NEW JAPAN CUP 2013

日時: 2013年3月17日(日) 15:00開場　16:00開始
会場: 兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)
観衆: 5,500人（超満員）

第6試合 30分1本勝負

中西学
柴田勝頼

永田裕志
桜庭和志

境界線

11分13秒　三角締め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　昨年9月23日の神戸大会以来、タッグで負けなしの桜庭＆柴田が登場。迎え撃つのは、永田＆中西の第三世代同期コンビ。
　
　永田対桜庭で試合がスタート。両者がもつれてロープ際に行くと、永田がヘッドバットで奇襲。すると、桜庭が掌底連打で巻き返すが、永田がフロントスープレックスで投げ飛ばす。そして、フロントネックロックを極めるも、桜庭が自軍コーナーへ押し込んだ。
　永田対柴田となり、柴田が串刺しドロップキック、サッカーボールキック。そこからエルボー合戦になり、競り勝った永田がサッカーボールキックをお返しした。
　中西対桜庭の場面。桜庭に脚を取られた中西が、モンゴリアンチョップで奇襲。そこから永田対桜庭となり、桜庭が掌底連打。しかし、永田が張り手で反撃し、蹴り脚をキャッチされてもボディブローを食らわせる。さらに、替わった中西が場外で桜庭を担ぎ、背中を鉄柱へ叩きつけた。
　永田対柴田の場面。柴田が、ミドルキック、ローキック、膝蹴りを連射。そこから張り手合戦が勃発し、両者がノーガードで激しく打ち合う。これは永田が優勢になるも、柴田がカウンターフロントハイキックでお返し。すると、永田はカウンターフロントスープレックスで巻き返すが、柴田がキックをキャッチし、間髪入れずに張り手を見舞った。
　永田対桜庭となり、桜庭が永田の背中、柴田が胸板へローキックを交互に打ち込む。そして、桜庭がサソリ固めを狙うが、中西が野人ハンマーでカット。すると、永田が腕固めで巻き返すが、柴田が張り手でカット。だが、永田も柴田に張り手を浴びせ、場外へ追いやった。
　中西対桜庭の場面。中西がサイドスープレックス、ラリアットで桜庭の動きを止め、アルゼンチンバックブリーカーを仕掛けるが、柴田が妨害。すると中西は、永田をアルゼンチンバックブリーカーの体勢で担ぎ、前方へ投げ捨てて桜庭たちを押し潰した。
　続いて中西と永田は、ダブル野人ダンスを敢行。そして、中西が桜庭にラリアット、永田が柴田にフロントハイキックを見舞う。さらに、中西が今度こそ桜庭にアルゼンチンバックブリーカーを極めるが、桜庭はスリーパーホールドで抵抗。これで中西が体勢を崩すと、腕ひしぎ逆十字固めに切り返す。
　すると、中西は腕を極められたまま桜庭を持ち上げ、パワーボムの形でマットへ叩きつける。しかし、桜庭が三角絞めに切り返し、中西がもう1度マットへ叩きつける。だが、それでも桜庭が腕を離さず、たまらず中西がギブアップした。
　
　試合後、永田が人差し指を突き立て、桜庭に再戦をアピール。すると、桜庭がその手を握って頭を下げ、了承の意思を見せた。

COMMENT

※桜庭と柴田、コメントルームで顔を見合わせて
二人「ありがとうございました！」
※ ひきあげようとする二人、記者陣に呼び止められて
——桜庭選手、永田選手と中西選手、とくに永田選手と試合したのは、17年ぶりとかになると思いますが？
桜庭「えっ？　パワー、パワーが凄かったです」
——試合後、永田選手は、「もう一回」のようなアピールをしましたが？
桜庭「もう一回みたいなこと、言ってましたね。まぁ、お願いします」
——新日本に再度上がってからは、闘っていない二人でしたが、ご感想は？
桜庭「おっきぃなぁ！　って（笑）。まさか持ち上げられるとは思わなかったです」
　
中西「クソ！」

永田「負けたから、握手するつもりなかったんだけどな、指1本だけ、桜庭に握られちまったよ。なんか、相通ずるものがあったんじゃないのかな。『桜庭！もういっちょ！』、それだけ」
　