ライガーは角のないマスク&上半身裸の対ヘビー級用コスチュームで登場。そして、試合が始まると、グラウンドで積極的にポジションを取りに行く。
ブレイクのあと、今度は鈴木が上になり、ライガーの首を取って絞り上げる。これがブレイクになると、鈴木はアキレス腱固めで追撃。ライガーがエスケープしても手を離さず、レフェリーに厳しく注意された。
その後、ライガーがアキレス腱固めを腕ひしぎ逆十字固めに返すが、鈴木が上体を起こす。しかし、なおもライガーが切り返し、腕ひしぎ逆十字固め。たまらず鈴木がロープへ脚を伸ばしても、手を離さずにお返しした。
さらにライガーは、鈴木を場外へ蹴落とし、スライディングキックを発射。だが、鈴木が蹴り脚を受け止め、エプロン越しでアキレス腱固めを極める。これで場外戦となり、鈴木が鉄柵を悪用した脚折り攻撃。さらには、ライガーを鉄柵の上に固定して裏アキレス腱固めを極め、鉄柵越しのアキレス腱固めで追い討ちをかける。
リングに戻り、鈴木が浴びせ蹴りをかわし、うつ伏せのライガーに馬乗りになって掌底を連打。そして、背後からスリーパーホールドを極め、ライガーの体力を削り取る。
しかしライガーは、掌底、浴びせ蹴り、串刺し掌底で巻き返し、垂直落下式ブレーンバスターで追撃。そして、パワーボムの体勢に入るも、鈴木が脱出し、ゴッチ式パイルドライバーで完勝した。
試合後、鈴木がライガーを引き起こし、鈴木軍のTシャツを手渡す。そして、共闘を呼びかけるような仕草を見せたものの、突然、トーキックで騙まし討ち。そして、ライガーを場外へ蹴落とし、舌を出しながら「バーカ!」と叫んで挑発する。
激怒したライガーはマイクを掴み、「オイ!! 鈴木!! オイ!! 俺はタイガーマスクと組んで、IWGP Jr.のタッグに挑戦するって言ってたけども、それプラス、オマエにつきまとって、必ずオマエの首をかき切ってやるからな! いつまでも、この新日本のリングで、デカいツラできると思うなよ!」と叫んだ。
鈴木「あ〜面白かった! バーカ!10年前の今日、何があったか知ってるか? 知らねぇのかよ?! 10年前の11月30日に横浜で何があった?」
——パンクラスで鈴木選手とライガー選手のシングルマッチです。
鈴木「10年前の12月23日何があったか知ってるか? 知らねぇのかよ? 知らねぇのかよ? そりゃそうだ! 俺がカラオケで“風になれ”で97点出した日なんだよ!! バカー!(Tシャツが)汚れちゃったじゃねぇかよ。オイ! あんなクソ弱ぇヤツ、鈴木軍なんか触るんじゃねぇよ! 火傷どころじゃねぇぞ。汚ぇヤツ、違うな? 弱ぇヤツ、俺に触るんじゃねぇよ。楽しかったろう? な?」
——その横浜の試合でかわされたあびせ蹴りが、今日は当たったなとか、そのようなことは?
鈴木「そうやって書けよ。よかったじゃねぇかよ。100発ぐらい振り回しゃあ、1発ぐらいカスるぐらいは出来んじゃねぇか? なにセンチメンタルになってるんだよ? バカじゃねぇの?! 俺は今日を生きてるんだよ。昨日じゃねぇんだよ、10年前じゃねぇんだよ。俺は今を生きてるんだ。今の俺とアイツとの差だ。それ以下もそれ以上もあるかバーカ!カラオケつながりでもう1つ。(永田選手の入場曲が流れる)俺この歌嫌いなんだよ。パイレーツオブカリビアン好きだったけどな、こんなところで使われるの聞いてから、嫌いになったんだ。大嫌いだ。この世からなくなればいいんだ、こんな歌。消えてなくなれ! 俺の鼓膜にウジがわいちゃうじゃねぇか! オマエらの耳からほら! ほら! 毛虫出てきてるぞ! オマエらの耳からも。ついでにコイツの穴という穴を全部塞いでやる。東京ドーム、なんでオマエが俺と組まれたか知ってるか? 永田? なんで俺と試合させてもらえるか知ってるか? 俺を東京ドームで紹介するのにていのいい相手だ。見りゃわかんだろ? あんなクソなヤツ、踏み台にもならねぇけど、紹介文くらいになんだろ? 言っとくがな、東京ドーム1日はオマエのこと見てやる。ガッチリ、オマエのことだけ見てやる。跡形もなく粉砕してやる。けど、それ以外は、俺はオマエなんて見ちゃいねぇんだよ。オマエがな、いるその向こう側見てるんだよ。とりあえず、俺の行く道にはよ、ゴミがあるみてぇだからな、そのゴミどかさねぇとな。先進めねぇからな。俺の歩くこの先に何待ってるかな? “カネの雨”でも待ってるかなぁ〜?!」
ライガー「負けたたぁあああ! 負けたよ! だからなんだって言うんだ! 負けたら、あきらめんのかよ! レスラーは、負けても、負けても、負けても、勝つまでやるんだよ、勝つまで!! 俺は、ファンの前で誓ったんだ。必ず、鈴木みのるの首を獲るまでアイツに付きまとうよ。ライガーは今日から、鈴木みのるのストーカーだ。タイガーとIWGPジュニアタッグというのもあるけど、それプラス、俺個人で、俺の魂で、鈴木みのるを追いかけてやるよ。負けたよ! だから、なんだ! 次は勝ったぞおお! とおたけび、あげてやるよ」