ブシモ Presents G1 CLIMAX 23
- 日時
- 2013年8月4日(日) 16:00開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 6,700人(超満員札止め)
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第5試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 23」Aブロック公式戦レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
再び両者はエルボー合戦。石井は競り勝つとロープに走るが、柴田は顔面キックで迎撃。しかし、石井は立ち上がると逆水平を叩きこみ。そして、自らリングにヒザをつけて、柴田のフロントキックを誘発。逆に柴田もヒザをつき、そこに石井も逆水平。その後もお互い、意地になって逆水平とミドルキックを打ちあう。この攻防で石井が後退すると、柴田はコーナーに追い込んでエルボーを連発。そして尻もちをついた石井の顔面に、助走を取って豪快なドロップキック。
さらに柴田は石井の背中と胸板にサッカーボールキックを怒涛の連発。ここで石井がダウンすると、場内から石井コール。なんとか立ち上がろうとするも、足がフらついてしまう石井。柴田は石井を無理やり立たせるとフロントキック。しかし、石井は雄叫びを上げると、カウンターのパワースラムで反撃。さらに柴田の胸板にキックを打ちこみ、フライング・ニールキックまで繰り出す。
そして石井はブレーンバスターで柴田を叩きつけると、さらにPKを狙うが、これは柴田が受け止めてラリアットをお見舞い。続いて柴田は厳しい角度の逆エビ固めで攻め立てていくが、石井はなんとかロープエスケープ。すると、柴田は続いてSTFで石井を締めあげていく。石井がロープエスケープすると、柴田は素早いモーションからバックドロップ。しかし、石井もすぐに立ちあがって投げっぱなしジャーマン、そして重いラリアットを炸裂させる。
続いて、またもや両者は力のこもったエルボー合戦。そこから柴田はミドルキックでダウンを奪うと、PKを狙ってロープに走るが、石井は立ち上がってカウンターのラリアット。そして、場内に響き渡るような頭突きを交換した両者は、ともにダウン。先に立ち上がった柴田は、石井にスタンディングのスリーパーホールド。口から泡を吹きながら石井はロープに逃げると、スキをついて柴田に延髄斬り。
柴田もハイキックを繰り出すが、石井は渾身の力でラリアット二連発。そして、とどめとばかりに垂直落下式のブレーンバスターで柴田をマットに突き刺すと、見事にカウント3をゲット。場内大興奮の一戦は、石井が勝ち星を手にした。
COMMENT
——まさに、正面からのぶつかり合いだったと思うんですが?
石井「いや、いつもでしょ!? 俺、いつもやってるじゃん!? 何が違うの!? 柴田だから特別じゃねぇだろ?いっつもあれじゃねぇか? なにも変えてねぇよ」
——お互いがすべてを受け止めてというのは、何か2人に通じるところがあったのかと思うのですが・・・。
石井「(※さえぎるように)いや、だから俺いっつもじゃん! 柴田にかぎってじゃないだろ!? だから、俺の全試合を見ろっつうんだよ! ビッグマッチだけ見に来てよ、俺のスタイルどうのこうの言われる筋合いはねぇんだよ」
——棚橋選手から勝利をあげ、この勝利もかなり大きいかと思うのですが?
石井「大きくない。いまの勝ちは俺にとってなんでもねぇよ。スタートラインにも立ってねぇよ。俺はこれから長い目で見て行くから。目先のことじゃねぇよ。あと、柴田にひとことだけ言っといてやるよ。これから新日本に上がんのかわかんねぇけど、まあ、俺の知ったこっちゃないけど。もし上がんだったらよ、俺がプロレスっちゅうモンを教えてやるよ」
※インタビュースペースのバック幕を引き剥がし、間仕切りのパネルを蹴り倒す。
柴田「これ以上ない屈辱だよ(と言って控室へ)」