IWGPタッグ王者となった天山広吉&小島聡にヤングライオン・川人拓来が合体。対するは、前日にマイケル・エルガンを下して『NEW JAPAN CUP』2回戦へ進出したバッドラック・ファレが、タマ・トンガ&タンガ・ロアとトリオを結成しての6人タッグマッチ。
まず、入場コール時にこの日も尾崎アナに暴挙をふるったファレ。さらには、入場してきた川人に襲い掛かったBULLET軍。すかさずテンコジもファレにモンゴリアンチョップの二重奏で反撃。だが、ファレも猛烈なタックルでテンコジをいっぺんに吹っ飛ばす。
ここでタンガが天山に串刺しのショルダータックル、タマが天山の首を締め上げれば、ファレはコーナーに詰めてボディパンチを食らわせるなど、クイックタッチを展開。
そして、タマは挑発気味のモンゴリアンチョップを連射、さらに石頭の天山にヘッドバッドを食らわせるがこれは逆効果。天山はマウンテンボムで逆襲する。
代わった小島は、タマをエルボーで蹴散らして、コーナーでマシンガンチョップ、そして串刺しエルボーから、「いっちゃうぞ!バカヤロー!」の合唱、ダイビングエルボーを爆発させる。
ここでタマもジャンピングヘッドバッドで小島に反撃。加えて挑発的にラリアットを狙うが、これは不発。怒りのタマにコジコジカッター炸裂。しかし、タマも軽快な動きからドロップキック。ここで一気にリングは乱戦模様となったが、小島がファレをラリアットで場外に叩き落とす。一方のタマも、小島のラリアットをスピアーで撃墜。
ここでようやく川人がリングイン。ヘビー級のタンガに向けてドロップキックを連射。しかし、ブルーサンダーを炸裂させて一気に逆転! だが川人もジャンピングフォーアームで果敢に挑んでいく。
ところが余裕のタンガは、最後は川人を軽々とかかえ上げて、ドリラー気味に垂直に叩き落とす荒技(エイプシット)を披露。あっという間に勝負をつけ、実力の差を見せつけた。
ファレ「Woh Woh Woh Woh Woh Woh Woh Woh Woh WOW.リラックス。明日(の相手)はヤノ。落ち着いて来い」
タマ「またズルいことしてくるんだろ? お前がどんなことをして来ようとも、(ファレは)もう準備できてるぜ。ヤノよ、どんなにズルいことをしても勝てないぜ」
ロア「ヤノ、お前は単なる汚いヤツだ。ダーティ野郎め」
天山「今日は2試合目。テンコジ、そして川人。相手がBULLET CLUBで、もう傍若無人な相手だし、『どんな試合になるかな?』と思ったら、最初からいきなり来やがって。ま、まだまだグリーン(ボーイ)に毛が生えたモンやからね、あの川人も。もっともっとアイツ自身が、やっぱりね。そのへんのアンちゃんと変わらんぐらいやから、見た目(苦笑)。だから、もっとそこを本人が意識しないと。せっかくこういう大きなカードを組まれてるんやから。自分がどんだけ奮起できるか? やっぱり俺らからしたらまだまだグリーンボーイやからね。ま、(タッグを)組まれること自体、奇跡みたいなモンやから。でも、それをやっぱり、チャンスを自分で掴むっていう気持ちを持たないと。やっぱり体がちっちゃくても、他人と違うところを見せて、『俺、俺!』っていうのを見せていかなきゃ。ヤングライオンの教育じゃないけれども。まあ、タッグチャンピオンとしてね、まだまだテンコジ。なあ、コジ?(※と言って小島と握手して去る)」
小島「昨日の永田裕志の闘い(『NJC』1回戦)がね、やっぱり俺の中でいま凄く目に焼き付いて。ずっと頭の中にあってね。やっぱ永田裕志がああいう試合を見せてくれて、自分の生き様っていうのを見せてくれて、やっぱりテンコジとしてもね、永田選手のあの生き様というのを応援したいし。そういうふうに俺も天山も(思う)。やっぱり本間(朋晃)っていうキーワードがあって、今回こういうことになって、みんな本間のことを大切に思っていて、凄く心配で、本間のためでもあるし、あとは自分たちのせっかく掴んだチャンスっていうのもあるし。こういうものをすべて飲み込んで、消火して行きたいと思います」
※川人はノーコメント