NJPW 40th anniversary Tour Road to TOKYO DOME

日時: 2012年12月6日(木) 17:30開場　18:30開始
会場: 新潟・サンビレッジしばた
観衆: 1,050人（超満員札止め）

第1試合 10分1本勝負

田中翔

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小松洋平

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　11月15日にデビューした田中、11月19日にデビューした小松のシングル対戦。共にこれがデビュー2戦目となる。
　
　田中が脚を取ってテイクダウンを奪うも、小松が抵抗してブレイクに持ち込む。すると田中は、腕を取って絞るが、小松が切り返して腕を取り返す。
　その後、田中がヘッドロックを極めるも、小松がすり抜けてフライングメイヤー。そして、ハンマーロックで反撃すると、反対にヘッドロックで絞り上げる。
　だが、田中が振り切ってロープに送り、ショルダータックルで逆襲。そこから両者は激しくチョップを打ち合い、競り勝った田中がアームホイップ、ストンピング、エルボー、串刺しバックエルボー、ボディスラム、ジャンピングエルボードロップ2連発に繋ぐ。
　苦しくなった小松は、チョップとエルボーでやり返し、ショートレンジドロップキックで逆転。さらに、エルボー連打、ランニングエルボー、ボディスラムと畳み掛けると、逆エビ固めでフィニッシュを狙う。しかし、田中は辛うじてロープエスケープ。
　そして田中は、ハンマーブロー連射で小松をひざまずかせ、ボディスラムから逆エビ固めをお返し。腰を落として絞り上げるが、今度は小松がロープへ逃れる。
　残り試合時間1分になると、両者はエルボー合戦を展開。そこから小松がボディスラムで投げるが、フォールを返した田中が同じ技で反撃。そして、再び逆エビ固めを極めるも、時間切れ引き分けとなった。

COMMENT

田中「今日やった小松、一番負けたくない相手です。クソ。アイツと練習の時からずっと比べられてて、その恨みや嫉妬は、普段は出さないようにしてて、リングの上で思いっきり出してやろうと思ってたんですけど、やっぱりまだアイツの方が、自分がまだまだ比べられる分も、仕方ないと思います。秋田のイベントで渡辺高章さんと試合組まれてるんですけど、自分のデビュー戦が、あの人の初勝利で、気に食わないんで、ホントに。マジ気に食わねぇ！だから秋田のイベントで、俺の初勝利はアイツから奪います。ありがとうございました」

小松「今日、デビューして初めて、同期の田中と試合組んでもらって、初めて一騎打ちして、正直100%勝てると思ってた。練習生の頃からアイツとずっと、基礎体力、プロレスの技術、全部教わり、僕が頭一つ抜けてると自分でも思ってたし。でも、今日やってみて、それは僕のただの思い違いで、『アイツも凄く成長していってるんだな』って。見下すわけじゃないですけど、『これからもどんどんやっていきたい同期だな』って、『お互い切磋琢磨していきたい同期だな』って思いました。やってて凄く楽しかったし、またやりたいし、勝つまでずっとこれからも、10年後も20年後も、やっていきたいと思える選手でした。ありがとうございました」