1月4日東京ドームで桜庭和志を下したIWGP IC王者・中邑が、中14日でソンブラの挑戦を受ける。
　ソンブラのセコンドとして、直前のケガで今大会を欠場したミスティコが登場。一方、黒い頭巾を被って現われた中邑のセコンドには、石井がついた。
　
　序盤、中邑がロープ際で脱力しながらブレイクしようとする。ところが、いきなりソンブラが張り手を見舞い、バク宙、ヘッドスプリングで翻ろう。
　すると、中邑が握手をすると見せかけ、ミドルキックで不意打ち。しかし、ソンブラがドロップキックで中邑を場外に落とし、トペフェイント。さらに、トップロープの反動を利用してバク宙で着地し、場内を沸かせた。
　ところが、中邑が場外から逆襲に転じ、ソンブラの頭部をエプロンから外に出す。そして、ランニングニーアタック、後頭部へのジャンピングニードロップ、鉄柱攻撃で追い討ち。
　リングに戻り、中邑がジャンピングニードロップ、マスク剥ぎ、バイブレーション式踏みつけ攻撃。しかし、ソンブラがカウンター攻撃で巻き返し、ヘッドシザースホイップ、風車式バックブリーカー。これで中邑を場外に追いやると、コーナー最上段からのムーンサルトアタックで追撃した。
　さらにソンブラの攻勢は続き、フライングボディアタック、アラビアンプレス、変型足4の字固め。しかし中邑は、フェイント式ニールキックで逆襲。そして、膝蹴り連射からフロントネックロックで絞り上げ、ジャンピングカラテキックに繋げる。
　するとソンブラは、中邑のミドルキックをキャッチし、頭部への膝蹴りも受け止める。そして、その体勢で中邑を持ち上げ、ジャンピングパワーボムで叩きつける。さらにソンブラは、リープフロッグからのパワースラムで追撃し、セカンドロープからのムーンサルトムーンサルトでフォール。
　これを中邑が返すと、ソンブラはコーナー最上段からトルニージョをお見舞い。そして、Tシャツを脱ぎ捨てて走り出すが、中邑がカウンターキチンシンクで迎撃。そのままソンブラをコーナー最上段に固定すると、ガラ空きのボディにランニングニーアタック。そして、コーナー2段目からジャンピングボマイェを浴びせる。
　続いて中邑はボマイェを放つが、ソンブラがかわしてスクールボーイ。さらに、そのまま脚を取って強引に持ち上げ、変型バックドロップで叩きつけると、前方回転エビ固め、変型首固めで3カウントを狙う。
　劣勢の中邑は、リバースパワースラムを繰り出すが、ソンブラが着地。しかし、直後に中邑が風車式バックブリーカーを着地し、バッククラッカーで逆転に成功。そして、今度こそリバースパワースラムで叩きつけると、ボマイェで勝負を決めた。
　
　試合後、中邑はソンブラが求めた握手を拒否し、「ィヤオゥ!!」と勝利の雄たけび。そして、スペイン語でファンに挨拶し、退場した。

ソンブラ「今日はほんのちょっとだけ、ナカムラが勝利の女神に微笑んでもらえただけだろう。いいか？　オレには、もう一度、明日チャンスがある！　この悔しさは絶対に忘れないぞ!!」