもしれないよ。けど、『G1』獲れたのはあの敗戦があったからかなと。あの敗戦で気づけることってスゲーあったんで。また必ず田中とやると。シッカリ照準を絞って今日までやったんで、そのとおり勝ててよかったと思います」
——『G1』優勝、権利証、そしてNEVERも獲りました。ここからどう向かっていく?
内藤「やっぱ、まずは。まー・ずー・は、コッチ(NEVER)ですよね?NEVERが完全に田中選手の色に染まってしまっているんで。これをいまからシッカリ、俺の色に染めたいな、と。ま、ゆくゆくはNEVERをNEVERの大会に戻したいな、と。コッチ(権利証)に関しては、ね? こんな美味しい相手がいるんだよ? 俺に勝てばドームのメインイベント行けるんだよ? ま、来る人がいればこばまないし、来ないんだったら俺はそのままドームまで行きますよ? 誰がやるんじゃない。俺がやらなきゃいけないんだ。ドームのメインに立って、ドームのメインを締めて、主役宣言を大きい声でする、俺がやらなきゃいけないんだ。俺がやらないと新日本は変わらない。志は高くいきますよ」
——そんな中、高橋裕二郎選手が挑戦表明しました。
内藤「俺のことが一番気になるんでしょ? 今シリーズもずっと闘って、なんやかんやら突っかかってきてたんで。やっと来たか、と。裕二郎、俺はだいぶ先に行ってるぞ、と。そう思ってるんでね。裕二郎、早く来いよ。受け止めたうえで、キッチリ叩き潰してやるよ? 楽しみですね」
——因縁の場所、両国での再戦ですが?
内藤「う〜ん。でも、1年前とは状況がだいぶ違うんで。去年のこともそんなに頭によぎらないし。今日、田中戦をクリアしたことで東京ドームのメインイベントが見えてきたんで(目を見開くポーズ)。あとは、順調に東京ドームのメインイベントに一歩一歩、進んでいきたいと思います。また、この神戸ワールドホール、7年前にプロレスラーになって、初めてシングル初勝利した場所だったんで、凄い思い入れのある場所で、シングルのベルトを初めて神戸のお客さんの前で獲れて、凄いうれしいなと思います。今日と言う日を忘れずに進んでいきたいと思います」
田中「これだけ言っといてやる。今の時点までは、アイツが強かった。でも現時点の、今の時点では、俺の方が強いんじゃ! あのベルト、誰が愛着持ってると思とるとんじゃ。誰が名もないベルトからここまで、神戸のこんな大きなハコで、セミ前の試合まで持ってきたのは、俺やぞコラ?! オイ! 俺とやって、どうやったんや? 充実しとったやろ? オマエがベルトまだ持ってるんやったら、俺を挑戦させろオマエ。言っといてやる。今のこの時点までは、俺の方が強いぞオマエ!」