NEW JAPAN CUP 2013
- 日時
- 2013年3月11日(月) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,950人(超満員)
-
第7試合 無制限1本勝負
『NEW JAPAN CUP 2013』1回戦※鈴木みのる選手が2回戦進出。レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
永田が入場した直後、鈴木が襲い掛かって試合開始。すぐに激しいエルボー合戦となり、そこから永田がフロントハイキック。しかし、鈴木がトップロープ越しのアキレス腱固めで逆襲し、場外戦が勃発。
鈴木が鉄柵を悪用して永田の腕を攻撃すると、タイチが松葉杖攻撃で試合介入。さらに鈴木のイス攻撃を浴びた永田は、完全に動きがストップしてしまう。
リングへ戻り、鈴木がローキック連射、執拗なスリーパーホールドで追い討ちをかける。しかし、永田が鈴木を投げ捨て、ミドルキック連射、串刺しフロントハイキック。さらにエクスプロイダーを狙うが、鈴木がフロントネックロックに切り返す。
続いて鈴木はランニングローキックを連射するが、永田が蹴り脚をキャッチして逆襲。そこから激しい張り手合戦が繰り広げられ、押し込んだ永田がフロントハイキック、タイナー、垂直落下式ブレーンバスター。そして、腕固めを極めるものの、鈴木が脱出に成功。
それでも永田は、大☆中西ジャーマン(第1段階)で鈴木を叩きつけ、バックドロップの体勢に入る。しかし、鈴木が頭部にヘッドバットを見舞って脱出し、左右の張り手を乱れ打つ。
さらに鈴木は、スリーパーホールドで永田を捕らえ、逆落としで投げ飛ばす。そして、その手を離さずにスリーパーホールドで絞め続けると、最後はゴッチ式パイルドライバーで完勝を収めた。
この勝利により、鈴木は3月17日尼崎の2回戦で、矢野と対決することが決まった。
COMMENT
永田「あ〜、帰り際にあの男の高笑いの表情が見えて、スッゲー、癪にさわった。チクショー、一番負けたくないヤツに。抗争が終わったとしても! こうやってすぐまた出会うんだ。アイツがたとえ俺を見ていなくても、遭遇するんだ。なぜかわかるか? 俺はここのトップを目指しているからだ。この世界一過酷な新日本プロレスのリングで、トップを目指しているからだ。アイツだってそうだろ! みんな蹴落として、上がっていくんだよ、このリングは。一人しかトップには上れねーんだ。だから、アイツと遭遇するんだよ。アイツはトップ目指してんだろ。俺も死んでない。だから、出会うんだ、イヤでもな! 次は、俺がIWGPのベルトを巻いて、アイツの挑戦を堂々と受けて、軽くいなしてやるよ!」
——今回、第三世代の選手がみんな負けてしまったんですが。
永田「みんな負けたな! 準決勝、決勝で会おうって言ってたのに。それでもまだ死なない! 自分の口からギブアップが出たら、それで終わりだよ。ただ、俺たちの口からは、絶対に言わない。いま、この順風満帆な上り調子の新日本、と周囲は見えるかもしれない。ただ、俺たちは、奈落の底から這い上がって、ここまで来た。そういう自負があるから。こんな1回戦負けなんて、屁でもない! (控室へ向かう途中、立ち止まって)……この日本マット界、カネをもらったから上がるほど簡単じゃない。カネを撒いて、こうやってやろうと手を組んだところで、簡単にリング上ってのは、活性化しないんだよ。ドン底の新日本、どれだけ悔しい思いをして、ここまで立て直してきたと思ってるんだ? だから、胸張って言ってやるよ、カネじゃ動かねぇ! カネ撒いたからって、リングは活性化しないんだ。以上」