THE NEW BEGINNING
- 日時
- 2013年2月10日(日) 14:00開場 15:00開始
- 会場
- 広島・広島サンプラザホール
- 観衆
- 4,780人(超満員札止め)
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第4試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合- (第61代チャンピオンチーム)
- (チャレンジャーチーム)
レフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
スミスは黒と赤のマスクを被って登場。そして、セコンドのTAKAみちのくが、アーチャーとスミスを「鈴木軍が誇る最強タッグチーム」と紹介。さらに、天山と小島に対し、「コイツらに挑戦するの2回目ですよね? 今日、負けたらあとがないんじゃないですか!? 一生懸命、闘って下さい」などの挑発的な言葉を浴びせる。そして、TAKAの「レッツ・ゲット・クレイジー!」という叫びと共に、アーチャー組の奇襲で試合が始まる。
しかし、天山組が巻き返し、ヘッドドロップ&エルボードロップの合体攻撃をスミスにお見舞い。続いて小島が、逆水平チョップ乱射、串刺しジャンピングエルボーで追い討ちをかける。
ところが、直後にアーチャーが小島へ襲いかかり、スミスとアーチャーの合体ラリアットがさく裂。さらに2人は、ダブルショルダータックル、ギロチンドロップ&ジャンピングボディプレスの連携に繋げる。
苦しくなった小島は、アーチャーの串刺し攻撃をかわしてコーナーに激突させるも、フォールには行けず。アーチャーがラリアット、スミスがブレーンバスター、ノーザンライトスープレックスホールドで追撃する。
しかし小島は、スミスのラリアットを腕へのラリアットで迎撃し、DDTをお見舞い。これでようやく出番となった天山は、スミスにモンゴリアンチョップ連射、ヘッドバット連射、串刺しラリアット、カーフブランディングで追い討ちをかける。
すると、スミスがカウンタージャンピングニーアタックで反撃し、パワーボムの体勢に入る。しかし、踏ん張って回避した天山が、マウンテンボムで逆襲。さらに、カウンターニールキックでアーチャーを蹴散らすと、スミスにはギロチンドロップ、アナコンダバイス、バックドロップで追い討ちする。ここで天山はコーナー最上段にのぼるが、スミスが立ち上がり、雪崩式ブレーンバスターで逆転した。
小島対アーチャーの場面。小島が逆水平チョップ乱射、串刺しジャンピングエルボー。そして、今度こそ「いっちゃうぞバカヤロー!」からのダイビングエルボードロップをさく裂させる。
すると、アーチャーがエルボー連打で反撃し、ローリングラリアットを発射。しかし、小島が腕へのラリアットで妨害し、エルボー連打をお返し。そして、ローリングエルボーを放つも、アーチャーが受け止めてF’n Slamを見舞う。
続いてアーチャー組がトレイン攻撃を敢行し、スミスのサイドバスター&アーチャーのギロチンドロップという合体技が決まる。そして、大ブーイングの中でアーチャーがムーンサルトプレスを繰り出すが、小島がかわして自爆させる。すると、天山もリングに入り、スミス、アーチャーの順でテンコジカッターをお見舞い。
「小島」コールが起こり、小島がスミスの延髄にラリアットを打ち込む。しかし、スミスがカウンターフロントハイキックで巻き返し、アーチャーとキラーボムを仕掛ける。これを天山がカットしたものの、モンゴリアンチョップで腕をあげたところをアーチャーに捕らえられ、自分がキラーボムの餌食になってしまう。
続いてアーチャーとスミスは、小島にもキラーボムを仕掛けるが、小島がスミスを蹴って脱出。そして、ラリアットでスミスを場外に落とし、アーチャーにはコジコジカッターを食らわせる。
ここで小島は右肘のサポーターを投げ捨て、アーチャーにラリアットをクリーンヒットさせる。ところが、TAKAがタイガー服部レフェリーの脚をを引っ張り、カウントを妨害!
それでも小島は、もう1度ラリアットを狙うが、アーチャーが受け止めてダークデイズで叩きつける。そして、ブラックアウトからフォールに行くも、カウントは2。
すると、天山がリングへ飛び込み、スミスの顔面にヘッドバット。しかし、スミスがカウンターフロントハイキックで天山を蹴散らし、最後はキラーボムで小島が轟沈した。
COMMENT
アーチャー「まだ、俺達は世界一のタッグチームだ。そして最も危険なタッグチーム、キラー・エリート・スクワード! 鈴木軍は新日本を征服する。キラーボムですべてのものに死を。KES、俺達はキラーズでチャンピオンだ」
——なぜTAKA選手はサポートするのか?
アーチャー「鈴木軍だからだ! 鈴木軍はイチバンだ! デイビー・ボーイ・スミスJr.はランス・アーチャーは鈴木軍だ。いつでも俺達がイチバンだ」
——「正々堂々と闘おう」と言っておきながら、あれはないんじゃないですか? あれが鈴木軍のやりたいことなんですか?
TAKA「あれが鈴木軍の“正々堂々”だよ! テンコジさんよ、何回やればわかるんだよ? 何回同じ手でやられればわかるんだよ? テンコジさんよ、もう次はねぇからな。何度やってもいいけどよ、何回やっても結果は一緒なんだよ! なぜならば、鈴木軍(全員で)イチバン!! レッツ・ゲット・クレイジー!!」
※コメントルームに倒れこむ小島
天山「コジ、大丈夫か、オイ! コジ、どうすんねん? どうするんや? もうわけわからんよ、どうしたらええか。こんな結果、考えもしなかった。想像もつかなかった。コジ! どうする? どうしたらええんや? このまま、引き下がるのか? このままフェイドアウトして、テンコジももう終わりか? クッソ、せっかくこの広島でベルト獲り返して、2013年、突っ走ろうと思ったけど……。こんなんで終わりやったら、やりきれへんな? コジ、まだまだあきらめんぞ。このまま終わってたまるかって! 終わりたくないよ。なぁ、コジ?」
小島「……ありがとうございました。」
※ 握手して、先に天山は控え室へ
小島「これが、今日の試合が、テンコジの、いや小島聡の、現実かもしれない……。これが現実だよ。ただ! 未来は、変えるためにあるから。がんばれば変えられるのが未来だと思ってる。落ち込んで、ドンドン沈むのは、簡単だよ。ただ、20年以上、プロレスやってきて、そんなことは腐るほど経験してきた。絶望して、落ち込んで、メシもノドを通らない、寝不足になる、どうすればわからない。そんなことこれまでも腐るほどあった。それでも、俺は未来を変えてきたから、いまここにいるんだ。1996年、この場所で、橋本真也のIWGPに挑戦してから、15年以上たって、生きて、プロレスやってるんだ。絶対にあきらめないぞ!」