ブシモ Presents G1 CLIMAX 23

日時: 2013年8月1日(木) 17:30開場　18:30開始
会場: 静岡・アクトシティ浜松
観衆: 3,200人（超満員札止め）

第3試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 23」Bブロック公式戦

天山広吉
シェルトン・X・ベンジャミン

境界線

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

　入場時に天山は放送席に座っていた蝶野正洋とガッチリ握手。
　
　開始のゴング、まずはロックアップで組み合う両者。距離を取ったベンジャミンは勢いよくエルボー、ヒザ蹴りを天山にくわえていく。これに対して天山もエルボー、そしてモンゴリアンチョップ3連発で応戦。しかし、走りこんだところをベンジャミンがスーパーキックで迎撃。そしてベンジャミンはショルダーネックブリーカー、さらに天山の首筋にエルボーを叩き込み、ダウンを奪うとキャメルクラッチ。ベンジャミンは天山の古傷である首を狙っていく。続いて天山を場外に連れ出すと鉄柵攻撃。そしてブレーンバスターを狙うが、これは逆に天山が投げ返す。
　　リング上に戻ると、ベンジャミンは天山にダブルアームスープレックス。さらに対角線コーナーに天山を振ってボディスプラッシュを狙うが、これは天山がかわして逆水平チョップ。そして、串刺しラリアットからカーブ・ブランディングをお見舞いする。
　ここで場内からは天山コールが巻き起こる。この声援に押される形で天山はベンジャミンにニールキックからアナコンダ・バイスを極めるが、これはニアロープ。攻撃の手をゆるめない天山はコーナートップに登るが、ここでベンジャミンが驚異のジャンプ力でコーナー上の天山を捕獲。
　しかし、天山はモンゴリアンチョップでベンジャミンを叩き落とすと、ダイビングヘッドを敢行する。だが、ベンジャミンはこれを交わすと、必殺のペイ・ダートを炸裂。ベンジャミンが逆転勝利を収めた。

COMMENT

ベンジャミン「“ネクスト”ベンジャミンがスタートした。トーナメントの初戦で何が起こったか、みんな見たはずだ。今日起こったことが、これからずっと続く。相手をみんな倒していく。シェルトン・ベンジャミンは、ジョークなしだ。今日はテンザン、そして明日はマシンガン。遠慮はしない。なぜなら俺は、オマエのようなアメリカンじゃないからだ。明日オマエのケツを蹴り上げて、叩き潰す！　それだけだ」
　
天山「クソ——!!　なんだよオイ！　やられた首！　マジでヤバイ。G1は開幕が一番大事。それはいつも頭にいれて、わかってやってるけど。でも、やられてもうたよ。あのベンジャミン、初めてやったけど、恐怖やったよ。まさか……首ガッチリやられた。まいったな。試合前に『リングサイドに蝶野さん来てる』って聞いてたから、いつも以上に張り切って、G1初戦、これはもう行かなアカンなって気合入ったしね。蝶野さんに久しぶりに会って、パワーもらって。行くぞって気持ちが空回りして、チキショー！　ホンマに。G1はいつも初戦からうまくいったためしないから。まだ1敗しても大丈夫でしょう。……いや、大丈夫やないんやけど、ホンマはね。でも、負けた以上、明日、明後日とまた続くんやから、しっかりと取りこぼしなし。誰も天山なんかくると思わんところ、上がっていきますよ。他の20人のメンバーの中でもね、俺が飛び抜けてやりますよ！　その気持ちは持ってるし、しっかり全身全霊で最後まで全力で、闘い抜いてやるから。明日からまた、仕切り直ししっかりやる。以上」