NEW JAPAN ROAD
- 日時
- 2013年2月12日(火) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 富山・高岡テクノドーム
- 観衆
- 1,150人(満員)
MATCH REPORT
飯塚が観客を蹴散らして入場する中、矢野はプロレスリング・ノアから強奪したGHCタッグベルトを持って登場。続いて高橋がマイクを持ち、「オイ! 富山のド田舎のクソヤローども! よく聞いとけ、コノヤロー! 俺はよ、広島でこの真壁刀義に負けて、はらわたが煮えくり返ってるんだよ! だからよ、今日はこの“雑草”真壁を、俺のぶっこ抜きジャーマンで雑草みてぇにぶっこ抜いたあとはよ、棚橋弘至のエアギターじゃなくて、俺のイカしたエロギターかましてよ! 富山のオネーちゃんたちを後藤洋央紀の必殺技みてぇに昇天させてやるぜ!」と、棚橋組を挑発する。そして、高橋が「これマジ!」と言い終わった直後、CHAOSの奇襲で試合がスタート。
そのまま高橋が真壁を捕まえ、エルボースタンプ、ランニングフロントハイキックを見舞う。しかし、真壁がエルボー合戦に持ち込み、ショルダータックルで吹き飛ばした。
棚橋対矢野の場面。矢野がクリーンブレイクと見せかけて不意打ちすると、棚橋がアームホイップで報復。そして、エルボー&太陽ブロー連射、カウンターバックエルボー、フライングボディアタック、後藤とのダブルショルダータックルと畳み掛けた。
後藤対飯塚の場面。後藤が、追走式ラリアット、串刺しニールキック、バックドロップ。続いてコーナーにのぼるが、高橋が脚にしがみついて攻撃を妨害し、飯塚がデッドリードライブで逆襲。たちまち場外戦となり、ラフに長けた矢野組が猛攻。鉄柵攻撃とイス攻撃で大ダメージを負った後藤が、完全に孤立してしまう。
リングに戻った後藤は、飯塚に金具がむき出しになったコーナーに叩きつけられ、タッチロープで首を絞められる。さらに矢野が、もう1度後藤をコーナーの金具へ叩きつけ、救出に入った棚橋までも金具へ激突させる。
その後、高橋が後藤にギロチンドロップ、“エロ”ネックブリーカー。すると、後藤がハンマースルーを切り返して高橋を金具へぶつけるが、矢野と飯塚がタッチを妨害し、高橋がインカレスラムで追撃。さらに、高橋はブレーンバスターを狙うが、後藤が踏ん張って耐え、反対に投げ飛ばした。
これでようやく出番となった真壁は、串刺しラリアット2連発、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドで高橋に追撃。しかし、高橋がカウンターフロントスープレックス、ラリアットで逆襲し、両者のラリアットが相打ちになる。しかし真壁が次のラリアットで高橋をなぎ倒した。
棚橋対矢野の場面。棚橋が、エルボー&太陽ブロー連射、フライングフォーアーム、ドラゴンスクリュー、ダイビングサンセットフリップとラッシュ。そこからエルボー合戦を挟み、棚橋がエルボー&太陽ブロー&エルボースマッシュの3連打。だが、矢野が後ろ髪を掴んで引き倒し、YRTアピールをファンと大合唱。
ここから矢野組のトレイン攻撃となり、高橋の串刺しフロントハイキック、矢野の串刺しバックエルボー、飯塚のマンハッタンドロップ、高橋のラリアット、そして飯塚のペディグリーが連続で棚橋にさく裂。
さらに、矢野がレッドシューズ海野レフェリーの注意を引きつけ、飯塚がアイアン・フィンガー・フロム・ヘルを装備して地獄突きを発射。しかし、棚橋が回避し、後藤がラリアットで吹き飛ばす。すると、その後藤に高橋がフロントハイキックを食らわせ、矢野と一緒に真壁へ合体攻撃を仕掛ける。だが、真壁が回避して両腕ラリアットをお見舞い。
このチャンスに、棚橋がスリングブレイド、ハイフライフローの連続攻撃で飯塚を仕留めた。
試合後、ファンの大コールを受け、棚橋が「新日本プロレスが! 富山に! 帰って来たぜーー!!」とマイクで絶叫。さらに、「そして、2月10日広島で、このベルトのタイトルマッチ、無事、防衛することができました! ありがとうございました! 去年よりたくさんのお客さんに来ていただいて、本当に感謝しています。今年も新日本プロレス、クソ盛り上げて行きますんで、よろしくお願いします! ありがとうございました!」と、ファンに挨拶した。
これで再び「棚橋」コールが起こり、棚橋が1回目のエアギターを披露。さらに、アンコールに応えた2回目の演奏でギターを壊し、「もう1回」コールを受けての3回目は、ファンから受け取った新しいギターを使用した。
エアギターが終わると、棚橋は「改めてありがとうございました!」とファンに挨拶。最後はもちろん「富山の皆さーーん!! 愛してまーーす!!」の叫びで締めくくった。
COMMENT
棚橋「ウシ! これで1回東京戻るけど、どの会場どの会場も、スッゲーいい雰囲気で、『ヤベーな、ヤベーな』と思っても、そのヤベー雰囲気を、次の日、次の日に更新していって、広島、大阪、富山、ホントに言うことないね! あとはこのシリーズ中に見つかった課題を、対戦相手を、テーマを、1コ1コこなしていって、新日本プロレスをおもしろくしていくだけ!」
※後藤はノーコメント
高橋「真壁! テメー、勝ち逃げだけはよ、許さねぇからな! 次のシリーズ、テメーが俺と、試合したくなるまで、テメーを追い込んでやるよ!」
矢野「オイオイオイ! ノアのバカども、よーく聞け!! 俺がチャンピオンだ! 1人でな、タッグチャンピオンだ! わかるか?! オマエらが挑戦してくるんだぞ! 頭下げて来い! 勝手にキレんじゃねぇ、バカヤロー! 俺が持ってんだ、俺がチャンピオンだ! 俺が管理人だ、管理委員長だ! わかるか、バカヤロー! あとな、マイバッハ(谷口)だ。オマエらはな、アイツを生かせてねぇ。俺がアイツに命吹き込んで、アイツをモンスターにしてやるよ。オマエらはな、それで沈没だよ、バカヤロー!!」
※飯塚はノーコメント