NJPW 40th anniversary Tour WORLD TAG LEAGUE 2012

日時: 2012年12月2日(日) 15:00開場　16:00開始
会場: 愛知・愛知県体育館
観衆: 8,500（超満員）

第7試合 30分1本勝負

石井智宏
柴田勝頼

中邑真輔
桜庭和志

境界線

09分20秒　サクラバロック

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　1月4日東京ドームのIWGPインターコンチネンタル戦を控え、王者・中邑と挑戦者・桜庭が前哨戦で対決。
　
　先発したのは石井と柴田。柴田のタックルを石井が切り、コーナーに追い込んで逆水平チョップ。これに柴田が張り手で報復し、激しい張り手合戦が勃発。さらに、エルボー合戦へ発展し、柴田が連打で押し込む。だが、石井はなおも前進。その後、両者は手四つの体勢で互いの両腕を固めたまま、ノーガードでヘッドバットを打ち合った。
　中邑対柴田の場面。両者がグラウンドで激しいポジションの取り合いを展開。そこから桜庭が、片脚タックルと足払いで中邑を倒すが、それ以上は攻められず。その後、桜庭がハイキックでけん制し、両者は組み合ったまま青コーナーへもつれ込んだ。
　石井対桜庭の場面。石井が逆水平チョップを連射すると、桜庭が掌底の乱れ撃ちとキックで押し返す。ここでタッチを受けた柴田は、コーナーに倒れ掛かった石井に、キックと逆水平チョップを連射。すると、石井が立ち上がり、逆水平チョップとエルボーで対抗。
　さらに両者は、張り手を1発ずつ打ち合う。その直後、柴田がヘッドロックを極めると、間髪入れずに石井がバックドロップで叩きつける。しかし、すぐに立ち上がった柴田が、バックドロップをお返しした。
　石井対桜庭の場面。桜庭が掌底を連打すると、石井がエルボー連打で対抗。さらに、左右のエルボー連打で押し込み、串刺しラリアットに繋げる。そして、石井が桜庭をコーナー最上段に押し上げると、ガラ空きのボディに中邑がランニングニーアタックをお見舞い。
　すると桜庭は、下からの三角絞めで石井に逆襲。しかし石井は、その体勢から桜庭を強引に持ち上げ、技を振り解く。ここで中邑が桜庭にボマイェを発射するが、柴田が飛び込んでフロントハイキックで迎撃。その柴田に石井がラリアットを叩き込むが、桜庭が背後から近づいてスリーパーホールドで捕獲。しかし、石井が前方に投げ捨てて脱出し、場内が大「石井」コールに包まれる。
　さらに石井はラリアットを狙うが、桜庭が回避して飛行機投げから腕ひしぎ逆十字固め。それでも石井は上体を起こして逃れるが、桜庭がサクラバロックへ移行し、ギブアップを奪った。
　
　試合後、中邑と柴田が乱闘を開始。すると、そこに真壁が乱入し、柴田と番外戦を展開。一旦はセコンドが引き離したものの、真壁が「オイ、豆柴!! いまやってやるから来いよ!!」とマイクで挑発し、再び乱闘が勃発。それをセコンドたちが必死で引き離した。

COMMENT

——桜庭選手。初めて、クネクネと触れてみていかがでした？
桜庭「あ、クネクネとか言ってる割には、レスリング技術がシッカリしてたんで、1月4日が決まってるんで、そこでシングルなので1対1で、いい試合ができればと思います。あとは石井選手でしたっけ？　石井選手もけっこう身長はそんなにないけど、横幅があって、ドーンとしててよかった感じがしました」
——過去の試合と比べて、石井選手、中邑選手相手は、違う感触があった？
桜庭「やっぱり、格闘技とかプロレスとか、そういう醍醐味は、ボクらは身体が大きくないんで。小さい選手が大きな選手を倒すのをできればいいなって。そこは2人でけっこう言ってるんですけど」
——柴田選手は？
柴田「ま、おもしろかったんじゃないすか？　（相手の）気持ちが出てて。やっぱ体重が重いんで。いいんじゃないすか？　軽いヤツとやっても」
——試合後は、真壁選手が乱入しましたが？
柴田「乱入の間が悪い。間が悪いでしょ？　思ったでしょ？（笑）。こっちがまだ相手とやってるときに……。もっと空気を読みなさいと。いいよ、いつでもいいんだけど。もう1.4でやるって決まってるんだから」
——マイクでも挑発されていますが。
柴田「まぁ、でも、そういう感じで。彼の、ゴリラちゃんのやり方で。いいんじゃないすか？　以上！」
——最後に一言、桜庭選手は中邑選手に握手を求めましたけど？
柴田「だから、（真壁の）間が悪いから、潰されちゃったじゃん？　間が悪い！」
　
中邑「なんかした？アイツ、なんかやったか？物足りねぇな！いきりだったヤツもいるな？俺も、早く、もっと！触らしてくれよ！」

※石井はノーコメント

真壁「ドームだぁ?! 待てるかよコノヤロー！」