毎年恒例の1・5後楽園ホール大会『NEW YEAR DASH !!』。前日に開催された1月4日・東京ドーム大会の追撃戦として、全7試合がラインナップされた。
第1試合は、ライガー組vsオライリー組の6人タッグマッチ。
ライガー対リコシェで試合がスタート。ライガーがショルダータックルで先制するも、リコシェはすぐにヘッドスプリングで立ち上がる。そして、サマーソルトでライガーを幻惑すると、コーナーを利用した619、スワンダイブフライングフォーアーム、ノータッチトルニージョでライガーに追撃。大コールを浴びた。
ここからライガーが孤立し、トレイン攻撃からオライリー&リコシェが合体ブレーンバスター、フィンレーが低空ランニングエルボースマッシュ。だが、ライガーは風車式バックブリーカーでオライリーに逆襲。
タイガー対オライリーとなり、タイガーがコーナー最上段からフライングボディアタック。さらに、自分を羽交い絞めにしたフィンレーをカンガルーキックで吹き飛ばし、回転十字固めでオライリーを押さえ込む。するとオライリーは、タイガーを転倒させてアキレス腱固めを極める。しかし、タイガーがタイガードライバーで挽回した。
ヘナーレ対フィンレーの場面。ヘナーレがジャンピングショルダータックルから逆エビ固め。すると、ライガーがロメロスペシャルでリコシェ、タイガーが卍固めでオライリーを分断する。
その後、ヘナーレがロープへ走るも、リコシェがカウンタートラースキックで迎撃。さらに、オライリーがカカト落とし、フィンレー&リコシェが合体リバースプリンスズスロウンで追撃。そして最後は、フィンレーのカミカゼからリコシェがファイヤーバードスプラッシュを食らわせ、ヘナーレを沈めた。
オライリー「たった今、新日本プロレスは、正式にドリームチームを目の当たりにした。デビット・フィンレー、リコシェ、カイル・オライリーという3人タッグだ!」
リコシェ「オライリーの激アツな試合を見たか?フィンレーも最高だった。シューティングスターも見たか?」
フィンレー「オライリー、ブチかましてたな!俺が、リコシェとオライリーをしっかりバックアップしたんだ。最高のチームワークだ!(※と言って、腕に巻いていたテーピングを床に投げる)」
リコシェ「(※カメラに向かって)おぉ、悪かった。代わりに謝るよ」
オライリー「以上だ。質問は受け付けない」
※3人はコメントブースを後にしたが、フィンレーが戻ってきて、カメラに向かって再度テーピングを投げつける。
リコシェ「(※日本語で)オォ……スイマセン……」
※リコシェが代わりに謝り、コメントブースを後にした。
タイガー「2017年始まって、昨日、東京ドーム、そして今日は後楽園。ほんとに去年に引き続いて、お客さんがこれだけ来てくれてほんとにありがたいし、やりがいもあるしね。ほんとに新日本のファンに感謝します。まあ、僕は個人的にですけど、ノートンが何年ぶりなんですか?」
――新日本には10年ぶりになります。
タイガー「ですよね。僕が新日本に来た頃にノートンとよく当たってたんですよね、地方で。ノートンが僕とやるのが楽しみだって、よく言ってくれてて。僕はたまったものじゃないですけど(苦笑)、でも、そういうノートンも元気で(日本に)来てくれて、レジェンドですけども、そういう方々と、小林(邦昭)さんと絡めたのも、僕自身の夢がかなったというか。小林さんはどうかわからないですけど。小林さんは一線を引いてますけど、僕自身はできてうれしい。マスクを取られそうになって、お客さんがわくっていう、微妙なあれでしたけど……。ほんとに(今日の)試合では負けてしまいましたけど、いいスタートを切れたなと思いますんで、今年1年、ケガをせずに乗り切って。僕個人的にもいろいろ考えてることがあるんで、それを徐々に出しつつ、僕のタイガーマスクとしての試合をしっかりとお客さんに見せていきたいと思います。ありがとうございました」
ヘナーレ「(※インタビュースペースのイスに座り込むなり、のどを押さえて『ウハーッ』とえずく)スイマセン。キョーノシアイ、センパイとの試合では毎日、100%の力を出している。だけど今日は少し違った。負けてしまったけど、次の試合で、必ずや次の試合で、今日の借りは返す。今日の試合はほんとに厳しかった。だけど次の試合では、次の試合ではこうはいかないから。アリガトゴザイマシタ」
※ライガーはノーコメント