ブシモ Presents G1 CLIMAX 23
- 日時
- 2013年8月2日(金) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2,015人(超満員札止め)
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第7試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 23」Bブロック公式戦レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
激しいロープワークから飯伏がドロップキックをヒットさせると、内藤は低空ドロップキックで逆襲。その後、変型レッグロックなどで膝に集中攻撃を仕掛ける。
しかし飯伏は、フランケンシュタイナーで逆転。これで内藤を場外に追いやると、コーナー2段目からムーンサルトアタックを見舞う。
飯伏の攻勢は続き、スワンダイブミサイルキック、ローリングソバット、ミドルキック、その場飛びシューティングスタープレスと得意技を連発。
しかし、内藤がニークラッシャーで飯伏の動きを止め、ミサイルキックを膝にヒットさせる。そして、足4の字固め、変型足4の字固めを繰り出し、さらに膝へダメージを与える。
次に内藤は左右の張り手を連打するが、飯伏がオーバーヘッドキックで逆襲。だが、すぐに内藤が延髄斬りで巻き返し、水面蹴り式の延髄斬り、ジャンピングエルボーアタック、ジャーマンスープレックスホールドと畳み掛ける。
しかし、飯伏が高速ドラゴンスープレックスホイップで反撃し、カウンターローリングソバットで追い討ち。すると内藤は、飛びつき前方回転エビ固め、ボルボ・デ・エストレージャを繰り出すが、いずれも返した飯伏がハイキックで逆転。
ここで飯伏はシットダウン式ラストライドからフォールに行くが、内藤がキックアウト。しかし、フェニックススプラッシュで勝負を決めた。
試合後、飯伏が内藤が立ち上がるのを待ち、人差し指を立てて再戦の意思を示す。すると、内藤が近づいて握手を手を差し出すが、飯伏が応じようとした途端に手を引っ込めてしまった。
COMMENT
飯伏「はい。勢いはありましたか? 大丈夫でしたかね?」
——内藤選手の印象は?
飯伏「(小声で)スゴかったッスよ。なんか、ジュニアでやったことあるような感覚があったんですけど、スゴイ!それの重さが! ヘビー級の重さです。いやぁ、キツかったッス」
——昨日も『ヘビーの重さ』とおっしゃっていましたが、その中で2連勝というのは?
飯伏「2連勝もそうですけど、この1勝がスゴイ、G1とかじゃなくても、プラスになったかなって。いやぁもう、優勝ですね、優勝! 必ずこのまま優勝します。勢いはこのままいきます」
——『全戦出し切る』と言ってましたが、今日も出し切った?
飯伏「もちろん!出し切りましたよ。はい。いやぁ、キツ過ぎましたね。次も、次も、勝ちます勝ちます!よし!」
内藤「ああ……。いい試合をするとか、会場を盛り上げるとか…。そんなんじゃねーんだよ。そんなんじゃないんだ。勝たなきゃ意味ないんだよ。今日の飯伏戦にしても、勝たなきゃダメなんだよ。勝たなきゃダメなんだ。『おまえ、何してんだよ』という声も客席から聞こえたし、わかってるよ。それはわかってる。ただ、相変わらず……いい感じだとは思うんだよね、自分でも。復帰戦よりも秋田よりも、そして昨日の開幕戦よりも、ドンドンドンドンいろんな面でよくなっているというのは掴んでる。でも、結果が出ない。…俺は、『あきらめなければ夢はかなう』その言葉が大っ嫌いだよ。じゃあ、あきらめなければ夢は叶うのかって。そうじゃない。でも、で・も! あきらめなければ可能性は残されるんだ。ケガからの復帰、何回あきらめようかと思ったよ。でも、あきらめなければ、またこうして可能性が出てくるんだ。2連敗した? 関係ねーよ! この夏は、まだ終わらない。この夏の、主役は、俺なんだ」