NEW JAPAN CUP 2013

日時: 2013年3月11日(月) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,950人（超満員）

第4試合無制限1本勝負
『NEW JAPAN CUP 2013』1回戦

天山広吉
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン

境界線

08分42秒　ガンスタン→片エビ固め

※カール・アンダーソンが2回戦に進出。

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

　天山とアンダーソンが『NJC』1回戦で激突。両者は昨年の『NJC』1回戦でも対戦し、アンダーソンが勝利を収めている。
　
　アンダーソンがモンゴリアンチョップで奇襲すると、天山が“本家”モンゴリアンチョップで報復。そして、アンダーソンを場外に落とし、強烈なヘッドバットを食らわせる。
　リングへ戻り、天山がストンピング、逆水平チョップ連射、ヘッドバット、串刺しラリアット、カーフブランディング、ブレーンバスターなどで一気にラッシュをかける。
　だが、アンダーソンがチョップ合戦で巻き返し、カウンターゼロ戦キックで逆転。そこから逆水平チョップ＆エルボースマッシュ連打、ジャンピングフロントハイキック、ボディスラム、「ゴメンナサーイ！」と叫んでのセントーンで追い討ちする。
　それでも天山はカウンターヘッドバットで反撃するが、次の串刺し攻撃をかわしたアンダーソンが、ジャンピングフロントハイキックを見舞う。
　続いてアンダーソンは、パワーボムの体勢に入るが、天山が後方へ投げ捨てて回避。しかしアンダーソンは、天山の突進を受け止め、スピニングガンスタンで逆襲。さらにガンスタンを狙うものの、天山が受け止めてマウンテンボムで叩きつける。
　続いて天山はアナコンダバイスでギブアップを迫り、顔面へのヘッドバット、カウンターニールキックに繋ぐ。そして、コーナー最上段からムーンサルトプレスを敢行するも、アンダーソンがかわして自爆を誘い、直後にガンスタンをさく裂させて一気に勝負を決めた。
　
　試合後、両者は握手をかわし、お互いの健闘を称えた。

COMMENT

アンダーソン「昨年、2012年は『NEW JAPAN CUP』に出て、俺がシングルのレスラーとして、通用するということを証明できたと思う。1年経って、2013年、『NEW JAPAN CUP』に出場するのは、世界でベストなレスラーの1人だということを人々に知ってもらうためだ。今日の対戦相手、天山選手は、レジェンドとして非常に尊敬しているレスラーだ。その相手に勝てたことを誇りに思う。この『NEW JAPAN CUP』に優勝して、IWGPヘビーのチャンピオン、タナハシに挑戦したい。もう1回！広島では接戦だったが、負けてしまった。だからもう1回チャンスをもらって、勝ちたいと思っている。アリガトウ！」
　

天山「マジか、マジかよ……。あ〜、どういうこっちゃ！　もうね、最後の最後に、アレで決めるしかなかった。そこにね、カール・アンダーソン、あれはしぶといよ。思い起こせばね、去年の『NEW JAPAN CUP』も初戦、アイツのガンスタンにやられて今年も……。まぁ、食らうとは思わなかった。食らっても、返せるって自信あったのにね。ガッチリ決められたよ。今日、アンダーソンを倒してね、やっぱ今年こそね、春の『NEW JAPAN CUP』を獲りにいかなアカンと思ってたから、クッソー、キツイすね。一発負けたら、終わりや。この一発に賭けていたけど。また、『NEW JAPAN CUP』……あと1年あるけど、この負けは忘れたらアカン。カール・アンダーソン、凄いっすよ。あんなに若いのに、本当のオールラウンドプレイヤーって。末恐ろしいって、去年も言った思うけどね。1年2年、凄い成長してるって。俺もそのぐらい成長しなきゃアカンのやけどね。あ〜、ヤラれた。マジでショックやね。次は、ガンスタン食らわへんぞ？　次は俺のアナコンダで締め落としてやっから。来年ももう一回、組めってそういう話や！」