『Road toレスリングどんたく2013』第6戦の岡山大会。新日本プロレス初進出の桃太郎アリーナは、正式名称を岡山県総合グラウンド体育館と言い、1万人規模の収容人数を誇る巨大な体育館。
そんな中で始まった第1試合は、田中と渡辺の先発でスタート。渡辺が田中のチョップをすべて受け止め、重いエルボーでダウンさせた。
中盤は高橋組が田中を捕まえて集中攻撃を開始。2人でダブルショルダータックルを食らわせると、高橋がキャメルクラッチで絞り上げる。
しかし田中は、カウンタードロップキックで渡辺に逆襲。ようやくタッチを受けたBUSHIが、前方回転エビ固めからのウニベルサルで揺さぶり、ヘッドシザースホイップ、トペスイシーダに繋いだ。
田中対高橋の場面。田中が、サイドスープレックス、エルボードロップ3連発、逆エビ固めと畳み掛ける。しかし、高橋がカウンタードロップキックで逆襲し、逆片エビ固めを極める。
これをBUSHIがカットすると、渡辺が串刺しジャンピングラリアット、高橋が串刺しバックエルボーで田中に追撃。そして、合体ブルドッキングヘッドロックの大技を繰り出す。最後は、高橋が逆エビ固めで田中を屈服させた。
渡辺「BUSHI、オマエと1対1で勝負だ! 絶対負けないからな!」
高橋「俺たちにタッグ(王座)、挑戦させてくれよ」
渡辺「俺ら、ずっと言ってんだよ!」
高橋「このまま挑戦させなかったら、力づくでも挑戦権奪うからな!」
渡辺「KUSHIDA? シェリー? 俺たちの方が、勢いがあるっつうんだよ!」
高橋「俺たちを見ててくれよ。俺たちが新日本の未来だ」
渡辺「新日本を変えてやる」
高橋「もちろんシングルもだ。『(BEST OF THE)Super Jr.』、忘れてねぇぞ」
渡辺「最近、ヘビー級と闘わせてもらってるけど、自分の実力、それは自分でもよくわかってる。でも、気持ちは絶対負けないからな! 上の先輩、1人ずつ借り返してやる」
BUSHI「前回の広島のビッグマッチだってそう。この中国地方の新日本プロレスの熱は間違いなし! 本物だと思います。こんなに大きな会場で、あれだけのお客さんが入る。こんなに盛り上がる会場。俺は必ずいつかここで、もっとお客さん集めて、ビッグマッチの会場にしていきたいと思います。ヤングライオンに囲まれた試合で、スゲーいい経験をさせてもらったっていうのもあるし、まだまだ田中だって気迫で負けてない。これからだと思います。俺も必ず上に這い上がってみせる!」
田中「クソ! 今日も、BUSHIさんと組んでも勝てない・・・自分のレベルの低さをまた、思い知らされました。クソ! 勝ちたいですね。1回でも勝ってみたい。負けても、プロレスしてる時は、楽しいし、嬉しい。勝ったらどんな喜びが得られるのか、かなり楽しみです。そのために努力しなければいけないと思うので、これからも頑張っていきます」