THE NEW BEGINNING
- 日時
- 2013年2月10日(日) 14:00開場 15:00開始
- 会場
- 広島・広島サンプラザホール
- 観衆
- 4,780人(超満員札止め)
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第2試合 60分1本勝負
IWGPジュニアタッグ選手権試合- (第34代チャンピオンチーム)
- (チャレンジャーチーム)
レフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
試合開始前、コズロフのアピールによってロシア国歌の斉唱となり、観客が強引に起立させられる。そんな中、コズロフが大声で歌いだすと、KUSHIDAとシェリーはそっぽを向いてしまう。
ところが、コズロフが歌い終わった途端に奇襲を仕掛け、そのまま試合がスタート。しかし、KUSHIDA組が息の合った連携でロメロたちを場外へ追いやり、2人同時のプランチャで押し潰した。
しかし、ロメロ組が逆襲に転じ、KUSHIDAに合体ニードロップをお見舞い。さらに、コズロフがトップロープ越えのジャンピングボディプレス、コサックダンスキックなどで追い討ちをかける。
苦しくなったKUSHIDAは、ロメロに逆襲して自軍コーナーへ帰還。スイッチしたシェリーが、コズロフをショルダースルーで投げ捨て、ロメロにはバックエルボー。さらに変型リバースブラディサンデーを食らわせた。
ここでKUSHIDAがリングへ飛び込み、シェリーとの連携攻撃でロメロを追い詰める。だが、I-94をコズロフが妨害し、ロメロがシェリーに変型大外刈りで逆襲。
ここでロメロとシェリーがヘルズブルドーザーを仕掛けるが、KUSHIDAがドロップキックで妨害。しかし、ロメロがフェイント式バックスピンキックで蹴散らし、シェリーに連続串刺しラリアットを敢行。だが、シェリーが途中で脱出し、スイングネックブリーカーで反撃。
KUSHIDA対コズロフの場面。KUSHIDAが、ハンドスプリングエルボー、その場飛びムーンサルトプレスで攻めると、コズロフは遠心力を利用した強力なスピンキックで逆転。
続いてコズロフとロメロは、今度こそヘルズブルドーザーをKUSHIDAに見舞う。そして、ダブルインパクト式ニーアタックからフォールに行くが、カウントは2。
次にロメロとコズロフはコントラクトキラーを狙うが、シェリーが妨害。そして、シェリーがトップロープを利用したスタナーをコズロフに見舞い、KUSHIDAがジャパニーズレッグロールクラッチホールドを繰り出す。
すると、ロメロとコズロフが今度こそコントラクトキラーを決めるが、フォールをシェリーがカット。そしてKUSHIDAが、コズロフのロシアンストライクをかわし、スモールパッケージホールドで丸め込む。
KUSHIDAの攻撃は続き、倒立式ニールキックをコズロフに見舞う。さらに、シェリーがスライスブレッドでロメロを場外へ蹴散らす。
次にシェリーが、オートマティックミッドナイトでコズロフを叩きつけ、KUSHIDAがムーンサルトプレスで追撃。さらに、シェリーの延髄斬り&KUSHIDAの串刺ダブルニーアタックという連携が決まり、今度こそI-94をさく裂させる。だが、フォールをロメロがカット。
するとシェリーが、トラースキックとプランチャでロメロを分断。このチャンスに、KUSHIDAがミッドナイトエクスプレスでコズロフを仕留めた。
COMMENT
KUSHIDA「ありがとうございました! リマッチっていうのはね、“もう後がない”っていう前王者の追い詰められた感で(※ライガーとタイガーが登場)」
ライガー「KUSHIDA、おめでとう!」
KUSHIDA「ありがとうございます(と言ってライガーと握手)」
ライガー「おめでとう(と言ってシェリーと握手)。このツアーで、俺はオマエと約束したよな? オマエが、この広島で防衛した時は、次、俺とタイガーマスクの挑戦を受けてくれると、その言葉を信じて、このツアーずっと走ってきた。場所はなにも言わない、日にちも俺はいつだっていい。とにかく次のジュニアタッグ挑戦を、俺達でお願いしたい。今日の試合みたら、スゲーよ。そのスゲーチャンピオンに挑戦して、俺達はスゲー試合して、俺達はベルトを獲りたい! 俺達は思った。是非よろしく!」
KUSHIDA「よろしくお願いします」
シェリー「わかったよ」
ライガー「ありがとう! ヨッシャ! 決まりだからな! これは絶対通してくれ。チャンピオン2人がオーケーを出してるんだ。これは絶対に通してくれよ! 絶対に俺達が挑戦するから! おめでとう!(と言ってライガーとタイガーは控室へ)」
KUSHIDA「(英語で)信じられないね!」
シェリー「ホントに! 獣神サンダー・ライガーと2007年にシングルマッチをしたよ。彼がTNAに来て、ベルトに挑戦したんだけど、俺はベルトを保持した。タイムスプリッターズはベストなタッグチームになったってことだ。俺達は2人のレジェンドを倒す必要がある」
KUSHIDA「小さい頃、僕らが10年前、20年前に見ていたライガーさんがここにいるんですよ。それが一番スゴイ。なにも変わっちゃいない。ライガーさん、タイガーさん、この挑戦を受けることで、こんなに楽しい時間旅行はないですよ。そんな時間旅行、まだまだ続いていくから、ロッキーとコズロフも、あんなヤツらだから、いつ(ベルトが)盗まれるかもわからないし。ただ、俺達はこのベルトと、俺達の時間がある限り、この時間旅行は続いていきます」
シェリー「ライガー、タイガー、チクタク、チクタク」
ロメロ「KUSHIDA、アレックス・シェリー! 俺たち、フォーエバー・フーリガンズは必ず、カムバックする! そしておまえたちをぶっ潰す! 今日、今日だけは特別だ! おまえたちは本当にラッキーだったな!」
コズロフ「(フラフラしながら)そうだ、KUSHIDA、そうともアレックス・シェリー……。おれたちは見事にニューチャンピオンになった……。ん?」
ロメロ「俺たちはニューチャンプじゃないぞ! 負けた、負けたんだよ!」
コズロフ「…………!?(絶句するコズロフ)」
ロメロ「まぁ、いい! 俺たちの時代はすぐに来る! すぐだ! そしてそのときは、この腰にIWGPジュニアのベルトが……ホラ見えるだろ?」
コズロフ「ベルトが! ベルトを巻いてないじゃないか!」
ロメロ「心配すんな! タイムスプリッターズ! チョーバカ! チョーバカ! チョーバカ! フォ〜エバ〜!!」