戦国炎舞 -KIZNA- Presents NEW JAPAN CUP 2017

日時
2017年3月11日(土)   17:00開場 18:00開始
会場
愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
放送
バナーバナー
観衆
4,515人(満員)

第9試合 時間無制限1本勝負
「NEW JAPAN CUP 2017」1回戦

※EVILが『NEW JAPAN CUP』2回戦に進出
レフェリー|レッドシューズ海野

MATCH REPORT

『NJC』1回戦で、因縁渦巻く棚橋とEVILが激突。

 開始のゴング、場内は「棚橋」コールに包まれる。両者はエルボー合戦。続いて棚橋はヘッドロックに固め、EVILがロープに飛ばそうとしても、その手を離さない。ここでEVILはコーナーに棚橋を詰め、その離れ際に襲いかかるが、かわした棚橋はグラウンドに持ち込んでヘッドロック。髪をつかんで脱出したEVILは、ショルダータックルでダウンを奪う。しかし、棚橋はヒップトスから、再びグラウンドでのヘッドロックへ。ここで場内からは「棚橋」コールが起こる。EVILが髪を引っ張ると、棚橋は負けじと顔面をかきむしっていく。
 スタンドに戻ると棚橋はエルボー。そして、ロープに走るが、EVILは追走してジャンピングニー。そこから場外戦に持ち込み、鉄柵攻撃を狙うが、逆に棚橋が鉄柵に二連発で叩きつける。しかし、EVILもラリアットで応戦。さらにリング下からイスを二脚持ち出すと、一つを棚橋の首にかけ、もう一つでおもいきり振り抜く暴挙。この一発で棚橋は場外で大の字に。
 カウント19で棚橋はリングに戻るも、EVILはサーフボードストレッチで固め、さらに背中を蹴り上げていく。そして、ネックロックで棚橋にダメージを与え、串刺し攻撃を狙う。これをエルボーで迎撃した棚橋は、セカンドロープからフライングボディプレスを仕掛けるが、かわしたEVILはセントーンを敢行。
 そして、EVILはもう一度ネックロックへ。棚橋がボディブローを見舞うと、EVILは顔面をかきむしっていく。すると、棚橋も顔面かきむしり攻撃。ならばとEVILはさらに顔面をかきむしり、ロープに走るが、棚橋はカウンターの低空ドロップキック。そして、ドラゴンスクリューでEVILの動きを止めに出る。
 棚橋はパンチの連発から串刺し攻撃を狙うが、逆にEVILに振り返される。しかし、棚橋はフライングフォアアームでダウンを奪うと、エルボードロップ、サンセットフリップと畳み掛けていく。そして、セカンドロープからサンセットフリップを狙うが、これはEVILが回避。だが、棚橋はエルボーでEVILを後退させ、さらに突進。しかし、EVILはサイドバスターで応戦。
 コーナーにもたれかかる棚橋に、EVILは串刺しエルボー。そしてフィッシャーマンバスターを決め、トップコーナーからフライングラリアット。棚橋はカウント2でキックアウト。EVILは棚橋を両肩に担ぎ上げるが、棚橋は身体をバタつかせ、エプロンに着地。両者、ロープを挟んでエルボー合戦を展開。競り勝ったEVILがラリアットを狙うが、棚橋はショルダーを腹にたたき込む。しかし、EVILもリングインしようとした棚橋をトラースキックで食い止める。そして、ブレーンバスターを狙うが、こらえた棚橋はロープを挟んでドラゴンスクリュー。
 そして、場外に転落したEVILに対し、ハイフライフローを敢行。カウント16で棚橋はEVILをリングに戻すと、トップコーナーにのぼる。だが、ここでEVILはレフェリーをロープに押しやり、その反動で棚橋はバランスを崩してしまう。すかさず、EVILはデッドリードライブ。そして、イスを持ち出すと、棚橋の腰に二連発で振り落としていく。しかし、棚橋は雄叫びを上げると、EVILからイスを奪い、逆に背中に打ちつけていく。
 さらにEVILに対して、コーナー際でエルボーを連発。レフェリーがブレイクしようとすると、棚橋はレフェリーを突き飛ばしてしまう。そして、棚橋はリング上のイスめがけて、EVILにツイスト&シャウト。続いてスリングブレイドを決めると、一気にハイフライフローへ。しかし、待っていたのはEVILのヒザ。両者、大の字に。
 立ち上がった両者は激しいエルボー合戦。競り勝ったEVILは、一度はかわされながらもラリアットを炸裂。そしてダークネスフォールズを見舞うが、棚橋はカウント2でキックアウト。ここでEVILは首切りポーズを見せ、棚橋にトラースキックを食らわせると、腕を固めて変形のフェイスロック。動かなくなった棚橋をEVILはフォールするが、棚橋は執念で跳ね返す。
 ならばとEVILはEVILを仕掛けるも、切り抜けた棚橋はドラゴンスープレックスの体勢へ。これをEVILがこらえると、棚橋は強烈な張り手。そして、その場飛びのスリングブレイドへ。
 そこから棚橋はもう一度ドラゴンスープレックスを狙うが、EVILはレフェリーを突き飛ばし、死角を作ると振り向きざまに毒霧を噴射。これでひるんだ棚橋に、最後はEVILを決めてカウント3をゲット。ダーティーファイトで2回戦進出を決めた。

COMMENT

EVIL「これが言った通り、真実と悪夢だ。棚橋弘至よ、ナメんじゃねぇぞ。こっちのセリフだぞ。(※息を整えてから両腕を横に大きく広げて)いま、これが、俺の時代だ。いいか、よく覚えとけ。This is EVIL。E~verything is EVIL。すべては……………………EVILだ!」

棚橋「(※川人と岡に両肩を担がれてインタビュースペースにやって来る。そのままフロアに大の字になり、つぶやくように)もう、なんもねぇよ、なんもねぇ。いまの俺はただの燃えカスだ。なんもねぇよ(※ゆっくり起き上がると、川人に肩を預けて引き揚げていく)」

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