レスリングどんたく 2013

日時: 2013年5月3日(金) 16:00開場　17:00開始
会場: 福岡・福岡国際センター
観衆: 6,800人（超満員）

第4試合 60分1本勝負
NEVER無差別級選手権試合

（初代王者）
（挑戦者）

田中将斗
本間朋晃

境界線

09分32秒　スライディングD→片エビ固め

※田中選手が3度目の防衛に成功

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　試合開始前、場内の大型スクリーンにオカダの直撃インタビューが流れる。
　その中でオカダは、鈴木について「あの人のことはマジで嫌いなんでね。今日はスペシャルな方法で仕留めたいと思います」と、余裕のコメント。
　その後、外道がインタビュアーからマイクを強奪し、「オメーの役目はここ福岡国際センターで終わりだよ！」と、さらに鈴木を挑発。そして、「この『レスリングどんたく』に、カネの雨が降るぞ！」と宣言した。
　
　そこから始まった第4試合は、田中vs本間のタイトルマッチ。
　
　試合開始早々に場外戦となり、田中が本間の頭部へテーブルを投げつける。そして、場外マット上に設置したテーブルに本間を寝かせると、コーナー最上段からダイビングボディプレスを敢行。本間を押し潰すと共にテーブルを真っ二つにヘシ折った。
　リングへ戻り、田中が串刺しジャンピングエルボー、ジャンピングエルボーアタックで追撃。さらに、ブレーンバスターを狙うも、本間が反対に投げ捨て、逆水平チョップ連射、串刺しバックエルボー、フェースクラッシャー、小こけし、ミサイルキックと、一気に畳み掛ける。
　だが、田中がハンマースルーを切り返し、串刺しラリアット2連発、カウンターラリアットで逆襲。さらに、トップロープ上からの雪崩式ブレーンバスターで本間を叩きつける。
　次のスライディングDを回避されると、田中はジャーマンスープレックスホイップを繰り出す。しかし、本間がラリアットで巻き返し、カウンターラリアット、変型パイルドライバー、こけしに繋ぐ。
　だが、田中がラリアットをブロックして巻き返し、左右のエルボー連打、バックブロー2連発、ショートレンジラリアット、垂直落下式ブレーンバスターと一気にラッシュ。そして、今度こそスライディングDをヒットさせ、完勝を収めた。

COMMENT

田中「なんや？　なんもないよ？　……ただ、何？　俺、べつに防衛戦、闘うなんて言うてへんからね？　勝手に、あの出戻りヤローがよ、何かに食い込んだら、オマエ、この新日本にまた居座れると思うとんちゃうん？　それで、このNEVERのベルトの名前、出したんかもしれんけど。このベルト、何人で争って、誰が相手して……そのへんアイツわかってるんか？　ポッと帰ってきて、ポッと名前出して、組むほうも組むほうじゃ！　こんなの最初からやる気なんてこれっぽっちもないわ！　ただ、組まれたからにはね、ベルトを守らなあかん使命があるからね。たしかにアイツの人気は認めるよ。ただ、アイツが低い位置、俺らが高い位置におるから、みんなが『かわいそう、かわいそう』言うて、アイツを応援するねん。そこがトップどころでやってる、俺らとの差や！」
——明日は、大一番・デビュー20周年大会だが？
田中「まぁ、どこに行っても全力ファイトでやってきた。誰が相手でも、俺は俺のプロレスをやってきた。そこが、新日本プロレスでも使ってもらっている流れだと思うし。FMWやゼロワン、新日本で20年間、闘ってきたことを証明するよ」
　
本間「せっかく、せっかく来たチャンス……クソー!! 俺はなんのために1年間、新日本に残ってはできないこと、やってきたと思ってんだ？今日のためじゃねぇのか。やるんならいつだよ？今でしょ?! 今しかないでしょ?! 俺は、新日本プロレス、継続参戦に向けて、今日のベルトは絶対必要だと思った。でも獲れなかった。でも俺は、まだまだ諦めねぇから。俺は、ホントしつこいからさ。まだまだだよ。1回負けたくらいで、終わんねぇ。終わってたまるかコノヤロー！これからだ」