Road to DESTRUCTION

日時: 2013年9月5日(木) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,950人（満員）

第1試合 20分1本勝負

アレックス・シェリー
小松洋平

KUSHIDA
田中翔

境界線

10分01秒　オートマティックミッドナイト→片エビ固め

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　先発したKUSHIDAと小松が、レスリングで互角の勝負を展開。続いてシェリー対田中となり、田中が脚を取って絞る。だが、脱出したシェリーがヘッドロックに切り返し、ショルダータックルでなぎ倒した。
　それでも田中は、アームホイップ、ショートレンジドロップキック、チョップ連射で逆襲。だが、シェリーが強力な逆水平チョップでやり返し、低空ドロップキックで田中を倒す。そして、すでにタッチしていたKUSHIDAが、顔面にも低空ドロップキックを見舞った。
　これで田中は動きが止まってしまい、KUSHIDAがスリーパーホールド、アームロックで追撃。さらにシェリーが、腕にニードロップを落とし、ストンピングを浴びせる。
　田中のピンチは続き、KUSHIDAが低空ドロップキックからキーロック。ところが、田中が腕を極められたままKUSHIDAを持ち上げ、変型バックドロップで逆襲。
　これでようやく出番となった小松が、エルボーとドロップキックをKUSHIDAとシェリーにお見舞い。さらに、シェリーの串刺し攻撃をかわし、ドロップキック、串刺しバックエルボー、ランニングエルボーへ繋げる。
　ここで小松と田中はトレイン攻撃を狙うが、シェリーがカウンターフロントキックで田中を迎撃。そして、KUSHIDAが小松に延髄斬り、田中にミサイルキックを食らわせる。
　それでも小松は、KUSHIDA組の連携攻撃を回避し、KUSHIDAにドロップキック。そして、シェリーをスクールボーイと逆さ押さえ込みで丸め込む。しかし、いずれも跳ね返したシェリーが、カウンタートラースキックで小松の動きを止め、オートマティックミッドナイトで完勝した。

COMMENT

KUSHIDA「ちょうど、去年、この会場で飯伏（幸太）に挑戦して、それ以来、俺は進化を一日も止めていないよ？　いつまでも足踏みしてるTIME SPLITTERSじゃないから。『G1 CLIMAX』中もね、シェリーの自宅に行って、『スーパーマリオブラザース』を…」
シェリー「それはトレーニングだっけ？（笑）」
KUSHIDA「フフフ。たくさんトレーニングして新しいコンビネーションを生み出してきたから、期待してください！」
※ここでTAKA、タイチがコメントルームに乱入。
TAKA「オイオイオイ、おまえらよ、何回ジュニアタッグ挑戦してるんだ？　何回やったって勝てねーんだよ！」
※タイチがトイレットペーパーで鼻をかんで、TIME SPLITTERSに叩きつける
TAKA「次はな！　俺たちが、タイトルに初挑戦するんだよ！」
※タイチがトイレットペーパーで尻を拭いて、TIME SPLITTERSに叩きつける
TAKA「オイオイオイ、汚ねぇ汚ねぇ！　俺たちが初挑戦するんだよ。おまえら、海外で修業してこいよ！」
タイチ「汚物は消毒しておけよ！」
TAKA「100万光年くらい早いんだよ！　汚物は消毒だ！　クククク!!」
※TAKA、タイチは退場
KUSHIDA「……。オイ、山形の試合、シッカリ見せてもらったよ。いままで、俺たちがフーリガンズと築いてきたPPVの第一試合。悪い試合だったとは言わないけど、次につながる可能性を見せられるのは、俺たちTIME SPLITTERSだけだ！」
シェリー「チクタクチクタク！　失礼なヤツらだ！　俺とKUSHIDAこそ最高のタッグチーム。鈴木軍なんて蹴散らしてやる!!」
KUSHIDA「いいよ、神戸で次期ジュニアタッグ挑戦者決定戦、やってやるよ！」

田中「クソ！　KUSHIDA、シェリー……。確かに、あの人達には、技術も経験も、自分達より上。技も豊富。お客さんにいろんなことを見せれる。でも、俺達二人は新日本のヤングライオンだ。あの二人には見せられない、新日本のヤングライオンにしか見せられない試合を、自分達でできると思う。新日本のヤングライオンである限り、自分達にしかできない試合を、これからもやっていくだけです。ありがとうございました」

小松「クソ！　俺達はライオンの子だから。はえぬきだから。今日はジュニアのトップレベル、タッグ戦線でチャンピオンクラス、その二人とやって『まだまだだ』と思ったけど、俺と田中は、ライオンの子だから。何回蹴り落とされても、這い上がるから。俺達が心が折れることは、まずないから」