試合前のオープニングで中西学選手のインフルエンザによる欠場が発表され、一部の対戦カード、対戦カード順が変更された。
第1試合がなくなり、第2試合が第1試合に変更、それぞれの試合が前倒しとなる。また、第1試合には当初、中西選手が出場予定だったところに、デビッド・フィンレーが出場する。
昨日の愛知大会で、タンガ・ロアを倒して『NEW JAPAN CUP』2回戦に進んだ永田裕志は獣神サンダー・ライガーとタッグ結成、タイガーマスク&デビッド・フィンレーと対戦する。
先発はライガーとタイガーの組み合わせ。タイガーは軽快な動きから早くもドロップキック、さらに場外のライガーにトペスイシーダを爆発させる。
リング上では、ライガーvsフィンレー。ヤル気を見せるフィンレーがライガーに串刺しエルボー、そして永田も場外へ蹴散らせていく。ここで代わったタイガーはライガーにサーフボード。
しかし捕まっていたライガーは、フィンレーにカウンターの掌底で永田にスイッチ。代わった永田はフィンレーにミドルキック連射。串刺しフロントハイキック、強烈なスープレックスを次々と炸裂。しかしフィンレーもジャンピングエルボーで反撃していく。
代わったタイガーは永田にミサイルキック、さらにサムソンクラッチ、回転十字固めとコチラも流れるような動き。さらにフィンレーとのトレイン攻撃から、ヘビー級の永田に対してタイガードライバー!
しかし、介入したライガーがタイガーに風車式バックブリーカーを決めれば、永田も必殺のエクスプロイダー爆発。さらには、タイガーのハイキックをキャッチした永田が珍しい裏アキレス腱固め、そして最後は白目式の腕固めでタイガーからギブアップ勝利!
翌日の『NEW JAPAN CUP』2回戦・EVIL戦へ向けて、絶好調をアピールした永田だった。
永田「いやあ、タイガーの蹴りは1発1発、強烈だし、キレがあるから、心情的にカチンとくる攻撃ですね。そういうのを感じてリングで闘っている自分は(やる気が)沸きますよ。感情に火がつく。(攻撃を浴びて)一瞬ワケわからなくなって、何かを出していくというね。中西学のインフルエンザ欠場は非常に残念ですけどね。そんな中でも相手がやっぱり刺激のある1発1発を叩き込んでくるんでね。まあ、充実した試合ができたこと、短い時間でしたけど、この調子をもってすれば、明日(『NJC』2回戦)も再び勝つことができるでしょう。万全な状態で臨みます」
――昨日の試合直後には、2回戦の相手として棚橋選手を希望していましたが、残念ながら希望通りとはいかず、EVIL選手が勝ち上がりました。改めて今のEVIL選手は、永田選手の目にどう映っていますか?
永田「今回はこれまでと違って、なりふり構わないっていうか、悪いことも堂々とやってくるなって。だからって、グリーンミストが俺に通用するかな!? いざとなったら、俺にはグリーンミストを防御する策がある。それ以上、彼にとって隠し玉があるのかないのか、それが(勝敗を分ける)ミソになる。悪魔よ、かかってこい。最後は青義が勝つ(※敬礼)」
※ライガーはノーコメント
タイガー「いやあ、永田さんと(やると)面白いね。なんだろ? お互い、意地の(張り合いの)ような闘いだしね。最後のハイキックも、完璧に読まれてましたね。(あそこで)裏アキレス腱(固め)で来るのかって、珍しいなって思ったんですけど。最後、あんだけ沸いてたっていうのは、(腕固めをしながら)白目かな? まあ、やっぱり、永田さんは元気ですね。ライガーさんもそうだけど。ま、自分も負けずに。僕は前から永田さんを目指したいって言ってるんでね。追いつけ追い越せを、このキャリアで、この年齢っていったらおかしいけど、追いつけ追い越せで頑張ります」
※フィンレーはノーコメント