Road to THE NEW BEGINNING
- 日時
- 2013年2月6日(水) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 長野・茅野市民館マルチホール
- 観衆
- 800人(満員)
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第7試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
先発した田口とデヴィットが互角の勝負を繰り広げ、ドロップキックが交錯。
棚橋対アンダーソンとなり、アンダーソンがショルダータックルからマシンガンアピール。すると棚橋は、カウンターバックエルボー&フライングボディアタックでやり返した。
キャプテン対トンガの場面。キャプテンが、棚橋とのダブルショルダータックルからボディスラム。そして、コーナー最上段からダイビングヘッドバットを敢行するも、かわされて自爆してしまう。
これでキャプテンは動きが止まり、アンダーソンがジャンピングニードロップ、串刺しバックエルボー、デヴィットが串刺し低空ドロップキック、トンガがボディスラム、ジャンピングエルボードロップで追撃。
しかし、キャプテンはファンのコールを受けて奮起し、パンチ連射、ジャンピングショルダータックルでデヴィットに逆襲。タッチを受けた田口が、ドロップキックでアンダーソンとトンガを場外に落とし、デヴィットには低空ドロップキック&三角飛びミサイルキック。そして、ノータッチトペコンヒーロでまとめて押し潰した。
続いて田口はどどんを狙うが、デヴィットが回避してブラディサンデーを仕掛け、阻止された直後にリバースブラディサンデーに行く。これを田口が切り返して再びどどんを狙うが、デヴィットが回転エビ固めで丸め込む。それを田口が跳ね返し、延髄斬りをヒットさせるが、デヴィットもすぐさまスピンキックで対抗した。
棚橋対トンガの場面。棚橋が、ドロップキック、フライングフォーアーム、ボディスラム、ダイビングサンセットフリップと畳み掛ける。しかし、次のスリングブレイドをトンガがかわし、バックドロップで逆襲。さらに、ボディブロー連射、ドロップキック、串刺しジャンピングボディアタック、トンガンツイストで攻め込む。
それでも棚橋は、スリングブレイドでトンガを倒し、コーナー最上段からハイフライフロー。ところが、トンガがかわして自爆させ、アンダーソンが登場。すると棚橋は、エルボー&太陽ブロー&エルボースマッシュを浴びせるが、アンダーソンがゼロ戦キックで逆襲。そして、ボディスラムで叩きつけ、「ゴメンナサーイ!」と叫びながらセントーン。
だが、棚橋がドラゴンスクリューで反撃し、タッチを求めるキャプテンを無視して追撃を試みる。ところが、アンダーソンのスピニングスパインバスターを浴び、ダウンしてしまう。しかし棚橋は、次のガンスタンを回避し、ショートレンジスリングブレイドでなぎ倒した。
キャプテン対アンダーソンとなり、キャプテンがパンチ連射で先制。しかし、アンダーソンは串刺しバックエルボーをかわしてキャプテンをコーナーに激突させ、ジャンピングフロントハイキックで逆襲。
ここでデヴィットの延髄斬り、アンダーソンのジャンピングフロントハイキック、トンガのジャンピングボディアタックが連続でキャプテンにさく裂。それでもキャプテンは、アンダーソンに地獄突きを食らわせ、フライングボディアタックでデヴィットとトンガを蹴散らす。そして、ヒラボトムでアンダーソンに追撃し、キャプテンチャージからカリビアンデスグリップに行く。
これをアンダーソンがブロックすると、棚橋がスリングブレイドでアシスト。するとキャプテンは、コーナー最上段からダイビングヘッドバットを見舞ってフォール。しかし、デヴィットがカット。
次にキャプテンは、再びキャプテンチャージからカリビアンデスグリップに行く。しかし、トンガがドロップキックでカットし、ダウンしたキャプテンにデヴィットがダイビングフットスタンプを投下。そして最後は、アンダーソンがガンスタンでとどめを刺した。
試合後、アンダーソンがIWGPヘビーベルトを奪って勝ち誇る。その後、棚橋とアンダーソン、デヴィットと田口が、至近距離で睨み合った。
棚橋組が退場すると、アンダーソンが「ナガノ、ホント、アリガトゴザイマス! プリンス・デヴィット、IWGP Jr.ヘビーウエートチャンピオン! タマ・トンガ、CMLLメヒコ(※メキシコ)タッグチームチャンピオン! “ザ・マシンガン”カール・アンダーソン、ネクストIWGPヘビーウエートチャンピオン!!」とマイクアピール。
そして、「シンニホンプロレスリング、イチバーーン!!」と絶叫し、茅野大会の主役となった。
COMMENT
アンダーソン「今日は棚橋を集中して観察していた。キャプテンごときにガンスタンは必要なかった。広島の『THE NEW BIGINNING』は全世界が、その“始まり”を目の当たりにするだろう。マシンガンがIWGPヘビーのベルトを獲り、新しい新日本プロレスのチャンピオンになる始まりを。広島で会いましょう! ダダダダダ!(※マシンガンアピール)」
トンガ「そうだ!『THE NEW BIGINNING』、タマ・トンガの新しい始まりだ。CMLLから帰ってきた俺は、ルードを経験して成長した。その証拠にこのベルトを見ろ。俺はチャンピオンだ。いつでも上を上を目指して、このベルトをキープする。なぜか? 俺はチャンピオンだ」
デヴィット「プリンス・デヴィットはIWGP Jr.ヘビーウェイトのチャンピオンだ。チャンピオンとして、最も重要なことは、このベルトを本当のナンバーワンにすることだ。それには、Jr.としてだけでなく、ミドル級、ヘビー級の枠を越えて、世界一の素晴らしいレスラーであること、プリンス・デヴィットはそれを体現していきたい」
キャプテン「棚橋くん、すまない! 田口くんも! 相手の3人も、みんな私の友達だ。しかしな、デヴィットくんやアンダーソンくんよりも、田口くん、棚橋くんの方が、絶対強いからな!」
棚橋「一番必要なのは、“姿勢”なんだよね。キャプテンの向かっていく姿勢、気持ち。そういうところに学ぶところも多いしさ。デヴィットにしたって、アンダーソンにしたって、俺はスゴイ認めてる。だからこそ、ベルトを懸けてやる価値があるんだ!」
田口「ようやく、気持ちが切り替わりました! デヴィちゃんを、パートナーから敵に、自分の中でようやく気持ちの切り替えができたんで。今日から、今さっき、気持ちが切り替わりました。仲間でなく、敵だと。この気持ちの切り替えは大きいと思います」