NEW JAPAN CUP 2013

日時: 2013年3月19日(火) 18:00開場　19:00開始
会場: 福島・白河市中央体育館
観衆: 1,300人

第2試合　20分1本勝負

渡辺高章
タイガーマスク

高橋広夢
獣神サンダー・ライガー

田口隆祐
アレックス・シェリー

プリンス・デヴィット
KUSHIDA

境界線

11分25秒　オートマティックミッドナイト→片エビ固め

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　IWGP Jr.タッグ王座をめぐって対立中のKUSHIDA＆シェリー、デヴィット＆田口が8人タッグ戦で対決。
　
　先発はデヴィットとシェリー。両者が素早い動きでポジション争いを繰り広げ、互いに一歩も譲らず。
　高橋（広）対ライガーの場面。ライガーがショルダースルーで高橋を場外に落とし、スライディングキックを発射。しかし、高橋がかわして自爆を誘い、エプロンからのミサイルキックで吹き飛ばした。
　渡辺対タイガーの場面。タイガーが、ドロップキック、ハイキック、ローリングソバット、キャメルクラッチと一気に攻め立てる。そこから渡辺対ライガーとなり、ライガーがタイガーのアシストを受けてスライディングキックを浴びせる。さらに、鉄柵攻撃で渡辺に大ダメージを負わせた。
　リングに戻った渡辺は、ライガーとタイガーを衝突させ、カウンターサイドバスターでタイガーに逆襲。その直後、デヴィットと田口がライガーとタイガーを踏み台にし、KUSHIDAとシェリーにドロップキックをお見舞い。
　さらにデヴィットと田口は、ライガーとタイガーの前方回転エビ固めをすり抜け、低空ドロップキックをヒットさせる。そして、カニばさみからの低空ドロップキックで、KUSHIDAとシェリーに追撃。
　その後、デヴィットがタイガーに低空串刺しドロップキック。しかし、次に狙ったブラディサンデーからタイガーが逃れ、ローリングソバットで逆襲した。
　デヴィット対シェリーとなり、シェリーがスライスブレッドを仕掛けるが、デヴィットが回避。すると、KUSHIDAがスワンダイブチョップでアシストし、カットに入った田口をシェリーとの連携攻撃で蹴散らす。しかしデヴィットは、KUSHIDA、シェリーに相次いでラリアットを見舞い、自軍コーナーへ戻った。
　高橋対シェリーの場面。高橋が、ヘッドシザースホイップ、ランニングエルボー、ミサイルキックとラッシュ。そして、渡辺もリングへ入り、トレイン攻撃、ダブルインパクト式ブルドッキングヘッドロックで追い討ちをかける。
　続いて高橋は、フィッシャーマンズスープレックスを狙うが、シェリーが回避して延髄斬りで逆転。すると、ライガーが串刺し掌底、タイガーがタイガードライバーで高橋に追撃し、シェリーがダイビングボディプレス、KUSHIDAがその場飛びムーンサルトプレスを同時発射。
　さらに、シェリーがトラースキックで高橋の動きを止め、オートマティックミッドナイトでとどめを刺した。

COMMENT

KUSHIDA「デヴィット！デヴィット、何をそんなにイライラしてるんだ？俺は彼と親友だから、彼に足りないもの、糖分、炭水化物、そして、チートデーがヤツには足らないよ」

シェリー「ワタナベ、タカハシがやられたけど、でも俺たちタイムスプリッターズはいま、いい状態だ。みんなの見たように“Apollo55よりも”だ。俺たちのほうがいい。デヴィット！俺のほうがいいって証明したいと思っている。その輝いてるベルトを俺にくれ。いつでもいいよ」

KUSHIDA「いつタイトルマッチするか。いつでもいいぜ！」

シェリー「チクタク、チクタク」

タイガー「今日は、KUSHIDA、シェリーと組んで、僕もKUSHIDAには言いたいこといっぱいあるんだけど、試合になれば、同じタッグを組まなきゃいけないんであれば、それは当然、同じチームとしてがんばる。それだけ。僕が今日一番言いたいのは、この福島のお客さんですね。僕はもう散々、みちのくプロレスで、この東北のファンの方に愛してもらって、僕をここまで大きくしてくれた、この福島のファンのみなさんが、今日ものすごく暖かい声援をくれてね、帰りも僕は、本当にファン1人1人と、もっともっと握手したかったんですけどね。福島、いま大変な時期だし、まだまだ復興には時間がかかると思いますけど、僕たちの試合を観て、少しでも元気になれるんであれば、僕たちはしょっちゅうこの福島に来て、試合したいと思ってますんで。それは全選手同じだと思っています。とにかく今日は福島のみなさんに、少しでも笑いと、楽しさ、そして素晴らしいというものを与えられたら、今日はよかったなぁと思います」

ライガー「ヨシ！ありがとう！（と言ってタイガーと握手。控室へ）」

デヴィット「アレックス・シェリー、KUSHIDA、棚橋、KES、コジマ、ナガタ、みんな、全員がプリンス・デヴィットの敵リストに載っている。バウンサー（用心棒）が必要だ。バウンサーとは、個人的なボディーガードだ。敵が多く、才能があるプリンス・デヴィットは、バウンサーを見つけなければならない」

渡辺「アーッ！クソ！」

高橋「また俺だ！また俺の負けだ。クソ！『（BEST OF THE）Super Jr.』で返すしかない。『Super Jr.』でとにかく、アイツらからとにかく勝つ！それだけ言っときます」

渡辺「俺は個人的に、時間がねぇんだよ。俺と同世代のヤツ、けっこうトップでやってるよ。焦ってるよ！ここで俺は足踏みしてられねぇんだよ。今日、全員トップの選手だけど、尊敬してるけど、負けらんねぇんだよ！全部、借り返す！」

※田口はノーコメント